「アンチャーテッド」の感想・レビュー(ネタばれ少な目)


アンチャーテッド
★★★★
原作 ノーティードッグ「アンチャーテッドシリーズ」
監督 ルーベン・フライシャー
脚本 レイフ・リー・ジャドキンス
配給 ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
上映時間 116分

こんにちは、しんじです。
今回は『アンチャーテッド』の感想を書きます。 僕はゲームをやらないのでよく知らないのですが、この映画の原作は同名タイトルのゲームだそうです。
昔、ニコラス・ケイジ主演の「ナショナル・トレジャー」という映画を観たことあるので、そういう乗りで観てみました。

この「アンチャーテッド」主演のトム・ホランドは個人的にあまり魅力的な俳優とは思えないのですが、この映画ではどんな感じなのでしょうか?

そこに興味津々です。

PukuPukuMarine

あらすじ 感想

〇あらすじ

孤児院にいたドレイク兄弟は少年時代の泥棒が失敗し兄サムは弟に必ず「迎えに来る」と言いながら町を出ていった。

ネイサン(トム・ホランド)はその言葉を信じ十数年の時を過ごす。

青年になったネイサンの下にビクター(マーク・ウォールバーグ)が接触してくる。彼はトレジャーハンターでネイサンを相棒として誘う。

ビクターが兄のサムと組んでいたことを知ると、ネイサンは兄の手がかりを知るためにビクターと組むことを承諾する。

ビクターが狙うのは少年時代に兄サムとともに話をしていたフェルディナンド・マゼランの隠された黄金だ。

2人は衝突を繰り返しながら、同業者の妨害を潜り抜けお宝の手がかりを追う。

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あらすじ 感想

〇感想
トレジャーハンター映画ってなかなか『インディージョーンズ』を抜くことって難しそう。

どんなにアイデアを絞ろうとアクションを派手にしても『インディージョーンズ』から派生した冒険ものでやりつくされた感があるんです。

結局最後には「やっぱり『インディージョーンズ』だね。」という結論に行きついてしまうすごくハードルが高いジャンルの映画だと思う。
補正が働いてしまうという厄介な現象でもある。

さらにアクションにおいては「ミッションインポッシブル」を超えることも難しい。

これにおいては補正でも何でもなく今も発展中の「ミッションインポッシブル」のアクションは他のアクション映画の追随を許さないと思う。

そうやって削っていくと俳優がどれくらい魅力的であるかが重要になってくる。

その意味で女性目線ではトム・ホランドは可愛いのかもしれないですが、男目線だと少し線が細すぎて薄味なんです。
その薄味を調整するためにマーク・ウォールバーグのキャスティングは素晴らしい選択だったと思います。

マーク・ウォールバーグが加わることで映画が骨太っぽくなりました。
マーク・ウォールバーグ演じるビクターが信頼度65%くらいのさじ加減なのが映画に緊張感を与えてくれてとても良い刺激になりグっと面白くなりました。

映画全体が「絶対に兄を探すんだ….」という重々しい感じではなくライトミディアムな丁度良く映画を気軽に楽しく見ることを許してくれます。

ラストのヘリコプターの場面ではトム・ホランドよりもマーク・ウォールバーグが持って行った感がありました。
笑えました。

人気ゲームが原案の為、しっかり続編もありそうです。
この映画なら次作も期待するに値する!
突っ込みどころも含めて楽しめる「アンチャーテッド」はお勧めですよ!
楽しんで観てください!

あらすじ 感想

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劇場版アニメ「ジョゼと虎と魚たち」の感想・レビュー(ネタバレ有り)

ジョゼと虎と魚たち劇場版アニメ『ジョゼと虎と魚たち』
★★★★
原作 田辺聖子
監督 タムラコータロー
脚本 桑村さや香
制作会社 ボンズ
配給 松竹
上映時間 98分

こんにちは、しんじです。
今回は前々から見たいと思っていた劇場版アニメ『ジョゼと虎と魚たち』を観ましたので感想を書きますね。
映画館で予告編を見た時から凄く気になっていたアニメです。

・タイトルがインパクトありすぎ!
・ダイビングが描かれている。
・足に障害がある女の子が海とどのように関わっていくのか?

