マン オン ファイアー(マイ ボディガード)
★★★★★
原作 A・J・クィネル「MAN ON FIRE」
監督 トニー・スコット
脚本 ブライアン・ヘルゲランド
配給 松竹
上映時間 146分
こんにちは、しんじです。
今回はデンゼル・ワシントン主演「MAN ON FIRE」の感想を書きます。
この映画は今も絶えない中南米の身代金目的の拉致・誘拐をテーマにしたアクション映画です。
クリストファー・ウォーケンや幼い頃のダコタ・ファニングが共演しています。
僕はデンゼル・ワシントンがあまり好きな俳優ではないのですが、「イコライザー」などを観て若干苦手意識が消えてきました。
今回はAmazonプライムビデオの鑑賞となります。
あらすじ | 感想 |
〇あらすじ
ジョン・W・クリーシー(デンゼル・ワシントン)は過去の血なまぐさい戦いの日々にPTSDに陥っていた。
同様の過去を持つ旧友ポール・レイバーン(クリストファー・ウォーケン)はクリーシーにボディガードの仕事を紹介する。
それはメキシコに住む富豪ラモス家の一人娘ルピタの護衛をする仕事だった。
今も絶えない中南米の誘拐事件。
被害者の生存確率は30%にも満たない。
忌まわしい過去の記憶に毎夜、酒浸りになりながらもボディガードをするクリーシー。
ただ食べるため仕事を引き受けるが、幼いルピタ(ダコタ・ファニング)は強面のクリーシーに親しみの態度で接する。
彼女は自分の熊のぬいぐるみにクリーシーの名を付け、仲良くなれる日を待ちわびていた。
だが、そんな彼女にクリーシーは「俺は君の友達じゃない。」と冷たくあしらうばかりだった。
ルピタの水泳大会の特訓にクリーシーはアドバイスを与える。
いつしかクリーシーはルピタを励まし特訓をする日々を送ることになる。
水泳大会で1位をとると、飛びついてきたルピタの小さく細い腕がクリーシーの首を抱きしめる。
ある日のこと、ピアノレッスン後のルピタを車に乗せようとする。
クルーシーは数台のパトカーが道路を封鎖するのを見た。
と同時に数人の男たちがルピタを狙う。
警官、誘拐犯、クリーシーの激しい銃撃戦が始まる。
クリーシーは被弾してしまう。
意識の薄れる中、男たちに連れ去られるルピタの姿が見える。
一命をとりとめるクリーシー。
意識を取り戻すと、旧友ポールからルピタの死を知らされる。
自分の荷物を取りにラモス家に戻るとルピタの母リサと短く言葉を交わす。
「俺は誘拐に関わった奴らを殺す」
「全員殺して。」
あらすじ | 感想 |
貯めたお小遣いでjudasのペンダントまでプレゼントしてくれる幼いルピタ。
そんな彼女を死に追いやった者を眉毛ひとつ動かさず拷問し、殺す姿がかっこよすぎます。
数個前レビュー「ジョン・ウィック」で唯一足りないものって、こういうところなのかなって思う。
えげつない事をやっても平然とこなす冷たく鋭い非情さ。
彼が平然としていればしているだけ底知れぬ怒りが伝わってきます。
こういう演技ができるデンゼル・ワシントンはやっぱりすごいなと思いました。
あの幼い腕がぎゅっと首に抱き着いてくる。
あの場面があったからこそ、クリーシーの怒りがすごくわかる。
ペンダントをくれたルピタは天使だった。
誘拐犯や汚職警官がいきがって同じセリフを吐くのもよかったですよね。
「おれはプロだ。」
鑑賞者は『馬鹿だなぁ・・・殺しのプロに何言っちゃってるの?』って思いますよね。
そして期待通りに容赦ないクリーシーに拍手を贈りたくなる。
復讐とは違い、彼女の未来を奪ったものへの粛清って感じでかっこよかったです。
それと共演のクリストファー・ウォーケンもまた穏やかでありながら危険な男の雰囲気があってよかったですよね。
クリーシーに情報を与える正義感の強い記者も決して「お綺麗」ではないのがいいですよね。
連邦捜査官のお相手をするのと引き換えに情報を得る。
正義側も汚れているのです。
悪い奴らを片付けるカタルシスを味わえるアクション映画です。
凄くお勧めですよ。
あらすじ | 感想 |
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