「キャスト・アウェイ」の感想・レビュー(ネタばれあり)

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キャスト・アウェイ
キャスト・アウェイ
★★☆彡☆☆
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ウィリアム・ブロイルズ・ジュニア
配給 20世紀フォックス/ドリームワークス
上映時間 144分

こんにちは、しんじです。
今回は、トム・ハンクス主演「キャスト・アウェイ」の感想を書きます。
この映画は2000年の映画です。
ロバート・ゼメキス&トム・ハンクスのタッグは1994年の「フォレストガンプ/一期一会」以来2回目となります。
キャスト・アウェイ

僕はトム・ハンクスがあまり好きではないので、この映画は今回が初鑑賞となります。
一人の男が無人島に取り残されたという漠然とした情報しか持っていません。
さてさて・・・
PukuPukuMarine

あらすじ 感想

🌊あらすじ
物流会社フェデックス社のチャック・ノーランド(トム・ハンクス)は飛行機にて長距離移動していた。
だが飛行機の機器的トラブルに飛行機は失速、海面への強硬不時着をする。

飛行機は嵐の海で大破!

運よく一命をとりとめた彼は救命ボートで漂流する。

気が付くとそこは小さな無人島だった。
キャスト・アウェイ

大きな文字で「HELP」と書いたものの上空に飛行機が飛ぶ気配がない。
乾いたのどを何とかヤシの実で潤わせる。

数日たったある夜、海の果てに見える小さな明かり。
おそらく船であろう。

夜が明け彼は半分壊れた救命ボートを漕ぐ。
キャスト・アウェイ

だが、リーフにより波はことさら大きくなる。
大波は行く手を阻むように彼を海に叩き落す。

海に生えるコーラルが大腿部を突き刺す。

キャスト・アウェイ

彼は空腹となる。
捕まえた指の先ほどの小魚を生で食べるも腹を満たすことができない。
浜にいるカニでさえ生で食べれば腹を壊し体力を失わせるだろう。

火だ。

サバイバル番組でやっていた火おこしを見よう見まねで行ってみる。
だが簡単に火など起こせるはずもない。
逆に手を負傷して、頭に火が付くばかりである。
キャスト・アウェイ

ちくしょーっ!

だが、偶然にも火おこしのヒントを得、火をおこすことに成功。

道具を作り、火をおこし、原始の生活を開始する。
キャスト・アウェイ

4年の歳月が流れた。

ノーランドの話し相手は顔の書かれたバレーボール。
キャスト・アウェイ

名はウィルソン。
ウィルソンと語り過ごした4年。

ある日、島に漂着した仮設トイレの残骸。
ノーランドはこの人工物を船の帆にすることを思いつく。
早速、イカダを作る。
そして、行く手を阻む大波を乗り越えるのだ。
ウィルソンとともに。

そして愛するケリー(ヘレン・ハント)のもとに帰るのだ。

キャスト・アウェイ

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あらすじ 感想

🌊感想

まぁ、無人島の部分は楽しめたかな。

無人島にたどりついたノーランドを見て、〈あれやればいいんじゃない?〉〈ああ、それはダメなやつだよ。〉と心の内でつぶやきながら楽しめます😄

例えば、ノーランドが海の浅瀬を歩くのですが、ダイバーである私からするとヒヤヒヤものです。
ああ、まずは靴とか身を守るものをつけなきゃだめだ
案の定、岩で足の裏を傷つけます。
キャスト・アウェイ

そして靴らしきものを作ります。

そんな感じでひとつひとつ身をもって体験しながらクリアしていくノーランドをゲーム感覚で楽しむことができます。

ヤシの実を割る描写などは、人は道具を使える生き物なのだということを表していて面白かったです。
キャスト・アウェイ

火おこしの場面も簡単に火など起こせるはずもなくて、自分の手が傷ついて癇癪を起す場面などは共感できて笑えました。
物にあたりたくなるよね~。わかる。わかる。
そうそう叫びたくなる。
キャスト・アウェイ

そして火が付いた時の浮かれようも、すごく共感できました。
きっと自分もあんな風に浮かれて火の回りで喜びの舞とかしてしまうかも。

沖に出ようとして波に阻まれる場面では、心配していた通り、ハードコーラルで体を傷つけました。
そう、「ロストバケーション」を思い出すような痛さです。
キャスト・アウェイ