この3つがすごく気になる点でした。

PukuPukuMarine

あらすじ 感想

〇あらすじ
海洋生物学を学ぶ大学生の恒夫は、メキシコ留学を目標にダイビングショップをはじめ、いろいろなバイトをしながら、その資金を貯めていた。
ある夜、坂道から車いすに乗った女の子が転がってくる。
恒夫と衝突しケガもなかった女の子は久美子という名だった。

久美子の祖母は『世の中は虎のように怖いものばかり』と、久美子を夜にしか散歩に連れて行かない。

久美子を助けたお礼も兼ねて恒夫はその夜夕ご飯に招かれる。

そこで祖母に久美子の面倒を見るバイトを依頼される。
時給が良いことに恒夫は引き受ける。

恒夫が久美子を『久美子』と呼ぶと、久美子は『私はジョゼや!』と言う。

ジョゼと虎と魚たち

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あらすじ 感想

〇感想
どうやらこのアニメは田辺聖子さんの同名小説をモチーフに作り直したストーリーのようですね。
原作はもっと障害者の人と健常者の人の心の内面を描いているという声も聞こえてきます。
劇場用アニメとしてはもう少し華のあるテーマにしたかったのでしょう。
それが『夢に向かって折れない心』です。

原作ファンからしてみるとまるで取ってつけたように見えたでしょう。
しかしこれが中々に涙を誘う感動に仕上がっていました。

ジョゼが絶望の中「私はもう望みたいものに手を伸ばさない」と声を張り上げて言う場面。
恒夫が「だったら、なんでそんな悲しそうな顔をしているんだよ。」と返すセリフは凄く良かったです。

ジョゼと虎と魚たち

これは脚本の桑村さや香さんは素晴らしいと思いました。

それとジョゼが手作りの絵本を読み聞かす場面。
ここは泣かせに来るのだろうな。』と構えていてもやっぱりをこらえることが出来なかった。

最高の絵本だぜ!

だけど幼児には難しすぎるぜ!っと。

そして僕がこの映画一番好きなの場面は恒夫がジョゼを抱えて波打ち際に行く場面。

もう最高の青春場面だ!
これはアニメだからこそ美しく描かれる場面です。

いつも何かを内に溜め込めるジョゼが、思いのまま笑顔でいられた瞬間。
この場面を見るだけでもこのアニメを観てよかったと思えました。

ここの画像は貼りません。
是非、本編をご覧になってください。

とここまでは良かった点です。

ここから少し気になった点
まずはダイビングショップのアルバイトは非現実的だった。

あのスタッフがインストラクターやガイドならいざ知らず、都市ショップに受付や店管理のバイトを3人も雇うなんてあり得ません。
せめて器材量販店とかにすべきだったと思う。
細かいですが、ダイビング業界に片足を入れている身としては見逃せない。
それと業界にいるものが沈船内でエアー切れはあっちゃいけないし、急浮上しすぎなのもダメ。
もう少しダイビングについて取材をしてほしかった。
まぁ、これはダイビングインストラクターの戯言なのですが・・・

もうひとつはジョゼの性格がきつすぎること。
ジョゼと虎と魚たち

たぶん原作のジョゼの性格をそのまま転用しているのだろうけど、このアニメのストーリーには少しきつすぎる。

もう少しマイルドにしたほうがよかったと思う。

はっきりいうと、『その性格じゃ恒夫がもたないぜ!』と心配になってしまう。

ジョゼのこのきつい性格が魅力でもあり、時に笑いを誘ったりもするけど、それでも彼女の『身勝手さ』が鼻についてしまったひとも少なくないはずです。

まぁ、このアニメの恒夫も少々ひとの心の奥の心情を察することが出来ない性格だったけど。

まとめると劇場アニメ版のストーリー・脚本は良かったのだけど、それならばジョゼの人間性もこのストーリーに合わせて、ちょっぴり見直してみるべきだったと思う。
少し改変したストーリーとの間に不協和音が生じた感じでした。

でも、新海誠の『君の名は』みたいな話題性だけの首をかしげるようなアニメに比べれば、天と地ほどに差があるほど素晴らしいアニメだと思います。
ぜひ、ご覧になってみてください。
おススメです。

