劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」
★★★☆彡☆
原作 小島昌幸
監督 つくしあきひと
脚本 倉田英之
アニメ制作 キネマシトラス
配給 角川ANIMATION
DVD KADOKAWA アニメーション
上映時間 119分
こんにちは、しんじです
今回は劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」という映画を観てきました。
映画館は新宿にあるEJ ANIME THEATERです。
このアニメはTVアニメとして放映されていたものです。
シーズン1として全13話が放映されていて、この映画はシーズン2へ続くお話になっています。
最近、人気アニメはこの形態をとっていますよね。
「鬼滅の刃」もシーズン2へ行く前に映画化になりますものね。
今回のレビューは極力内容に関してのネタバレはしないように、ざっくりとした感想をかきますね。
💫イントロダクション:公式HPより
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。
どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、
奇妙奇怪な生物たちが生息し、
今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。
「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。
そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、
次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。
アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、
いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。
ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、
アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。
リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも
自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。
深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。
リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。
ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。
そこで、プルシュカと名乗る女の子に出会い…
💫感想
※僕は原作未読者です。 この先の感想は未読者としての感想になっています。 |
率直な感想は、映画館でやるには少し残念だったかな?
作画のクオリティはTVアニメのときから素晴らしいと思っていましたが、映画になって同等ではあっても、それを上回っているかは、素人同然の私にはわからなかったです。
内容的にもせっかくアビスの深界五層という世界なのに、その世界観を描かれずに、すぐに本題のボンドルドとの話になってしまいました。
そのおかげでスケールの大きさを感じることができませんでした
せっかくアビスという世界を存分に描けるチャンスだったのに。
僕は大きなスクリーンと音響で、このスケールの大きさを体感したかったので、凄く残念でした
それとこれは映画館の音響がよくないのか、それとも映画自体が音へのこだわりがなかったのか、とにかく音がショボかったです
この辺は映画で上映するにあたって音響にもこだわりをもってほしかった。
制作側がしっかり映画館の音響へ「指示出し」をしていれば、こんなショボくはならなかったはずなのです。
これが観終わった後の大きな感想でした。
物語については、期待を上回るものでは無かったです。
この映画、TV放映のナナチとミーティのエピソードから、「目を覆いたくなるようなものになるだろうな。」という覚悟はできました。
ただ、それを覆すような凄いことをリコの想像力、レグの秘められた力に期待したのですが・・・小さくまとまったなぁ・・・
そして、フラグ🚩がわかりやすすぎます。
あんなにはっきりとフラグをたてられたら・・・ねぇ・・・
ボンドルドに対するリコ、レグ、ナナチの感情も凄く中途半端だった。
主人公が中途半端だから感情移入しづらかったです
ナナチに関しては「いったいどうしたいんだろう??」って感じだった。
あのボンドルドの拠点に関しても、捕まったり、すぐ脱出出来たり、またわざわざ侵入したかと思うえば、ボンドルドと会話し始めたり・・・観ていて「いったい何なの?」って思ってしまった。
危機感、緊張感が描ききられていないのです
まぁ、深界六層への入り口が拠点になっているために、ボンドルドにおいては焦ってリコたちを追う必要はないのはわかるけど、あんなに出入りがガバガバなのはどうなのかと思う。
今回は新キャラとしてボンドルドの娘プルシュカが話の鍵になるのですが、このプルシュカの魅力をもっともっと観客に魅せてほしかったです。
ここは原作で描かれていなくても追加したほうがよかったとおもいます。
そうすればラストにもっとエモーショナルな結果になったはずです。
それに主人公のリコが空気過ぎる。
本当に主人公なの?ってくらいに空気です。
今回のリコは、レグとナナチに守られるだけの存在だったのが残念。
これはやはりボンドルドの話に入る前に、ひとつ冒険のエピソードを挟んでリコの存在感をだすべきだったのではないでしょうか。
今回、この映画を観ての収穫🌾はいくつかの謎が解明できたことです。
とくにナナチとミーティのあの残酷な実験は何だったのかが理解できました。
その結果、ボンドルドが作り上げたかったものがわかりました。
それにしてもボンドルドは許せないほどの下種野郎です
ラスト、あれでいいのか?
僕の中のモヤモヤは、ますます溜まっていくのでした・・・
ああ、そうそう、ちょいちょい入れる下ネタですが、別にすごく面白いわけでもないし要素として重要じゃないからやらなくていいと思う。
仮に原作でやっていても削ってしまっていいのでは?
制作会社は少し原作に忠実にしようと思いすぎてるのかな?
だからアニメとして場面場面の繋がりが少しチグハグな印象もあります。
もう少し原作を消化して、そして昇華したほうがよいと思いました。
結局のところテレビ放映用を映画館でやるファンサービス的な映画の域を脱してはいなかったですね。
まぁ、結構酷評しましたけど、このアニメに期待しているのですよ。
なんといってもアニメ映画を映画館で観るのは、今回が初なのですから。(それくらい期待してる。)
それだけに辛口になってしまいました(ファンの人ごめんなさいね。)
シーズン2も必ず観ます。
今回パンフレット買っちゃいました
特典も凄く可愛いですよ🧡
映画館の上映は21:00からでしたが満席、チケット完売です。
やっぱり凄い人気ですね
📢最後にEJ ANIME THEATEさんはサウンドチェックをもっと真剣にやった方がいいと思います
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