「もののけ姫」を劇場で観た感想・レビュー(ネタばれ有り)

もののけ姫もののけ姫
★★★★
監督・脚本 宮崎駿
製作 鈴木敏夫
制作会社 スタジオジブリ
配給 東宝
上映時間 133分

こんにちは、しんじです。

今回は「風の谷のナウシカ」に続いて「もののけ姫」も映画館で観てきましたので、その感想を書きます。

(劇場:ユナイテッド・シネマ としまえん

風の谷のナウシカ」から14年が経ち、すでにトップクラフトから「スタジオジブリ」へとなった制作会社。

僕の中でこの「もののけ姫」は宮崎駿、スタジオジブリの集大成なのだと思っています。

そしてある意味この作品以降はパワーダウンしていったのではないかと思います。

いいや、「千と千尋の神隠し」があるじゃないか。

そういう方も多いと思います。

ですが、なぜか僕の中では風の谷のナウシカ」のテーマを辿る作品は「もののけ姫」以降の映画からは感じることもできず、ジブリには興味すらなくなってしまいました。

僕のスタジオジブリの中で一番好きな映画は「風の谷のナウシカ」と「もののけ姫」です

舞台は自然豊かな日本。
神々が獣の姿として宿り、生きとし生けるものの調和を守ってきていた。
そこに踏み込む人間。
神聖なる山々を自分勝手な都合で荒らし汚す。
そして調和を無視した殺しをすることで、調和を守り、その調和により力を保ってきた神々や獣たちは徐々に力を失い始めていた。

そんな世界観が何とも大好きです

日本の萬神。

その考え方は僕たち日本人の根幹にあるものだから、映画に共感するものが凄くあります

そして作画に関してもCGという技術も調度良く取り込んでいます。

風の谷のナウシカ」と同じように色彩豊かな魅力ある味わいのあるセル画により細かく鮮明なリアルさと動きをCGを取り入れることで可能にしています。

ナウシカもそうであるように宮崎駿さんの主人公はとにかくアグレッシブに動き回ります。

今回のアシタカも素晴らしい動きです。

しかしなぜDVDやTV放映で何度も見ているはずなのに、映画館で観ると改めてストーリーを知るのでしょうね。

僕は今までアシタカの弓が凄い威力であるのは、単にそういうものだと思って観ていました。

でもあれは右腕に宿るタタリ神の呪いの力だったのですね。

時々見せるスーパーパワーもそうだったんですね。

今さらそれに気づきました

そしてアシタカとサンの最初の出会いが本当に素晴らしいですね。

モロの傷から毒された血を吸いとり吐き出すサン。

口元が血で真っ赤になり目は鋭く力強い。

アシタカへ「去れ!」の一言。

すごいインパクトを残す場面ですよね。

改めて感動してしまった。

そして最も好きな場面

この一連のやり取りが好きな人は多いのではないでしょうか?