あらすじ 感想
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「ジョン・ウィック」の感想・レビュー(ネタバレ有り)

ジョン・ウィックジョン・ウィック
★★★★
監督 チャド・スタエルスキ
脚本 デレク・コルスタット
配給 ポニーキャニオン
上映時間 101分

おはようございます、しんじです。
早いものでもう三箇日が終わろうとしていますね。
僕は伊達巻いっぱい食べて正月気分は味わいました。

さて、今回、書いた感想は、マトリックス以降のキアヌの当たり役「ジョン・ウィック」です。
しばらくシリーズを追っていこうと思います。
まずは2014年公開の第1作目からはじめます。
どうぞお付き合いくださいね。
PukuPukuMarine

あらすじ 感想

〇あらすじ
愛するひとを見つけた。
固く握りしめたはずだった。
だけれどその愛はまるで砂のように手からこぼれ落ちてしまう。
なぜだ。
数日後、最愛の妻から贈り物が届いた。

ジョン、きっと今のあなたに必要なものを贈るわ。

ジョン・ウィック

それは1匹の子犬だった。
妻からの最後のプレゼント。

それは愛を失ってほしくない願いの証だったのだろう。

子犬との生活が始まろうとするその夜、強盗に侵入されてしまう。

が鈍ったのか。
数人に一気に殴られ気を失いかける目には、子犬を蹴り殺す影、耳には子犬の悲鳴。
そして覆面をとるニヤけた男の顔を脳裏に刻んだ。

ジョン・ウィック

子犬の死がジョン・ウィックへ戻してしまった。
子犬の命は天秤に乗せられぬほど重い。
それを思い知れ。

ジョン・ウィック

復讐が始まった。

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あらすじ 感想

〇感想
復讐の動機がかっこいいですよね。

子犬一匹の命で逆鱗に触れてしまったのだから、お気の毒様だよ。
盗むのは車だけにしておけば良かったのに。

ペイ・バック」でもそうでしたが、たったそれだけのためにマフィアを追い詰めるという。
これ何て表現するのだろう。
大胆さ?
豪胆さ?
爽快さ?
違いますね。
とにかく、その理由でマフィアを追い詰めることに身震いするほどカタルシスを感じてしまうんですよね。

ここがこの映画の最大に良いところですよね。

そしてたったひとりのハードボイルドは凄くカッコいいんだけど、そこにちょいアシストする相棒的な者がいるとシビレるんですよね。

そう次元大介みたいな寡黙でいつもどうしようもない時に助けてくれるような男。

その役をウィレム・デフォーがやるんですよ。
もう参りました。
この役者さんは僕のお気に入りなんですよ。(Likeな俳優さんたちランキング参照)
渋いですよ~かっこいいですよ~。
よだれが出そうだ。

ジョン・ウィック

このスナイパーであるマーカス(ウィレム・デフォー)の銃弾が鋭く頭打ち抜く。
で、いつもワンアシストくらいなのがかっこいいです。

それと殺し屋ご用達のホテルっていうの設定がアニメ的でおもしろい。
そこの会員はそのホテルでは仕事をしてはならないという鉄の掟があるんです。
その鉄の掟を破ったら・・・
これがまた超かっこいい

このホテルの受付をランス・レディックがやっているんです。
ジョン・ウィック

ただの受付で事務的に仕事をこなすだけの役どころなんです。
嘘だろ!絶対にこのひとも凄腕だろ!
この顔でただの受付は無いわ(笑)

