ファイナル・アワーズ
★★★☆彡☆
製作国 オーストラリア
監督・脚本 ザック・ヒルディック
DVD TCエンタテインメント
上映時間 86分
こんにちは、しんじです
今回は地球滅亡のカウントダウン映画「ファイナル・アワーズ」の感想を書きます。
この映画は2013年公開のオーストラリア映画です。
滅亡説2012年が過ぎてからの公開でちょっとタイミングがずれたような感が否めませんが、何やらYoutube動画で知られていない良い映画という評判を見ました。
あらすじ | 感想 |
ついにこの日がやってきた。
北大西洋に巨大隕石が落下。
全てを飲み込む巨大な業火が次々と地球を飲み込んでいく。
オーストラリアのジェームズの住む町まであと12時間。
町ではその恐怖に耐えられず命を絶つ人々、正気を無くすために薬と酒におぼれる人々、そして理性をぶち壊し自分の欲のまま獣になる人々であふれていた、
ジェームズもその迫りくる絶望に恐怖していた。
恋人と離れ乱痴気騒ぎのパーティにでも身を落とすことでしか恐怖を紛らすことは出来ないと思っていた。
パーティ会場へ車を走らせる途中、偶然、泣き叫ぶ少女をかかえ小屋に入っていく男たちを目撃する。
10歳前後の少女を性の玩具にしようとしているのだ。
もう数時間もすれば全てが終わる・・・
一度は捨て置こうとするジェームズだった。
それはできなかった。
ハンマーを片手に小屋に乗り込み少女を救う。
少女は父親とはぐれたのだ。
「お父さんと会いたい。」
どうせ世界は終わる。
だがジェームズは少女の父親捜しをするのだった。
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あらすじ | 感想 |
「アルマゲドン」「ディープインパクト」のような凄まじいVFXはありません。
ただ、その迫りくる時間に「人としてどうあるべきか」に焦点を絞った映画です。
ジェームズと少女に焦点を絞り、「その時」までへの絶望、悲しみを抱えながら「自分がどうあって、どこにいればいいのだろう。」をひたすら描いているため、とてもまとまりのある映画になっています。
このようなテーマの映画は幾度となく描かれているため、だいたいが想定内の結果に結びつきます。
ただ、だからこそ、その心情をどう表現していくかが難しいのだと思います
この映画では「お父さんと一緒にいたい。」という少女の純粋な想いを通して描かれているため、多くの人が主人公に共感できるように作られています。
「この少女も最後の時に業火に焼かれてしまうのか。」と途中途中で思うと、この数時間が何とも残酷なものだと感じてしまいます
そしてジェームズと少女の別れの場面。
本当に切ないです
「袖触れ合うも多生の縁」という言葉が日本にはあります。
ふとすれ違った人、ひとことことだけ言葉を交わした人、そんな一瞬の出会いのひとも、自分の前世では深いつながりを持ったひとだったかもしれない。
まさに少女とはこの数時間過ごしただけでも、それ以上のつながりを感じないではいられない。
「わたし、車が見えなくなるまで見送るから、私の事も見ていてね。」
とてもいい場面です
ミラーに走りながら見送る少女の姿。
この場面、素晴らしいですね。
この場面のおかげで映画の評価はかなり上がります
そして自分が最も大切に想う人と迎える終演の時。
いろいろ突っ込みたいところはあるのですが、なかなか良い映画でした
派手なVFXを期待すると肩透かしになるので、じっくりとドラマをみたい人にお勧めの映画ですよ
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Hello.
This is shinji.
This time I wrote a review of the Australian movie “THE SE FINAL HOURS”.
This movie was released in 2013.
At the time of the destruction of humanity, “What should be as a human being?” “Where should the end be?”
It is a movie with the theme.
It’s a movie where everyone can sympathize with the feeling of the hero who spends a cruel few hours with a pure girl.
There is no flashy VFX, but it is a good movie that emphasizes drama.
My favorite scene is when a girl sees a car off.
A girl who sees off the car until it disappears.
The hero staring at the girl in the rear-view mirror.
It’s a very good scene.
This is my recommended movie!