アシタカとモロのやりとり。

うめき声ひとつでもあげれば頭をかみ砕いたものを。

という衝撃的なセリフから美輪明宏さんの凄まじく神々しいセリフが続いていきます。

アシタカがサンを「人の子」といい「巻き込むな」と主張。

それに対して「人間らしい自分勝手な物言い」といいながら声を荒げて

「だまれ、小僧っ!」と一喝。

もう鳥肌たつくらいにモロにを吹き込む美輪明宏さんに脱帽ですね。

この場面を映画館で観れただけで、只々うれしい

この映画を映画館で観たことで僕が一番感じたのは、力強さです。

この映画の中に存在する凄い力強さ。

これはDVDでは感じられないものなのだと思いました。

「ヤックルに乗り山を駆けるアシタカ」の場面を観るだけで伝わってくる力強さを感じます。

やっぱり映画としてつくられたアニメ映画はこうでなければならないと思います。

最近のアニメは新シーズンが始まる時に先行して劇場で観ることができますよね。

すごくうれしいのですが、あれは映画としては観るアニメとは別のように感じます。(例えば・・・

また劇場版といいながらもTVアニメ以上のものを感じることができないアニメもあります。

人気アニメを劇場で公開するときには是非とも劇場版でしか見られないような力強さを感じる作品にしてほしいと願います。

そういう意味でこの「もののけ姫」からは劇場版であるがためが宿っている気がしました。

ただ・・・やはり僕は声優に関しては「?」を付けたくなるような部分があります。

俳優さんは確かに下手ではないです。

アニメを通して演技をしています。

しかしそのアニメのキャラに命を吹き込めていない方もちらほらいます。

これは演技が上手い下手の要素だけではないのかもしれない。

アニメ特有のタメとかアクセントとかあるのかもしれない。

それによってキャラクターがをしているのかしていないのかを感じてしまうのです。

アシタカの松田洋治さんは素晴らしい。

セリフの後のアシタカのを感じることができます。

中には酷評を付けるサンの石田ゆり子さん。

僕はサンの息遣いを感じることができました

すごく素晴らしいと思いました。

残念だったのは、ジコ坊の小林薫さんです

小林薫さんは好きな俳優さんで、このアニメでもしっかりと演技をしているのですが、セリフのないところで演技をしているとは到底思えなかった

ジコ坊からはジコ坊の息遣いをまったく感じることができないのです。

もっとセリフがないところでもキャラがをしている演技をしてほしいです。

あとエボシ御前の田中裕子さん。

普通のセリフのエボシ御前の演技は凄く良いのに、「撃て!」とかそういう覇気をこめる場面が残念でした。

でも、こういう細かい演技に関してはおそらく宮崎駿さんチェックを経てOKテイクになっているのでしょうから、これも含めて宮崎駿、スタジオジブリ作品なのかなぁ?

上映時間に関しては劇場版としては少し長すぎのように感じました。

僕はこの映画が大好きなのですが、さすがに後半は眠気が襲うことがありました。

ちょっと昼間に勉強疲れがあったので仕方がなかったのですが、それにしても「133分」は長すぎですね。

せめて「110分」くらいにしても良かったのではと思います。

ストーリーに関しては実はこの「もののけ姫」も「風の谷のナウシカ」同様に、何も解決していないのですよね。

アシタカの個人的な目的はしっかりとコンプリートしているのですが、「山々の神と獣」VS「人間」はこの先も続いていきます。

ちょっと短絡的ですが、宮崎駿さんはこの作品に関しても一番描きたかったのは「人間の愚かしさ」なのかなと思いました。

自分勝手な人間

地球は人間のものでは無いのに、人間は自分勝手な都合をいつも自然に押し付けてきます。

そして勝手に踏みにじり、勝手に争い、そして最後には全てを無くしてしまう。

いろいろとこの作品には宮崎駿さんの思いが込められているらしいですが、それは宮崎駿さんのコメントを読む前に自分自身で感じることが、宮崎駿さんの願いかもしれませんね。

僕はこの映画のラストからは「自然の慈悲」というものを感じました。

シシ神が全てを無に帰しても、最後にを与える自然の慈悲です。
>それまでも踏みにじることをしてはいけないよ。

そんな事のように感じます。

映画の迫力、久石譲、米良美一さんの透き通る歌など映画館の映像・音響で楽しめるチャンスです

ぜひ、映画館に行ってみてはいかがでしょう?

特別料金1100円でお得です。

お勧めですよ。

ユナイテッド・シネマ としまえんHP

そうそう、コダマがなぜか呪怨のトシオ君にみえてしまっておかしかった

うわっ、たくさんのトシオがいる

僕の映画感想、他のタイトルもどうぞ☕
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「風の谷のナウシカ」を劇場で観た感想・レビュー(ネタばれ有り)

風の谷のナウシカ風の谷のナウシカ
★★★★★
監督・脚本・原作 宮崎駿
製作 高畑勲
製作会社 徳間書店・博報堂
制作会社 トップクラフト
配給 東映洋画
上映時間 116分

こんにちは、しんじです。

今回は日本を代表するアニメと言っても良い「風の谷のナウシカ」の感想を書きます。

実は現在、映画館はとっても微妙な上映状況です。

おそらくコロナ禍の為、新作映画があまり上映されていません。

そんな中、各映画館で宮崎駿・ジブリ作品を映画館で上映しています。

「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」の4タイトルです。

今日はとしまえんのユナイテッド・シネマで「風の谷のナウシカ」を観てきました。

実は僕はこの映画をしっかり観るのは2回目なんです。

その為、映画館では新作を観る感覚で観ることができました。PukuPukuMarine

🛬感想

今回、この「風の谷のナウシカ」を映画館で観て、「やっぱり映画館でみるのは良いものだ」と感じました。

まずはワクワク感が全然違う。

スクリーンにタイトルや文字が映し出されると微妙に揺れるんです。

わかります?

