ジョン・ウィック:チャプター2
★★★☆☆
監督 チャド・スタエルスキ
脚本 デレク・コルスタッド
配給 ポニーキャニオン
上映時間 122分
こんばんは、しんじです。
今回は前作に引き続き「ジョン・ウィック:チャプター2」の感想を書きます。
監督は前作同様チャド・スタエルスキです。
時間軸としては前回の報復から5日後のエピソードらしいです。
確か映画予告では「ジョン・ウィックVS世界中の殺し屋」みたいな謳い文句だったような気がします。
あらすじ | 感想 |
〇あらすじ
子犬を殺した報復でタラソフファミリーを潰したジョン・ウィック。
彼は一時とはいえ裏の家業に舞い戻った。
それは約束の復活をも意味することになった。
その約束とはイタリア系カモッラファミリーの幹部サンティーノとの「誓印」の上に結ばれた約束だ。
ジョン・ウィックが裏稼業から足を洗う時に世話をしたのがサンティーノ。
その代償としてジョンが裏稼業に戻った時にはサンティーノからの依頼を受けなければならない。
サンティーノからの依頼は「現ファミリーのボス実姉ジアナの殺害」
ジョンは依頼を断った。
だがコンチネンタルのウィンストンに相談すると「それは殺し屋のルールだ。ルールは守るべきだ」と警告されてしまう。
ジョンはローマへ行きジアナを殺害する。
だが、サンティーノは依頼の隠滅のため用済みのジョン・ウィックの暗殺報酬として700万ドルを掛けて世界中の殺し屋に狙わせた。
次々と殺し屋に狙われることとなったジョンは地下犯罪組織のボス:バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)に助けを求めるが・・・
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あらすじ | 感想 |
〇感想
ちょっと退屈な感じだった。
バトルシーンは前作を上回るくらい激しく、いろいろなタイプの殺し屋がでてきて面白いはずなんだろうけど退屈だった。
というかストーリー自体が退屈でした。
「ジョン・ウィック」の感想で述べましたが、あの映画の最大の面白いところは、子犬の命でファミリーにケンカを売るところなんですよね。
ところが、今回は殺し合いに巻き込まれていくジョン・ウィックの姿を描いているだけなんです。
自分から「殺ってやる」じゃなくて、狙われるから殺るみたいなね。
これが観ている側からするととても退屈に感じてしまうんですよね。
そのような退屈感ある戦いを122分もの間つきあわされた感じです。
なんか出演する俳優も今ひとつでカシアン役のコモンもアレス役のルビー・ローズもゾクゾクとするような存在感がありませんでした。
ただコンチネンタルという組織の存在自体はかっこいいですよね。
ウィンストンが1時間だけ暗殺命令の猶予を与えたのもジョン・ウィックへの友情があふれていてよかったです。
でも次作もこんな感じで襲われるから殺す展開だったら期待できないですね。
それならば自分の起こした騒動のせいでウィンストンが殺されて復讐するとかのほうが幾分かいいと思う。
というか今回もそういう展開の方がよかったんじゃないかな。
映画の中で主席連合とコンチネンタルの関係を説明していなかったので自分なりに整理しました。
たぶん世界各国のマフィアからなる連合が主席連合なのでしょう。
そして殺し屋の最大組織がコンチネンタル。
コンチネンタルの主な客はやはりこの主席連合であり、それぞれの幹部にはコンチネンタルの特権が与えられている。
そのひとつが「誓印」という制度なのだと思う。
だから主席連合がジョンを暗殺しようとしても、コンチネンタル自体は別に関係なかった。
むしろコンチネンタルのホテルはジョン・ウィックにとっては安全地帯だった。
しかし今回ジョンがコンチネンタルのルールを破り除籍となったことで主席連合とコンチネンタルの両方から狙われることになるのでしょうね。
3作目となる「ジョン・ウィック:パラベラム」の内容は知りませんが、面白いか面白くないかはジョン・ウィックの戦う動機自体にかかっていると思います。
この映画をひところであらわすと残念ながら「前作からの蛇足感」ですね。
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