思わず「痛いっ!😫」って言ってしまいました。

でも、これらのどれもがこちらの想定内の出来事なのですよ。
だからこそ共感もできるのですが、それ以上にびっくりするような楽しみがないのです。

それと僕が一番突っ込みたいのは大腿部をあれだけコーラルで傷つけたら、かなりやばい状況になるってことです。
抗生物質がない状況であんな大ケガは、実は命に係わるものだってことです。
サバイバルで大切なことは飲み水もそうですが、自分の実を傷つけてはいけないってことだと思います。
一刺しの傷が生死に直結します。

そのような部分を吹っ飛ばしているのが、ちょっと適当すぎかなって思いました。

ちょっと話はそれますが、この無人島の生活でバレーボールをウィルソンと名付けて生活するのですが、その場面を見てわかりました。
アニメ「ヒナまつり」のネタってこの映画から来ていたのですね。
キャスト・アウェイ

このウィルソンは他の作品でも結構ネタにされているらしいですね。

さて、映画では一気に「4年後」と字幕が出て時間をすっ飛ばします。

僕が思っていたよりも早めに救出されて元の社会に戻っていきました。

僕は、ここから先に無人島で長年過ごしてしまった彼の人生観の変化が描かれるのかと思いました。

しかしストーリーの焦点は恋人ケリーに絞られました。

でもなんか共感できなかったなぁ。
たしかに彼女を生きる糧にしていた4年の歳月だったけど、「彼女はすでに自分の人生を歩んでいるだろう。」ってことは予想できるし、ある程度はあきらめの気持ちも整理できていたはずです。

それを自宅に押し掛けるかなぁ。
俺だったら亭主がわざわざ訪ねてきたのだから、[会わない。]です。
これは人それぞれかな。

それとケリーが追いかけてくる場面。
ここでケリーが言います。
キャスト・アウェイ

私はあなたを愛していた。だけど周りがあきらめろって・・・

ここだけやけにリアルなものを持ってきたと感じました。
ちょっとずるい言い訳

押し掛けてきた男と言い訳する女。
ちょっとあまり良い感じはしませんでした。

さらにノーランドが最後まで開けなかった荷物の伏線回収を行います。

自らの手で届けに行く。
その道端でその荷物の持ち主であろう女性と出会います。

そして人生の選択を迫られるクロスロード。
キャスト・アウェイ

軽い笑みで女性の家のほうを向きます。

正直、キモイって思ってしまった。

なんだろう。
この先を生きる選択にまずは女の選択から始めるところがキモイというか、いや薄っぺらに見えてしまうんですよね。

これなら焦点は恋人ケリーではなく、「時間こそが人生」みたく生きていた彼の人生観が無人島で変わったのは確かなのだから、そこを上手に描くラストであってほしかったです。

まぁ、原作ありきの映画に文句言っても仕方がないのですけどね。

ただ映画として救出されてからがすごく下手だったなって思いました。
仮にイーストウッドが監督したならば、もっと短い時間でそしてシンプルにジンワリくるようなエピソードを持ってくると思いますよ。

それでも酷いというほどでもなく当たり障りのない感じの映画、強いて言えば上映時間が長すぎるのが悪いくらいです。
僕の評価は2.5です。
時間が空いた日を選んで観たらよい映画だと思います。

そうそう、この撮影でトム・ハンクスはかなり体重を減らして撮影したようですね。
中盤までトム・ハンクスはけっこうなおデブさんですが、無人島で4年を過ごした後はすごくスマートになっています。
キャスト・アウェイ

あらすじ 感想
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Review of Movie

Hello.
This is Shinji.😉

This time I wrote a review of “Cast Away” starring Tom Hanks.
Tom Hanks is not my favorite actor.
That’s why I watched this movie for the first time.

I enjoyed the scene on the uninhabited island a little.

キャスト・アウェイ

However, there was no story development that exceeded my expectations.
The post-rescue episode wasn’t very good.

〇 Norland visits Kelly’s house.
〇Kelly makes an excuse.
〇 Norland finds a new woman at the end.

I couldn’t sympathize with these at all.

He must have changed his outlook on life on an uninhabited island.
I think I should have portrayed that in a better episode.

投稿者: emo-shinji

東京中野区でPukuPukuMarinというDiving serviceをしています。 PADIのMasterScubaDiverTrainerというインストラクターです。 EFRの救急救命のインストラクターでもあります。 ずーっと伊豆を中心に潜っています。初島と西伊豆の黄金崎を得意としています。ダイビングと映画で満足です。

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