この揺れた感じが、とにかく「映画だ!!」っていうワクワク感をかもし出すんです

そしてナウシカの動き一つ一つが大きな画面で映し出され、その動き一つ一つに感心と感動を感じてしまいます。

スクリーンで観るナウシカにはみたいなものを感じるのです。

もともとそんなにジブリ作品をみるほうではありませんが、宮崎駿さんが作り出す女性キャラはとても大好きです。

健気で真っすぐな女の子がとても大好きです。

このナウシカも可愛い・美しい・健気・強いの4拍子がそろっています。

この「風の谷のナウシカ」には宮崎駿さんの世界観、人生観みたいなものが詰め込まれているようです。

後年の宮崎さんは政治的な事にも発言なさっていて、平和主義者というか、軍事的なことをとにかく嫌っているところがありました。

(ちょっと平和主義者は違いますね。)

宮崎駿さんはおそらく地球上で人間が自分勝手なことをするのを嫌っていたのだと思います。

そういう考えが色濃くでているのがこの「風の谷のナウシカ」だと思います。

原作を全部読んでいないので映画で描かれていることだけで話を進めると、まずは巨神兵のビームとその破壊の後に広がる腐海の地は、核兵器と放射能汚染を連想してしまいます。

映画の中では2大国が争い、それぞれの主張をもとに争いをするわけです。

そこに巻き込まれる形なのが「風の谷」

公開当時ならば2大国というのは米ソですよね。

そして2大国の争いに巻き込まれていくのは朝鮮だったりベトナムだったり・・・(代理戦争といわれています。)

時代が変わろうとおそらくこの構図は普遍的なのかもしれません。

人間の自分勝手な行動に怒りを覚えるのは地球でしょう。

それがオウムだったりするのでしょうね。

ただ、この映画のストーリーではナウシカは自己犠牲の上でオウムの怒りを収めて、復活の奇跡までみせるのですが、映画が終わってからふと思い返すと、「何も解決していないのでは?」と気が付きます。

そうなのです。

ナウシカは奇跡を見せたのですが、2大国の争い自体は継続しているのです。

これって絶対に続編を作るべきだと思います。

でも、宮崎駿さんは作る気がなかったみたいですね。

でも、作ってくれないかなぁ・・・

もちろん、ナウシカの声は島本須美さんで!

改めて僕なんかが言う事でもないですが、とにかく観賞中はその作画の素晴らしさに心を奪われました。

色彩感覚、壮大さ、そして絶えずアグレッシブである。

僕個人としてはディズニーより上だと思います。

確かに技術的にはディズニーは素晴らしいですが、出来上がったアニメのどちらに魅力があるかと言われれば、断然に「風の谷のナウシカ」のほうが魅力的ですね。(ディズニーファンの方ごめんなさいね🙇)

ちょっと比較対象がぼやけている感想ですが、それほど映画館でみた作画は素晴らしいものでした。

ただ、先に女性キャラが好きだといった反面、実は男性キャラはあまり好きではありません。

いや、見飽きてしまったのかもしれません。

宮崎駿さんのどの作品にも登場するキャラがいるでしょ。

この作品で言うと「クロトワ」とかね。

まだ映画館でジブリ作品を観ることができます。

しかも特別料金1100円です。

いまの映画館は音響が昔の映画館と比較にならないほど素晴らしいですので、映画館で観ることを強くお勧めしますよ。
ユナイテッド・シネマ としまえんHP

そうそう、今回観賞中、ナウシカってノーパン少女だと思っていました。

「へー、お尻まるだしなんだ、ナウシカって。」

パンツという概念がない世界なのかと思い込んでいました。

途中でズボンをはいていることに気が付いて気恥ずかしくなりました 🙈

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「らせん」の感想・レビュー(ネタばれ有り)

らせん

らせん
★★★★★
監督・脚本 飯田 譲治
配給 東宝
DVD ポニーキャニオン
上映時間 97分

こんにちは、しんじです

今回は世の中に強いセンセーショナル起こし、Jホラーというジャンルを確立した名作「リング」の続編である「らせん」の感想とともに、こちらが本当の「正当続編」であるということを世に知らしめたく記事を書きました。

なぜ「正当続編」なんて言いたくなるかというと、「貞子」さえだしておけば内容はクソだろうが、「リング」の関連作品、または続編扱いにしてしまう嘆かわしい事態になっているからです。

ふ・ざ・け・る・な!F〇〇K!

ふぅ・・・ふぅ・・・ということで・・・

こちらの「らせん」は、実は「リング」と同時上映されています。

つまり公開当時は小説「リング」にのっとって「リング」「らせん」の2作品を観客に提供してくれていたのです。

こんないい話ないですよね。

当然、僕も映画館で観ましたよ。

(「リング」をみた経緯は過去の「リング」レビューを観てくださいね。)

