ランボー ラスト・ブラッド(吹替え 4DX2D 版)
★★★★☆
監督 エイドリアン・グランバーグ
脚本 シルヴェスター・スタローン
配給 ギャガ
DVD ポニーキャニオン
上映時間 101分
こんにちは。
しんじです。
はいっ!今日は「ランボー ラスト・ブラッド」の感想ですよ
としまえんのユナイテッド・シネマで観てきました。
今回はささきいさおさんの吹替えスタさんを観たくて4DX2Dで観賞してきました。
4DX2Dは水しぶきや振動や匂いが体験できるシステムです。
初体験でした!
これについては最後に感想を書きたいと思います。
さて吹替え版のキャストは以下の通りになってます。
ランボー:シルヴェスター・スタローン |
ささきいさお |
ガブリエラ(娘) |
花澤香菜 |
敵ボス(兄) |
武田真治 |
ボスの弟 |
ケンドーコバヤシ |
あらすじ
ランボーがアリゾナの実家に帰り10年が経った。
ランボーがこの10年の間に社会になじむ努力をしていた。
それは地元の救助隊のボランティアすることもそのひとつだった。
それもひとえにランボーに正面から向き合う古き友人マリアと愛する娘ガブリエラとの暮らしがあったからだ。
母親と死別し父に捨てられたガブリエラ。
彼女の真っすぐで純真な瞳は、未だベトナムの過去に囚われるランボーの心に光をさしてくれていた。
そしてランボーはガブリエラにとって良き父であろうとしていた。
ある日、ガブリエラはメキシコに住む本当の父マヌエルに会いに行きたいと告げる。
「マヌエルは正真正銘のクズで会う価値もない男」と反対する。
そしてメキシコの治安の悪さもランボーが反対する理由のひとつだった。
マリアはさらに激しく反対する。
だがガブリエラは反対する2人にだまってメキシコへ行ってしまう。
女友達のギゼルに父の居場所を探し当ててもらい再会を果たすガブリエラ。
だが、期待を胸に会う父親はランボーが語った通りの正真正銘のクズだった。
「ランボーおじさんの言うとおりだった。会わなければよかった。」
涙しながら後悔するガブリエラ。
「酒でも飲めば落ち着くよ。」
ギゼルはガブリエラを怪しいバーへ連れていく。
だがバーでガブリエラは薬を盛られカルテルに拉致されてしまう。
カルテルでは拉致された女を娼婦として働かせていた。
麻薬と恐怖により女たちは逃げることができなかった。
「1日40人、50人を相手にしろ。休憩以外は男を相手に働け!」
ガブリエラは悲しむ間もなく獣のような男たちの相手をさせられる。
ガブリエラがメキシコで行方不明になったことを知ったランボーはメキシコへ向かい女友達ギゼルにナイフを突き立てる。
「おまえガブリエラを売ったな!」
そして最後に立ち寄ったバーで薬を盛った男を見つける。
男を拷問し白状させた敵のアジトを張り込むランボーだった。
だがランボーは既に敵の巣の中に入り込んでいた。
ゾロゾロと周辺の建物から出てくるカルテルの男たちに囲まれ、ボスのウーゴ、ボスの弟ビクトルに尋問される。
そして顔に烙印を刻まれ、大人数の男たちに暴行を受け瀕死の状態となる。
「俺たちにとって女のひとりなど何の意味もない存在だ。だが、お前がここにのりこんできたことで女(ガブリエラ)は意味ができた。この意味が解るか?女には地獄のような苦しみを与えてやる。ランボーじいちゃん」
今にも息絶えそうなランボーはカルテルを追う記者カルメンにより救われる。
カルメンの家で治療を受け4日過ぎた時、ランボーは意識を取り戻す。
だがその4日の間にガブリエラは・・・
ランボーに安息の日はいつくるのでしょうか。
予告編や噂でカルテルに誘拐された娘を救いに行くという話を聞いていました。
だから、今回のランボーは救出に行く話なのだと思っていたのです。
「またわざわざ戦いに首をつっこむのか・・・」
そんな風に思っていました。
ところが映画の内容は全然予想と違っていました。
そんな普通のヒーローの物語じゃなかった
平和に暮らしの中ランボーの唯一の心の中の光であるガブリエラ😇
そのガブリエラに行うカルテルの仕打ちが半端なく酷い😰
観ていて心が痛いです。
そう、これはランボーの復讐劇だったのです🔪
もうカルテルとやり合うのではないのです。
カルテルを殺しに行くジョン・ランボーなのですよ。
苦戦などなしです。
>
きさまらにガブリエラの苦しみ、俺の苦しみを味合わせてやる!
