English🇬🇧
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
★★★☆彡☆
監督 ジャン＝マルク ヴァレ
脚本 ブライアン・サイプ
配給 ファントム フイルム
DVD TCエンタテインメント
上映時間 101分
こんにちは、しんじです
今回はジェイク・ギレンホール主演「雨の日は会えない、晴れの日は君を想う」という映画のレビューを書きます。
この映画はタイトルで観てみようと決めました。
ちょっと詩的なタイトルが素敵だなと・・・
主演はジェイク・ギレンホールだしね
| あらすじ | 感想 |
あらすじ妻ジュリアが運転する車が突然の事故に巻き込まれる。
助手席に乗っていたデイヴィス（ジェイク・ギレンホール）は無傷だった。
だが妻は死んだ。
ジュリアの両親は悲しみの中デイヴィスを励ます。
そして自分の両親、同僚も悲しい事故に涙しデイヴィスを励ます。
だが、デイヴィスはいつもと同じように朝を迎え、軽い運動をする。
自分の心に変化がないのを再確認する。
葬儀の最中もあまりにも周りが悲しがるので、居心地悪く、鏡で悲しい顔をしてみる。
「自分は妻を愛していなかった。」
そう自覚する。
そもそも妻が死んだばかりの病院ですら、ｍ＆ｍチョコレートを売る自動販売機からチョコレートがでないことへの憤りを感じる方が強かったのだ。
デイヴィスはその憤りを手紙にして自動販売機のお客様相談部へ郵送した。
妻の事故から説明をして「自分がどれほどにチョコが出てこないことに憤りを感じているのか」を綴った。
数日後の深夜、担当のカレン・モレノ（ナオミ・ワッツ）という女性から電話があった。
彼女は手紙を見て悲しみ、デイヴィスを気にかけた。
「私にできることがあれば・・・」
デイヴィスはカレン・モレノがどんな女性か気になった。
それは恋愛感情ではなく・・・何でもよかったのだ。
ただたまたまだった。
デイヴィスは義父の言葉「物を直すときは分解をして組み立てれば良い。」
この言葉に従い、壊れた冷蔵庫を分解する。
会社のパソコンも分解し、トイレのドアさえ分解してしまう。
奇行だ。
何でも壊したくなる衝動が抑えられない。
デイヴィスはカレン・モレノという人物を気にするように自分を仕向けていた。
デイヴィスに会うことは「過ち」の一歩になりかねないとカレン・モレノは会うことを避けていた。
だが、鋭いデイヴィスはカレン・モレノを突き止めてしまう。
そしてデイヴィスの理解者として友となる。
カレンにはクリスという息子がいた。
クリスはデイヴィスをただの母親を狙う間男と馬鹿にしていた。
この世の建前と本音など、もはやどうでも良いデイヴィスの言葉に嘘がないことを知ると、自分の悩みを打ち明ける仲となる。
デイヴィスの奇行はエスカレートし、自分の家の内装まで破壊し始める。
クリスを誘い、2人でぶっ壊す！
そしてデイヴィスはジュリアの妊娠の記録を発見する。
デイヴィスの知らない事実だった。
後日、クリスがリンチに会い重傷を負う。
悲しむカレン・モレノ。
ジュリアの墓参りをすると、事故を起こした男性が涙ながらデイヴィスに許しを請う。
そして車に乗ろうとすると運転席のカーペットの間から一枚の付箋を見つける。
「if it’s raining you don’t see me , if it’s sunny you’ll think me.」
ジュリアの心の椅子から立ち去っていた自分。
あれは自分の椅子だったのだ。
見失っていた。
全ての事柄が心を揺さぶり、箱を壊した。
溢れる想い。
そう、自分は愛していた。
ジュリアを愛していたのだ。
デイヴィスの心はジュリアへの想いで満たされた。
 |
映画を観るならAmazonプライムビデオ（配信）雨の日は会えない、晴れた日は君を想う（字幕版） 新品価格 |
| あらすじ | 感想 |
感想この映画は自分の感情の出口を見失ってしまい、必死に出口を探し、「自分が裏切られていたこと」と「自分が妻を見ていなかった事実」を再確認して開いた小さな穴から、妻を想う気持ちが溢れ出す男のお話です。
まぁ、何と面倒くさい物語でしょうか
男はその穴を見つけるために、いろいろなことをして感情の揺さぶりをしていたのです。
彼が壊したかったのは自分の感情をしまい込んでしまった箱。
それに気づいているのか？いないのか？、いろんなものを壊す！壊す！壊す！
そして知らされていない妻の妊娠と懐妊、事故原因の男の涙の謝罪、重症のクリスと母カレン・モレノの悲しみ、そして車内に見つけた妻からの1行の詩。
『if it’s raining you don’t see me , if it’s sunny you’ll think me.』
全ての感情や想いが無機質な箱をぶち壊す。
ここまでたどり着くのにえらい遠回り
映画の途中でデイヴィスが本当に壊したいものを観客は気づきます。
いや、最初から気づきます。
そのデイヴィスを見守る映画です。
この映画でデイヴィスはカレン・モレノとＳＥＸしません。
カレン・モレノはデイヴィスにとって、きっかけのひとつであればよかったのです。
おそらく、この存在は女である必要もなかったのかもしれませんよね。
建前を作る必要のない人、今の率直な想い・感情を話せる人なら誰でもよかったのでしょうね。
もし恋愛関係やＳＥＸしていたらこの物語は成立しなかったでしょう。
なぜならその時点で観客が見守る必要がないからです。
カレン・モレノの息子クリスはデイヴィスと近い存在だったのでしょう。
クリスにとって世の中は偽善と建前にまみれた世界でした。
その中で奇異な存在が目の前に現れました。
お互いがそれをかんじていたのでしょう。
『この先、どう生きていけばいいのか。』
クリスがデイヴィスの口元に指を押し当てて口角を上にあげます。
あれは鏡に映った自分にやっていたのではないでしょうか。
デイヴィスを見守る映画は、コミカルに悲しく最後まで観ることができます。
そして魅了されるのはやはりジェイクギレンホールの内面から溢れる演技。
わざとらしくなく、あざとくなく、やらしくない彼の演技は素晴らしいです
あなたもデイヴィスを見守ってみませんか。
空いた午後に観るのにちょうど良い映画です
最後に邦題は素敵ですが、字幕でこのままの言葉をだされる解りづらかった。
翻訳をもうちょっとしっかりやってほしい。
僕の解釈
「if it’s raining you don’t see me , if it’s sunny you’ll think me」の意味は、おそらくこんな意味なのではないでしょうか？
「雨の日は私と会えない、晴れの日は私を想う」
つまり
「あなたがいつも私のことを想っていることは知っているわ。でも私の（あなたへの）想いを、あなたは知ろうとしない。」
| あらすじ | 感想 |
| いつもありがとう他のレビュータイトルもどうぞ☕ 映画レビュー索引ページ |
||||||
関連商品
|
＠＠＠
 |
新品価格 ￥3,347から |
Hello
This is Shinji.
This time I wrote a review of the movie “Demolition” starring Jake Gyllenhaal.
The audience keeps watching the man who has lost the “Exit of emotion” from afar.
This movie is such a movie.
And it is a movie that is fascinated by the performance of Jake Gyllenhaal.
Overview of this article
|
Good point |
|
But it’s not a boring movie. Director’s job is wonderful. |
|
Bad point |
|
|
A good movie to watch on a boring afternoon
・・・Somehow I understand Davis’s feelings.
I was not sad when my father died.
I was puzzled to see my brothers and others around me sad.
I was uncomfortable when others care.
I remembered that time.・・・