ところが、「リング」の内容が観客の予想をはるかに上回り、マジでヤバイ映画になっていました。

当然、「リング」のエンドクレジットが終わると、観客はすごいざわめいていたのです。

「カイジ」の「ざわざわ」をリアルで体験できた唯一の瞬間でしたよ。

らせん

そのあとに、この「らせん」が続けて公開されたのです。

ところが、先の「リング」で観客の恐怖ハードルがあまりにも高くなってしまった為、この「らせん」の怖さがスッカスカに感じてしまったのです。

これは本当に不幸なことです

僕も「らせん」は強烈な恐怖描写がない事へ不満を持ってしまったひとりです

そしてしばらくして映画界は「らせん」をまるで無かったようにして「リング2」を制作し、こちらを続編にしたてあげたのです。

そこから不幸が始まり、「貞子」やら「貞子vs伽椰子」などというクソ映画までできてしまったのです。

らせん

改めて

不幸な傑作「らせん」の感想を書きます。PukuPukuMarine

あらすじ 感想

あらすじ

安藤満男(佐藤浩市)は今日も自分の手首を切ることができなかった。

このメスを横に引けば、最愛の子を亡くした悲しみ、罪の意識から解放され、息子のもとへ行けるのに・・・

安藤のもとに検視遺体が運ばれてきた。

遺体は医学生時代にともに過ごした「高山竜司(真田広之)」だった。

安藤さん、変なものが出てきました。

助手が胃の内容物から紙の切れ端をみつけた。

それにはランダムに書かれた英数字が書かれていた。

らせん

安藤は「高山」とも知り合いだったことから警察から聴取を受けた。

その時に高山竜司の恋人である「高野舞(中谷美紀)」を知ることになる。

らせん

そして高野舞から死ぬ直前まで元妻「浅川玲子」とともにビデオについて調べていたと聞く。高野舞がビデオには呪いがある。

そして「浅川玲子」も子供「浅川陽一」もそのビデオ観ていた。

きっと高山さんも・・・

舞がそのようなことを口にすると、安藤は一蹴した。

高山の死因は動脈にできた腫瘍が原因の「心筋梗塞」だ!

高山さんは言ってました。

俺は自分のDNAをこの世に残したことを後悔している。

子供の存在を否定する親なんかこの世にはいない!

子供亡くした安藤は感情的に応えた。

いつもの憂いた日々に戻る安藤に警察から連絡がきた。

浅川玲子・陽一が交通事故で死亡した。

らせん

安藤のもとに呪いのビデオが届いたのは間もなくのことだった。

それは「浅川玲子」の同僚記者で彼女の調査に協力していた吉野(松重豊)からだった。

らせん

彼は浅川玲子の取材メモとともに、この怪奇な出来事を引き続き取材するつもりだった。

そして高野はビデオを置いていった。

安藤は全てのことに高山の意図を感じ始めた。

そして学生時代の高山が好んで行っていた暗号解読を思いながら、胃の中からでてきた乱数字の暗号を読み取る。

らせん

そこに書かれていた暗号は「PRESENT」という文字だった。

7日後に死ぬ。

」というキーワードに安藤はビデオを再生する。

全て見終わった。

その直後、幻か現実か妖艶な美女が安藤の身体に絡みつくように現れた。

安藤はこのビデオは本物と確信した。

高野舞にビデオの事を告げる安藤。

そして安藤はこういった。

高野は、俺にこう言いたいんだ。呪いのビデオを残らずに処分しろ。

だが高野舞は否定した。

先生(高山)はそんなことは言わない人。きっと先生には死の直前にこれから起きる何かが見えたのだわ・・・

死を望みながら、死を受け入れられない安藤。

日がたつごとに抑えられない焦りがでる。

高野舞は、抱えきれないほどの悲しみと恐れを抱く安藤の心を察知した。

そして、そんな悲しみをもつ安藤に自分の身をささげることで、安藤にひと時の安らぎを与えた。

それはまるで何かに導かれるように・・・

らせん

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あらすじ 感想

感想

すっげー面白い映画ですよ。

冒頭でも書いた通り、この映画は上映のタイミングが悪かったのです

まずこの映画に過度のホラーを求めないようしてください。

そして「リング」とはひとつ切り離した形で、観ることをお勧めします。

この映画は「謎解きと人間の業」を表している映画なのです。

そして、近年のJホラーよりもはるかに怖いです。

とにかくクオリティーが高いホラー映画なのは間違いないです。

僕は映画館で一番怖かったのがコレ!

「安藤、その井戸って一部が欠けた井戸じゃないか?」

らせん

ビデオは見ていない安藤の同僚・宮下(鶴見慎吾)が言うのです。

彼が観たのは詳細がいろいろ書かれている浅川玲子の取材メモ。

そうなのです。

ビデオを観ていなくても、その事象が書かれた文章をみるだけで、体の中に「らせんウィルス」が作られていくのですよ。

らせん

これが凄く背中を寒くしました。

そして凄く素晴らしいのが、ラストにおける高山竜司の言葉の数々

全てが凄くいいんですよ。

とくにこの言葉。

「安藤、安息が訪れるのは・・・ずっと先なんだよ。」

凄く深いんですよ。

そして残酷

そしてこの時の真田広之と佐藤浩市の演技が凄いですよ。

一級品です!