なるほど。海外の一部レビューが「ランボーは殺人鬼のようだ」と言っていた意味がわかりました。
ベトナムの兵器と言われていたランボー。
いくら歳をとっても「ただ凶暴でイキッたやつら」とは戦い場数が違い過ぎる。
カルテルなど相手にならない。
しかも今回は自分の巣穴に敵を誘い込む徹底ぶり!
気持ちいいくらいに敵を蹴散らし殺すランボーにスカッとします。
復讐アクション大好きな僕には大満足な1本でした
しかし、エンドクレジットで「FirstBlood」、「怒りの脱出」、「怒りのアフガン」、「最後の戦場」のランボーが映し出されると、ふと思うのです。
「ん、この映画ランボーでやる必要ないんじゃない??」
「怒りの脱出」、「怒りのアフガン」が少しエンターテイメントぽくなったとはいえ、根底にはベトナム帰還兵の心の傷とアメリカ国がテーマになっていました。
この映画は「復讐劇」でちょっと違うんですよね。
その為、ランボー映画としては★3.5くらいなのかな・・・。
でも純粋に映画のおもしろさは★4つです。
ランボーとしての完成度はやっぱりスタさんが自らメガホンをとった「最後の戦場」のほうが完成度は上です!
ランボーが故郷に帰るラストシーンが良かったですからね。
ちなみに残酷、残忍度も「最後の戦場」の方が凄まじいですね。
気になるのはシルヴェスター・スタローンの瞳。
白内障かな?
なんか凄くおじいちゃんになっていてやっぱり少し寂しかったな。
これからスタさんはどういう俳優人生を送るのかな?
この映画の監督はメルギブソン主演「キック・オーバー」の監督さんです。
エイドリアン・グランバーグ
「キック・オーバー」もメキシコが舞台ですのでこの監督さんはメキシコが得意なんでしょうね。
ただ、この監督さんはあまり映像が綺麗ではないのですよね。
なんか汚いのです。
凄く共通してます、そういう部分が。
僕個人的にはこの監督のセンスと相性が悪いですね。
📢吹替えについて!!
今回は吹替えだったのですが、ささきいさおさんも結構な高齢ですので活舌が心配でした。
心配無用でした!
すごいですね、さすがはプロの仕事!
まだまだいけますよ。
トゥットゥルー
ガブリエラの花澤香菜さんは何の心配もないのです。
さすがプロの声優です。
そして問題のタレント起用枠です。
まずはケンドーコバヤシ。
もうただただ感心しました。
>ケンコバ、声優としてやっていけます。
>ぜんぜん大丈夫です。
>むしろうまい!!
何といっても声がいい!!
そして武田真治。
今回はこちらの方が「ちょっと・・・」って感じ。
下手ってわけではないです。
ただ俳優の顔と声質が合っていない感じがしました。
武田真治の声は時々良い声をだすときあるのですが、その声はもっと若々しくさわやか系の声なんです。
もっとやさしい男の役の方がいい感じです。
ちょっとキャスティングミスでしたね。
4DX2Dシステム
そして今回、僕にとって一番の問題が4DX2Dです。
はっきり言おう!
>
「もう2度とこのシステムで観るものか!!」
何なのわけわからないです。
まずは雨の場面だと否応なしにミストが噴射。
すると眼鏡に水滴が・・・
眼鏡かけている人ならわかると思いますが、イラっとします。
慌ててミストoffスイッチを押します。
上映中なのに仕方なく眼鏡を拭きます👓
しかし他の席のミストが風に乗って眼鏡に付着!
さらに濡れた体やシャツが絶えず吹かれる風にさらされ寒い
上着持ってきて正解だった
そしてわけわからないのが振動です。
これって自分がどういう立ち位置なのかぜんぜんわからないのです。
馬🐎が走っているでしょ。
その時、背中に馬の脚運びの振動が来るのです。
パッカパッカって背中が揺れるけど・・・
>俺はどういう状況?
俺は地面??
激しいアクション場面だと激しく揺れて座席にガツガツあたる。
あっイタっ!
えーい!うっとうしい。
これって観賞中に後ろの人に座席を蹴られているのと変わらない感じ。
>映画に集中できない!
ドアがバーンって閉まる場面でも、背中にズーン!ってさ。
>え??これってどういう振動なんだよ。
俺は部屋の壁か??
席の高さが変わることで映像の視点が少し変わる。
画面前にわずかな煙がでて立体的になる。
雷と一緒にフラッシュが光る。
この辺は使い方によっては良い効果だけど、振動とミストはいらないです。
やっぱり普通に映画を観るのが一番良いですね。
振動無くても今は音響システムだけで楽しめますからね。
「ランボーLast Blood」はランボー愛が半端なく強い人には「?」がつくかもしれません。
でも復讐系アクション映画としては断然に面白い映画となっています。
お勧めですよ
教訓2つ
「備えあれば憂いなし。」
「クズを友としてはいけない!」
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