風の谷のナウシカ
★★★★★
監督・脚本・原作 宮崎駿
製作 高畑勲
製作会社 徳間書店・博報堂
制作会社 トップクラフト
配給 東映洋画
上映時間 116分
こんにちは、しんじです。
今回は日本を代表するアニメと言っても良い「風の谷のナウシカ」の感想を書きます。
実は現在、映画館はとっても微妙な上映状況です。
おそらくコロナ禍の為、新作映画があまり上映されていません。
そんな中、各映画館で宮崎駿・ジブリ作品を映画館で上映しています。
「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」の4タイトルです。
今日はとしまえんのユナイテッド・シネマで「風の谷のナウシカ」を観てきました。
実は僕はこの映画をしっかり観るのは2回目なんです。
🛬感想
今回、この「風の谷のナウシカ」を映画館で観て、「やっぱり映画館でみるのは良いものだ」と感じました。
まずはワクワク感が全然違う。
スクリーンにタイトルや文字が映し出されると微妙に揺れるんです。
わかります?
この揺れた感じが、とにかく「映画だ!!」っていうワクワク感をかもし出すんです
そしてナウシカの動き一つ一つが大きな画面で映し出され、その動き一つ一つに感心と感動を感じてしまいます。
スクリーンで観るナウシカには「命」みたいなものを感じるのです。
もともとそんなにジブリ作品をみるほうではありませんが、宮崎駿さんが作り出す女性キャラはとても大好きです。
健気で真っすぐな女の子がとても大好きです。
このナウシカも可愛い・美しい・健気・強いの4拍子がそろっています。
この「風の谷のナウシカ」には宮崎駿さんの世界観、人生観みたいなものが詰め込まれているようです。
後年の宮崎さんは政治的な事にも発言なさっていて、平和主義者というか、軍事的なことをとにかく嫌っているところがありました。
(ちょっと平和主義者は違いますね。)
宮崎駿さんはおそらく地球上で人間が自分勝手なことをするのを嫌っていたのだと思います。
そういう考えが色濃くでているのがこの「風の谷のナウシカ」だと思います。
原作を全部読んでいないので映画で描かれていることだけで話を進めると、まずは巨神兵のビームとその破壊の後に広がる腐海の地は、核兵器と放射能汚染を連想してしまいます。
映画の中では2大国が争い、それぞれの主張をもとに争いをするわけです。
そこに巻き込まれる形なのが「風の谷」
公開当時ならば2大国というのは米ソですよね。
そして2大国の争いに巻き込まれていくのは朝鮮だったりベトナムだったり・・・(代理戦争といわれています。)
時代が変わろうとおそらくこの構図は普遍的なのかもしれません。
人間の自分勝手な行動に怒りを覚えるのは地球でしょう。
それがオウムだったりするのでしょうね。
ただ、この映画のストーリーではナウシカは自己犠牲の上でオウムの怒りを収めて、復活の奇跡までみせるのですが、映画が終わってからふと思い返すと、「何も解決していないのでは?」と気が付きます。
そうなのです。
ナウシカは奇跡を見せたのですが、2大国の争い自体は継続しているのです。
これって絶対に続編を作るべきだと思います。
でも、宮崎駿さんは作る気がなかったみたいですね。
でも、作ってくれないかなぁ・・・
もちろん、ナウシカの声は島本須美さんで!
改めて僕なんかが言う事でもないですが、とにかく観賞中はその作画の素晴らしさに心を奪われました。
色彩感覚、壮大さ、そして絶えずアグレッシブである。
僕個人としてはディズニーより上だと思います。
確かに技術的にはディズニーは素晴らしいですが、出来上がったアニメのどちらに魅力があるかと言われれば、断然に「風の谷のナウシカ」のほうが魅力的ですね。(ディズニーファンの方ごめんなさいね🙇)
ちょっと比較対象がぼやけている感想ですが、それほど映画館でみた作画は素晴らしいものでした。
ただ、先に女性キャラが好きだといった反面、実は男性キャラはあまり好きではありません。
いや、見飽きてしまったのかもしれません。
宮崎駿さんのどの作品にも登場するキャラがいるでしょ。
この作品で言うと「クロトワ」とかね。
まだ映画館でジブリ作品を観ることができます。
しかも特別料金1100円です。
いまの映画館は音響が昔の映画館と比較にならないほど素晴らしいですので、映画館で観ることを強くお勧めしますよ。
ユナイテッド・シネマ としまえんHP
そうそう、今回観賞中、ナウシカってノーパン少女だと思っていました。
「へー、お尻まるだしなんだ、ナウシカって。」
パンツという概念がない世界なのかと思い込んでいました。
途中でズボンをはいていることに気が付いて気恥ずかしくなりました 🙈
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