らせん

2人の台詞、間、表情が凄いんですよ。

高野舞は幸せを手に入れたのか?

それとも利用されただけなのか?

そこも凄く気になります。

ひとつ高野舞の謎も解けましたよね。

なぜ、彼女が高山竜司を慕い、研究所に足を運んでいるのか。

今回の事で「リング」で違和感のある「高野舞」の存在価値がはっきりします。

しかし中谷美紀ってすごい美女ですよね。

今回改めてそう思いました。

まるでイラストに書かれた美少女のように透明感がヤバイですよね。

らせん

今回はこの映画を是非みなさんに観てほしいので、極力ネタバレを抑えて書きました。

本当はもっと語りたいのですが・・・

らせん

この映画を観た後に「リング0」を観るのもいいですよ。

リング」「らせん」「リング0(バースデイ)」は小説の3部作なので3作みても辻褄が合わないことはありません。

リング0(バースデイ)

この映画の内容は小説同様に幽霊や呪いのホラー要素からウィルス関連に内容が若干シフトしています。

そこが同時上映のときに受け入れられなかった理由です。

今、まさに新型コロナウィルスで皆さん気が滅入っているかもしれません。

ちょっとラストの高山竜司(真田広之)の言葉がリアルすぎて、ショッキングかもしれません。
>
人によっては今見るべき映画ではないので、そこだけは注意してくださいね。

邦画として最高のランクにある映画だと思います。

超お勧めしますよ!!

あらすじ 感想

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「マスカレード・ホテル」の感想・レビュー(注:辛辣レビュー)

マスカレード・ホテル

マスカレード・ホテル
💩
監督 鈴木雅之
脚本 岡田道尚
原作 「マスカレード・ホテル」東野圭吾
配給 東宝
DVD 東宝
上映時間 133分


このレビューは辛辣レビューです。
「マスカレード・ホテル」が良かったという感想の方は
自己責任でお読みください。
なお、苦情は申し受けいたしません。
あしからず。


こんにちは、しんじです。

観ようか・・・でもなぁ・・・

レビュー書いてるなら一度みてもいいんじゃない?

知人に言われまして観ました。

あらすじ 感想

🚽あらすじ

連続殺人が起きて、犯人の予告メッセージにしたがって、次の現場となるホテル・コルテシア東京に犯人を捕まえるために警察が潜入捜査はじめました。

フロント係にちょっとやんちゃな刑事・新田(木村拓哉)がつきました。

ホテルのフロント係山岸尚美(長澤まさみ)がフォローにつきました。

キムタク新田は犯人を捕まえる警察側、フロント山岸はお客様を第一に考えるホテル側の人間です。

プロとしてお互い時々衝突がありました。

捜査係とは別行動で動く元相棒・能勢(小日向文世)の助けもあって犯人の真の目的を探り当てました。

捜査係は無能刑事ばかりで犯人に踊らされます。

まるっきり潜入捜査の意味がありません。

単独でキムタク新田が犯人を捕まえました。

ホテルのプロ意識に敬服して去り際に一礼するキムタク新田。

後日、フロント山岸とキムタク新田はいい感じになるような予感

Fin

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あらすじ 感想

🚽感想

はい、予想通りのクソ💩でした

せっかく「舟を編む」で邦画もいいなと思っていたのに・・・

よく取りざたされるキムタクの演技うんぬんより、脚本が肥溜め級です🚽

監督も「TVドラマだけやってればいいんじゃね?レベル」です。

何だよ、この映画

もうスクショを貼るのも面倒なのでパッケージ写真で説明。

マスカレード・ホテル

出演者いっぱいですよね。

濱田岳、高嶋正宏、菜々緒、宇梶剛士など他にもいろいろいるけどね。

はい、次はこのエピソードです。
「濱田さん、出番ですよ🖐」

はい、次は高嶋さんなので、そちらでまっていてくださいね

こんな感じで順番待ちエピソードを長ったらしく見せられます。

その出演者たちが事件に絡むことはないのですよ。

これらはホテルマンのプロ意識と刑事の犯行を見分ける嗅覚を紹介するエピソード。

それってそのキャストでやる必要ある?

まさに豪華キャストでお送りする映画をうたいたいだけのまがい物です。

潜入捜査だというのに一番やんちゃなキムタク新田をフロント係にする必要あるのか?

