レッド・ドーン
★★★☆☆
監督 ダン・ブラッドリー
脚本 カール・エルスワース
配給 クロックワークス
上映時間 93分
こんにちは、しんじです。
今回は、「レッド・ドーン」の感想を書きます。
この映画は2012年に作成された戦争サバイバルアクション映画です。
主演はクリス・ヘムズワースで、この頃は彼の出世作「マイティ・ソー」上映されたばかりなこともあり、おそらくまだまだ知名度は高くはなかった時だと思います。
この映画自体がB級映画っぽいので、彼の俳優としてのステータスはそんなに高くはなかったのではないかと勝手な想像をしてしまいます。
今回はアマプラビデオで見つけての鑑賞となります。
あらすじ | 感想 |
〇あらすじ
アメリカ海兵隊員のジェド・エッカート(クリス・ヘムズワース)は2週間の休暇を利用して故郷の田舎町に帰郷していた。
弟マット(ジョシュ・ペック)のアメフト試合を見るも、弟との会話は少なく、お互いの溝を埋めることもできないままだった。
朝、大きな振動と街からの喧騒に目が覚める。
空を見上げると空を覆うたくさんのパラシュート。
そして轟音けたたましい戦闘機。
戦闘機が空中で追撃され目の前に落ちてくる。
それはまるで何かで観た侵略戦争の光景であった。
海兵隊員であるジェドはいち早くこの状況を理解し、マットを車に乗せ警察官である父を探しに行く。
父を見つけ出すも警察官の職務を全うするため街に残る決意だった。
ジェドとマットは数人の街の人々と山小屋へ逃げ伸びる。
逃げ延びた人々は何が起きたかも理解できず混乱している。
TVをつけると、何が起きているのかがわかった。
アメリカは北朝鮮の急襲により制圧されたのだ。
ジェドは戦うことを決意する。
だが、他の人々にはそれを無理強いはしない。
それは過酷な選択だからだ。
この山小屋にも追手が来ると予想し森の中に身を潜ませる。
思った通り一部隊がやってきた。
市長と父・トムを人質として。
おとなしく投稿するように説得する市長。
だが、正義感強い警察官である父は言うのだ。
「正しい選択をしろ。私がどうなろうと戦うんだ!」
父の頭は撃ち抜かれる。
チョウ指揮官によって。
飛び出そうとするマットを涙ながら羽交い絞めにするジェド。
彼らの炎は静かに熱く燃えたぎる。
素人同然のこのレジスタンスに勝ち目はないかもしれない。
だが、この戦いには意味がある。
戦いに奮起する者にとっての礎となるのだ。
このウルヴァリンズの名のもとに!
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あらすじ | 感想 |
〇感想
この映画の話は、宇宙人が地球を侵略するくらいに荒唐無稽なストーリーです。
なぜかって?
それは北朝鮮が一夜のもとにアメリカを侵略するからです。
普通に考えてありえないでしょう。
だって北朝鮮に戦闘機や武器・物資を運ぶだけの輸送手段がないじゃない。
空母だってなかったですよね。
そもそも戦争に耐えうる経済力がないでしょ。
それにアメリカ全土を制圧するくらいの人員だって足りないでしょ。
そうなんですよ。
北朝鮮ならね。
ところがこの映画の本当のストーリーは「中国がアメリカを侵略した」なのです。
一気に絵空事じゃない話になります。
この映画を制作段階で中国側から抗議が入ったんです。
だから出来上がった映画に急遽追加場面や旗印を北朝鮮国旗にCG処理して手直ししたらしいんですよね。
実際の国名をだして大胆な映画を作ったものですね。
そりゃ抗議も入るでしょう。
しかし北朝鮮ならすでに敵国表明しているから問題もないのでしょうね。
(映画ではロシアが暗躍していることも匂わせています)
さて、ストーリーはかなり強引で乱暴です。
さきにも述べた通り荒唐無稽といってもいいでしょう。
なぜなら少年やまだまだ20代そこそこの素人が数人で、制圧部隊を相手にできるわけがない。
ジェドが海兵隊員だからってランボーのような凄腕というわけでもないのだから。
それが少しの練習で、すぐに歴戦を潜り抜けた凄腕部隊になってしまうんだから。
まぁ、しかしそこら辺に目をつぶっていけば、海外TVドラマ程には楽しめる映画になっています。
そうですね、むしろTVドラマ向けの内容と言った方がいいですね。
それの方がもっと丁寧にストーリーを描けたと思う。
個人的に戦闘の大きな転換期となる後半で海兵隊のリーダーとしてジェフリー・ディーン・モーガンが出演していたのはうれしいサプライズです。
ジェフリー・ディーン・モーガンがいるだけで一気に映画に味がでた感じになりました。
ラストはどこを終着とするのか気になり始めたときに、まさかの!!
この展開は予想していなかった。
そしてとても良い展開だったと思いました。
かなり熱い展開でしたね。
これにより今までの台詞「痛みは忘れろ」が生きてきます。
そして近い未来に弟マットが兄・ジェドが語った言葉を戦う意志のある者たちへ語るのが熱かった。
強いて言えば、その言葉を弟マットが言う場面でエンドクレジットへ行ってほしかった。
その余韻を残して終わって欲しかったですね。
荒唐無稽でありながらも魂を熱くするラストは凄く良かったですよ。
突っ込みどころ満載の映画ですが楽しめる映画です。
暇な午後に観るのには良い映画ですよ。
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