また裏稼業ご用達の自動車工場のオーナーにジョン・レグイザモが登場します。
どうか敵にならないでほしい・・・
ジョン・ウィック

ジョン・レグイザモにはちょい悪だけど良い奴が似合っている。

このように魅力的な俳優がこの映画にはたくさん登場して、この先のシリーズでもどんな魅力的な裏の男や女が登場するのか楽しみな作品ですよね。

キャスト、ストーリーも凄く良かったのですが、ただひとつだけ魅力不足だった。
これは勝手な個人的なものです。

キアヌ・リーブスから危険な香りがしないこと。

たしかにキアヌ・リーブスはかっこいいし、キャストとしてほぼ不満は無いんですが、容赦なく非情に頭を打ち抜いても、なぜか香りがしないんですよ。

いや、たぶん「そんなことねーよ」っていうひとが大半だと思うんですけど。

ジェイソン・ステイサムのようなコテコテを求めているわけじゃない。
う~ん・・・言って見ればもっと背中に冷たいものが走る感じが欲しかった。

それと息子を殺して目的を達成した後に、もうひとバトルは欲張りすぎでしたよね。
あれはこの映画の蛇足だったと思う。

ヨセフを殺し、コンチネンタルの制裁の場面で終わりの方が映画が締まったと思う。

このジョン・ウィック最新作がまちどおしいですが、全米公開が2022年の5月になったらしいですね(2012/12の情報)
日本は夏くらいになるのかな?
ドニー・イェンが出演するってことはかなり肉弾戦が多くなりそうですね。
それとビル・スカルスガルドがどんな役で登場するのかも楽しみです。

さて、続いて「ジョン・ウィック:チャプター2」も観ていこうと思います。
ではね。

あらすじ 感想
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「ブラックブック」の感想・レビュー(ネタバレ少な目)

ブラックブックブラックブック
★★★★☆彡
監督・脚本 ポール・バーホーベン
製作国 オランダ
配給 ハピネット
上映時間 144分

こんにちは、しんじです。
今日は大みそかです。
今はちょうど18:00。
たぶんこの記事をUPするころには新年になっているかもしれませんね。

さて、今回、感想を書く映画は「ブラックブック」です。
監督は「トータル・リコール」「ロボコップ(1987)」「スターシップトゥルーパーズ」でメガホンをとったポール・バーホーベン監督です。
しかし、映画製作国はアメリカではなくオランダ映画なんです。
たぶん監督の思い入れのある映画なのだと思います。
監督がオランダ人なので。
今回は初見でAmazonプライムビデオでの鑑賞となります。
PukuPukuMarine

あらすじ 感想

〇あらすじ
スエズ動乱直前のイスラエルにて教師をしているラヘル。
観光客の女性に声を掛けられる。

ブラックブック

その女性は第二次世界大戦終戦直前のオランダにて知り合った女性だ。
その日、彼女は川辺に佇みながら当時の事を思い出していた。

ドイツの占領下のオランダにてユダヤ人のラヘルはナチスから身を隠しながら暮らしていた。
ある日、安全な地域に逃げるためにレジスタンスの男の手引きで家族と共に船に乗る。
だが、それはナチスの罠だった。

ブラックブック

家族もろとも船に乗ったユダヤ人は皆殺しにされ金銀・金目のものをはぎ取られる
何とか難を逃れたラヘルは助けてくれたレジスタンスの仲間になり、スパイ活動を始める。
ラヘルは名前をエリスに変え金髪の女性となりドイツ軍諜報部のムンツェ大尉の愛人になる。

ブラックブック

しかしエリスの心は次第にムンツェ大尉に惹かれ始める・・・
レジスタンスとムンツェ大尉への愛のはざまで裏切りが裏切りを呼ぶ事態へとなっていく。

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あらすじ 感想

〇感想
いやいや二転三転するこの映画は大好物な映画でした。
まだ観ていない人のために、なるべくネタバレ少な目で感想を書きたいと思います。

ナチスから逃れ逃れた女性の物語で思いだすのが、タランティーノ監督の「イングロリアスバスターズ」ですが、この映画はあそこまで大げさなカタルシスを表現する映画ではないです。

もっとそっと大人の色っぽさがにじみ出ている印象を受ける映画でした。
エリスのもとに2人の男性が現れます。
レジスタンスの医者でありリーダー的存在のハンス・アッカーマン

ブラックブック

そしてもうひとりがドイツ軍諜報部ムンツェ大尉

ブラックブック

この2人の男性のもとで揺れ動くエリスの人生
当然、憎きナチス将校などに心を許すはずもないはずなのだが、そこにレジスタンスである前にひとりの女性として揺れる心を描いているのが他の映画と違うところでした。