キムタク新田も刑事というプロなのに、ホテルの規律が厳しいのにふてくされる

おまえは中学生か!?

両手をズボンに入れながら歩くのを注意されるってなんだよそれ(笑)

いちいちふてくされるんじゃねーよ

もうこの時点で何の説得力もなくなるんですよね

陳腐そのもの。

映画の方向性もコメディー調にしたいのか本格的なサスペンスにしたいのか中途半端。

その象徴的な人物が渡部篤郎の演技。

コメディー調にしたならその演技もありだろうけど、何なの?

何をイメージしてそのキャラクターにしてるのか意味不明??

生瀬勝久さんの無駄使いも許せないね。。

何?

感動させたいの?

あれでどうやって感動させようっていうの?。

後味の悪い哀れ感だけしかのこらないじゃんか。
何であのエピソードいれた?

事件もほんの一部の殺害様子をながすだけで、重要人物の写実がない。

その重要人物の名前を、捜査班やキムタクの会話から拾うしか手段がない。

誰が誰なのか全然わかりません!🤪

マスカレード・ホテル

キムタクと小日向さんが犯行の推理を長々セリフで説明👎してくれても、事件のイメージが頭に残っていないので、何が何だか・・・

🤪キムタクは何で犯人の真の目的が分かったのかもよくわからん。
🤪小日向さんはどうして未解決事件を特定できたのかもわからんチン。

最後の犯人との攻防にしても、ラスト近くで新たにキャストを追加して

「はい、勝地涼さん、お待たせしました。出番ですよ🖐」

場面、場面でキャスト追加するというぶつ切り映画。

これが悪い脚本の手本です。

すべてのキャストをしっかり本筋に絡めることができない無能な脚本

良い脚本ならそれぞれのエピソードが独立していても、最終的にまとまって見えるようになるものなんです。

1時間36分くらいのシーン
ここのセリフには笑わせてもらいましたよ😅

「俺たち刑事はやっても儲からないし、一番割に合わない仕事だ。だけどゴミ掃除のようにだれかがやらなきゃいけないんだ。俺たちは犯人を捕まえて市民を守るのが最大のサービスなんだ!」

おい、笑かしに来てるのか?

何なんだよ、この陳腐なセリフ。

とりあえず警察に謝れよ。

それに、キムタクの個人的な願い「犯行が行われるまで、ホテルには言わないでほしい。」

最初はフロント山岸も「お客様を危険に合わすわけにはいかない。」と言っていたのに、結局ホテル側には報告しなかった。

これって絶対にありえないだろうよ。

そしてこう言いやがるんだ!
「もし、お客様に何かがあった時には私はホテルを辞めます。」

続けて
俺も刑事を辞める。

俺はこのセリフを風柱の不死川実弥さんに聞かせたいね。
こういってくれるでしょう。

「勝手に死にさらせよ。」マスカレード・ホテル

犯人逮捕はキムタクが単独で捕まえて、他の連中は「警察だー」ってでっかい声で名乗り上げながら見当違いの奴を逮捕するでしょ。

ここで潜入捜査がまったく意味をなさなくなるお粗末すぎる展開!

これってこの映画の根本が崩れ去っているってわからないのかな??

そして一番最悪なのがクレジットタイトル前の場面🥶

マスカレード・ホテル

なんだよ。

あの仮面の場面。


美少女仮面ポワトリンか?マスカレード・ホテル

たしかに「マスカレード・ホテル」だし

「お客様はホテルに仮面をつけて楽しんでいる。」

ってセリフを長澤まさみちゃんが言いましたよ。

でも、それをやっちゃ~おしまいよ。マスカレード・ホテル

そこからの木村拓哉と長澤まさみの2ショットでこの先いい感じみたいなカットで終了。

マスカレード・ホテル

いらねーだろ!

キムタク演じる新田がホテルに一礼するところで終わりでいいんじゃないですか?!?

そこ見せたかったのか?

その2ショット見せたいがためにラストに、もうひと場面って・・・

クソ💩はトイレ🚽でしなさい

今回は考察もしたくないレベルだし評価するレベルでもないです。

最後に疑問なんだけど・・・

犯人が犯行を実施するホテルをわざわざ予告する必要がったのでしょうか?

だって捜査かく乱するなら違うホテルを予告現場にすればいいでしょ?

なぜわざわざ警察を呼び寄せる必要があるの?

