タイムリミット 見知らぬ影
★★★☆☆
監督・脚本 クリスティアン・アルヴァルト
配給 ブロードウェイ
上映時間 109分
こんにちは、しんじです。
今回はドイツのサスペンススリラー「タイムリミット 見知らぬ影」の感想を書きます。
今作品はAmazonプライム動画で見つけて鑑賞しました。
あらすじがとても面白そうで、もしかしたら「フォーン・ブース」のような傑作かもしれないと期待がたかまりました。
あらすじ | 感想 |
〇あらすじ
カール・ブレントは急成長を遂げる不動産会社の開発担当。
仕事を切り上げ久しぶりに自宅に帰ったカールは、娘と息子を学校に送るため車を走らせる。
どこからか携帯電話の着信音が聞こえてくる。
キャビネットを開けると見知らぬスマートフォンが鳴っていた。
電話に出ると、男が言うのだった。
「おまえの車の座席に爆弾を仕掛けた。座席から立ち上がれば爆発する。警察に通報しても俺が爆発させる。金を用意しろ。」
座席下を確認すると男の言う通り爆弾があった。
そして2人の子供の座席の下にもだ。
カールは男が要求する巨額な金をかき集めければならなかった。
カールが同僚オマーに相談しようとすると、オマーも同様お手口で脅迫されている最中だった。
カールがオマーに接触を試みると、オマーの車が爆発してしまう。
カールが目論んでいた金を用意する手段が立ち消えてしまった。
さらに、爆発の破片が息子の大腿部を貫いていた。
息子を病院で下すことを懇願するが、男は巨額な金を要求するのみだ。
カールは不動産会社の社長に虚偽の投資話を持ち掛ける。
だが、その矢先、不審車と思われたカールの車は警察に囲まれてしまう。
息子の命、巨額な金、警察による包囲。
そんな危機的状況のなか、思いもよらぬ形で犯人が目の前に現れる。
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あらすじ | 感想 |
まずは僕がもったいないなぁって感じたこと。
① 車の中の電話やメールがわかりづらい。
いったい今誰が誰に電話しているのか?
誰にメールやLINEをつなげているのかがわかりづらいのです。
危機的状況を表現するため短いカットで場面を回しているために、ひとつひとつを把握する前に場面が変わってしまう。
このわかりづらさが鑑賞者にストレスとなってしまって話に入っていけない部分がある。
② ミスリードが下手
警察が無能すぎるのはよくあるのだけど、まるで犯人の一味であるかのような謎の言動を警察が取り始める。
これってミスリードを狙っているにはあまりにも下手すぎる。
ミスリードと言うよりも、確信をもって絶対に犯人の一味と断言できるくらい信じられない警察の言動。
③ ヒロインの描き方がいまひとつ
爆弾処理班の班長?の女性が唯一信じられる存在と描かれているのだが、なんでそんなに曖昧な味付けにしているのだろう。
声小さいし、どこか弱腰だし。
背中のかゆいところに手が届かない感じで終始モヤモヤとした思いになってしまった。
全体的にはよくできている映画だったけど、個人的にこの3つが気になってしまった。
しかし父親カールの悲痛な演技は素晴らしかったです。
ただ、ドイツ語と言うものに聞きなじみがないために、感情移入がしづらいというのもあったかもしれませんね。
やっぱり英語というものが耳に馴染んでいるというのを実感しました。
この映画をハリウッドでリメイクしたのならもっと面白い映画にしてくれると思う。
監督は・・・ジャウム・コレット=セラ
主演は・・・ロバート・ダウニーjrがいいかな。
被害者のカールは不動産業としてけっこう悪いこともしていたので、そういう部分がロバート・ダウニーjrにピッタリな気がします。
「フォーン・ブース」などのジャンルが好きな人には、お勧めの映画だと思います。
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