そしてそこになぜか大人の色気を感じてしまいました。

ドイツ基地には家族の仇であるフランケン中尉がいて、その高ぶった感情を抑える場がムンツェ大尉の胸の中だったのかもしれないですね。

レジスタンスの作戦の失敗、ドイツ軍将校の対立、いろいろな要素でエリスの立場が二転三転していく。

この映画では終戦を迎え、オランダ国内に残されたドイツ軍に協力していた市民がどのような扱いをされていたかを少し描いていました。

ブラックブック

その中にエリスは放り込まれて、彼女も酷い虐待を受ける。
その様子はまるでナチス親衛隊がユダヤ市民に対して行う虐待と大差がなかった

戦争はどちらに転んでもやはり人間の残虐さを浮き彫りにするものだなと感じました。

この映画、エリスがしっかりと自分を陥れた人物に片を付けるのですが、その時のエリスの表情が凄くいいんですよ。

ブラックブック

実際、様々な酷い目に合ってきた人はこんな表情でネジをしめそうです。
思いがひしひし伝わってきます。

苦しみに終わりはないの?

最愛の人物の死を知ったエリスが叫びます。
この映画のラストシーン、まるでこの言葉を皮肉っているようでした。

ブラックブック

最後の爆撃の音は次の戦争の狼煙の音だそうです。
その戦争は第二次中東戦争=スエズ動乱というそうですよ。

愛と裏切りが入り混じった第二次世界大戦下のスパイ映画。
凄く面白い映画でした。
144分という長編ですが中身が濃い時間をすごすことができます。
年末年始にひとりで映画を観る人には超おススメですよ。

あらすじ 感想
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サスペンスホラー「キューブ」の感想・レビュー

キューブ
キューブ
★★★★
監督・脚本 ヴィンチェンゾ・ナタリ
配給 ポニーキャニオン/クロックワークス
上映時間 90分

こんにちは、しんじです。
今回は1997年のサスペンスホラー「キューブ」の感想を書きます。
この映画はカナダ映画で個人的に思うには「ソウ」などの理不尽系ホラー映画の元祖となった作品だと思います。
舞台はキューブと言われる立方体の中で描かれるためかなりの低予算映画だと思います。
このキューブ、2021年に日本でリメイクされましたよね。
「キューブ一度入ったら、最後」公式

PukuPukuMarine

あらすじ 感想

〇あらすじ
目を覚ますと無機質な部屋だった。

部屋の前後左右上下の壁にはそれぞれ扉があり、それぞれが隣の部屋に続いている。
大丈夫な部屋もあるが、そうじゃない部屋もある。

そうじゃない部屋には殺人トラップが施されている。

誰が作ったのか?
何のためにあるのか?
脱出はできるのか?

理不尽にも放り込まれた男女6人、この尋常ではないこの施設からの脱出を試みる。

キューブ

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あらすじ 感想

〇感想
ストーリーはいたってシンプル
トラップを回避しながら脱出を試みる!
ただそれだけ。

だが、描きたいのはそこだけではない。
確かにスプラッター的な映画だけど、それは極限状態の中、人間の本性をさらけだすための要素なのだと思います。

最初は倫理観や正義感で行動する人間が、だんだんと自分の欲望と生きようとする本能に支配されていきます。

キューブ

人間の欲望、業の怖さ。

そして一寸先の殺人トラップの恐ろしさ。
この殺人トラップの恐ろしさ、スリルが鑑賞者の心を鋭敏にしていきます。

2つの合わせ技でグリグリと鑑賞者の心をえぐっていきます。

今では、同じような作品がたくさんありますが、この映画は革新的でした。
作品自体がとても高水準なのは言うまでもないのですが、やはり新しいジャンルをつくりだした功績は称賛に値します。

この映画、舞台がシンプルな立方体の部屋で、そして人間の業がテーマとなっているため、おそらくは多くの舞台劇としても作られているのではないでしょうか?
舞台劇で観ても面白そうなストーリーだと思いますもん。

冒頭にも述べたように日本でもリメイク「キューブ一度入ったら、最後が公開されています。

キューブ

大がかりなVFXを使用する必要もないこの映画は制作費が苦しい今の日本映画にはうってつけの映画です。
しかし、スプラッターと人間模様は車の両輪
役者の力量が試される映画ともいえるでしょう。

もしも日本のリメイクを観る方は、併せてオリジナルを観るのも面白いと思いますよ。
スリルたっぷり、ハラハラドキドキを楽しめます。
すごくお勧めの映画です。

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