愉快犯じゃないのに・・・

だれか教え・・・いや、別に知らなくてもいいか

あ~あ時間の無駄だった

あらすじ 感想
いつもありがとう他のレビュータイトルもどうぞ☕
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「舟を編む」の感想・レビュー(ネタばれあり)

船を編む舟を編む
★★★★
原作 「舟を編む」三浦しをん
監督 石井裕也
脚本 渡辺謙作
配給 松竹
DVD 松竹
上映時間 133分

こんにちは、しんじです。

久しぶりのブログになってしまいました。

ここのところアニメにはまっておりまして・・・

特に「たつき監督」の「ケムリクサ」にはまってしまい・・・

さて、今回は松田龍平君主演の「舟を編む」の感想を書きます。

実は、アニメにはまっているこの期間にアニメ版の「舟を編む」もしっかり観ておりました。

舟を編む

順序だてると

実写映画(1年前)→アニメ→実写映画(復習)

という感じで観賞しています。
PukuPukuMarine

あらすじ 感想

あらすじ

玄武書房-辞書編集部

編集者・荒木(小林薫)は定年を迎えようとしていた。

辞書監修を務める松本先生(加藤剛)は今手掛けている新たな辞書「大渡海」の行く末を憂慮していた。

辞書編集38年の荒木ほどの人材はどこを探してもいないと思っていたからだった。

それほど荒木への信頼は深いものだった。

舟を編む

定年後は病床の妻とともに時を過ごそうと考えている荒木。

そこで荒木は自分が抜けた後の「大渡海」を任せられる人選を始める。

荒木は部下の西岡(オダギリジョー)の情報から言語に精通する馬締光也まじめみつや(松田龍平)を知る。

オタクっぽい変人にしか見えない馬締を見て西岡からは「あれはダメでしょう。」という声があがる。

君、言語学を習っていたんだろ。『右』の定義を説明してくれないか?

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右・・・えっ・・と・・・西を向いたときに北にあたる方が・・・

とつぶやく馬締。

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馬締光也、辞書編集部へ異動

極端にコミュニケーション能力のない馬締はなかなか他人との意思疎通ができない。

自身がそのことについて深い悩みを抱えていた。

そんな彼の唯一無二の理解者は下宿先・大家の「タケ」さんだった。

相手の気持ちがわからないって??

 あたりまえじゃないか。

 だから言葉があるんだよ。

 好きな仕事を見つけたんだ。

 あとはず~っといくだけだよっ。

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そう言って笑うタケさんに馬締の心は軽くなった。

ある月夜、馬締の友達、野良猫「とらさん」を探しにベランダに出てみる。

そこで月明かりに猫を抱く「香具矢かぐや」に出会う。

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知らない人物、そして月夜に浮かぶ美女に腰を抜かす馬締。

香具矢はタケの孫娘だった。

それ以来、中学生のように「恋」だの「愛」だのを辞書で引く毎日。

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その様子に、編集部一チャラい西岡は気づく。

「好きなひとでもできたのか?」

「はい、実はそうなんです。」

素直に言ってしまう馬締。

ある日、香具矢と馬締は町を散歩がてら遊園地の観覧車に乗る。

彼氏との別離、自分の行く道を悩む香具矢はふとつぶやく。

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やっぱり・・・女で板前って変なのかな?

そんなことないです。私は好きです。あなたが作る料理が好きです。

即答する馬締。

その言葉に香具矢の心は、眼前の景色のように晴れやかになった。

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戦国武将じゃね~んだぞ。」

と西岡に突っ込まれながらも馬締は筆を使った「恋文」を香具矢へ手渡すことを決める。

ある日、玄武書房の方針から「大渡海」のプロジェクト中止の噂を西岡が聞きつける。

まぁ、時代が時代だからな。

と半ばあきらめ加減のチャラい西岡だった。

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じ、時代とか関係ないです!僕は大渡海をつくりたいです。

いつもと違い熱い想いを口にだす馬締に押し黙る西岡だった。

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だが、実は西岡の心の奥にも同じ熱い想いはあった。

後輩の馬締の想い、自分の本当の想いのままに局長(鶴見慎吾)へ談判しにいく。

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局長は一応の申し入れを聞き入れるが、交換条件として西岡へ宣伝部異動をふっかけてきたのだ。

どうあっても「大渡海」をつくりあげたいとう辞書編集部の想い。

自分自身の熱い想い

西岡はその条件を飲んだ。

それが条件だったんだ。おまえは降りれねぇだろ。大丈夫だ、おまえなら。

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そう言って立ち去る西岡の背中を馬締は見つめた。

12年後、香具矢と馬締は一緒に朝食をとる。

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いよいよ、「大渡海」も出版へと動き出すのだが・・・

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あらすじ 感想

感想

僕は邦画には結構辛辣なこと言うし、なかなかをつけることもないのだけど、この映画は迷わず4つ付けました。

タイトルも何となく古めかしいし、「辞書」なんて地味な題材なのですが、それとは裏腹に凄く面白いし良い映画です

先にも書いた通り実写映画とアニメを交互に観た形になったのですが、ここでひとつわかったことがあります

>『アニメでは出せないもの、実写にだけしか出せないものがある。』

そのことがよくわかる映画です。

それは空気です。

例えば職場の空気です。

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この何でもないオフィスの風景。

しかし僕は、あの仕事場独特の、「身がすくむような感覚」に襲われました。

この感覚はなかなかアニメでは感じないものです。

そして編集部のこの手狭な机上風景も実写ならではの空気を出しています。

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何よりも用例採集カードが敷き詰められた資料棚からのせ返るような紙の匂い。

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一枚一枚伝わってくる紙の感触

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これはもう実写映画の強みです。

この映画は編集部の話なのでこの紙の匂いは必須のものです。

これがアニメーションではだせず、映画にのみだせた空気です。

>この空気を感じさせるところがこの映画の素晴らしいところです。

そして辞書という馴染み深い書物を扱う映画なだけにリアリズムを感じます。

今回、この映画において誰よりも素晴らしかったのが「オダギリジョー」でした。

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ああ、いるいる、こういう人

凄くリアリティありました。

そして、彼はこういう役が凄くうまいです。

もう100点ですよ。

僕が一番好きな場面は西岡が馬締に対して憤る場面です。

飲み会の後、西岡が馬締に話をするのですが、馬締はコミュ障。

そこで西岡が何とも言えない憤った顔をして、

おまえ、俺を馬鹿にしてんだろ??

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この演技が抜群にうまいですよ。

『ああ、わかる』って思いました。

それとやはりあの場面はよかったですね。

「おまえ、熱いな。」

「どうして西岡さんなんですか?

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じゃ、おまえは降りれたのか?

この場面が凄く胸を熱くさせました

オダギリジョーがこんなに良い役者だったなんてと感嘆としました。

馬締の部屋で飲んだ時の場面も凄く良かった。

何か『青春だな』って感じです。

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荒木役の小林薫も良かったですね。

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内から湧き上がるあの渋い空気

小林薫は今一番旬ですよね

渋かっこいい!!

昭和の役者さんが持っていたような空気を身にまとっています。

私が大好きな「夏八木勲」さんのようなオーラをまとい始めてます。

ここまではもう満点のつの要素です。

ただこの映画主役の「馬締光也まじめみつや」という人物に特色をつけすぎた感じがあります。

これは松田龍平くんが悪いわけではなく、キャラクター設定でやりすぎた感があるのです。

先ほどからべた褒めしている空気感やリアリズムの中で馬締光也だけが、どうしようもなく浮いてしまっているのです。

あそこまでコミュ障にする必要はないのでは??

あまりにも極端にコミュ障の演技を松田龍平にやらせてしまっているため、変わっている人を通り越して半ば「あぶない人」になってしまっているのです。


あれはちょっとね・・・

そこはアニメ版のように不器用なひとくらいにしていた方がよかったです。

それと【12年後】

これは実写映画でもアニメ版でも同じです。

とにかく失速感が半端ないです

それまでは馬締と西岡の間の友情と「大渡海」への熱い想い最高潮の展開になっていたのに、沸騰したお湯にでっかい氷を落としたような失速感・・・

あれ?もう終わったのかな?』と思わせるような・・・

一旦そんな風に感じさせてしまったものだから、そこからの大事件がエピローグの一部に感じてしまい気持ちが入らなくなってしまいます

おそらく原作がそのとおりなのでしょうが、ここは実写映画にしてもアニメにしても改変すべきところだったと思います。

12年という年数を一気にまたがせるべきではなかったと思う。

それと12年後のオダギリジョーの髪形はダメじゃん!

あれじゃ、いつものオダギリジョー。

舟を編む

この長髪はないでしょ。

なんであんな風にするかなぁ~

あそこは分け目を付けた髪形とかにすべきだったと思うのだけどなぁ・・

まぁ、そんなマイナス要素はあったとしても、十分に僕の琴線にふれる良い映画でした。

なんか凄く青春を感じさせる映画でした。

何だかんだやっぱりオダギリジョーがよかったんですよね~。

地味なタイトルですが騙されたと思って観てください。

とっても良い邦画でしたよ。

お勧めです

あらすじ 感想

最後にひとつ紹介。

アニメ版「舟を編む」のEDが凄く良い曲です。

舟を編む
Leola

Leolaさんの「I&I」

https://www.youtube.com/watch?v=KdA_pxK83T0

Youtubeの公式動画で聞いてみてください。

私はiTunesでダウンロードして聞いています♪

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