「アルゴ」の感想・レビュー(ネタばれあり)

アルゴ

English🇬🇧アルゴアルゴ
★★★★★
監督 ベン・アフレック
脚本 クリス・テリオ
配給 ワーナーブラザース
DVD ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
脚本 120分

こんにちは、しんじです
今回はベン・アフレック主演・監督の「アルゴ」の感想を書きます。
この映画は1970年~1980年にかけて発生した「イランアメリカ大使館人質事件」をもとにして作られた映画です。
かなりの政治色が強い作品なのである意味「プロバガンダ」とみられがちですが、ひとつの映画として感想を書きます。

PukuPukuMarine

あらすじ 感想

🇮🇷ストーリー

イランは国王という名のもとに欧米の文化をとりいれ贅沢三昧をしていたモハンマド・レザー・パフレヴィー政権を倒し、追放されていたホメイニ師が国内に戻ることで改革がなされようとしていた。

イランから逃げ延びたモハンマドを末期のガン患者ということで人道的な理由をつけ受け入れたのがアメリカだった。

アルゴ

もともとモハンマドはアメリカの後ろ盾があり、さらにその身をアメリカが受け入れたことにイランの民衆は反米感情を抱いていた。

毎日のようにアメリカ大使館前ではデモ活動が行われていたが、その日はいつもよりも過激だった。

アルゴ

アメリカ国旗を燃やし白熱したデモ参加者はついにアメリカ大使館の門を突破してしまった。

アルゴ

なだれ込む民衆に大使館は瞬く間に占拠され60名近い職員が捕虜となった。

だがいち早く大使館から脱出した職員が6名いた。

アルゴ

この事実はアメリカ政府もすぐさま察知し、国防省、CIAなどにより救出計画が話し合われる。

アルゴ

大使館内で人質となる多数の職員は目隠しに銃を突きつけられるという命を削られる思いをしていたが、実は多くの報道陣を前にして殺害される危険性は少なかった。

反米感情の強い民衆や活動家に殺される危険があるのは逃亡中の6名のほうだった。

幸い彼らはカナダ大使の邸宅に保護されていた。

アルゴ

だがカナダ大使館とてイラン革命により厳しい監視下におかれている。

アメリカ国の救出計画はどれもこれも凡策でしかなかった。

CIA職員の「人質救出のプロトニー・メンデス(ベン・アフレック)は「餅は餅屋に」と自分に任せてほしいと人質救出作戦を開始する。

アルゴ

とは言え良いアイデアに窮していたトニーは息子が見ていたSF映画からヒントを得た。

彼の計画とは

〈ハリウッドにて壮大なSF映画「アルゴ」を制作〉
〈制作するロケ現場を監督をはじめスタッフ数名が中東各国を視察〉
〈大使職員6名をそのスタッフに扮装させてイランから脱出させる〉
という計画だ。

トニーはまずSF映画「アルゴ」の制作計画が本物であるためにハリウッドの「猿の惑星」などを手掛ける特殊メイクの大物「ジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)」、ハリウッド映画界の監督「レスター・シーゲル」に救出計画に参加してもらう。

アルゴ

彼らはキャストを決め、制作パーティ、制作発表記者会見まで行い、この映画製作が本物である工作から始めた。

アルゴ

用意が整うとトニーは中東へ向かう。

隣国テヘランから入国しイラン入りをするトニー。

アルゴ

カナダ大使館の邸宅に保護される6名に計画を告げると、綱渡りのような計画に反発をする職員もいた。

だが、この綱渡りをするしか道はない。

その時、イラン政府の職員により、イランの民衆が集う大きな市場街(バザール)を案内すると通告される。

アルゴ

これは「振るい」だ。

スタッフを民衆の目にさらすことで、逃亡中の6名と照合をしようとするイラン政府の計画だ。

この厳しい鬩ぎあいをするなか、トニーのもとに「計画の中止」を告げる電話が入る。

アルゴ

軍による救出計画がたちあがったのだ。

だが既に面が割れている6名は明日になれば身元がばれる。

計画を中止することは彼らを殺害させることと同じだ。

トニーは独断で計画続行を決め、彼らを空港に連れていく。

既に計画中止で脱出の航空券もキャンセルになっている。

だがトニーから計画の続行を聞いたCIA上司「ジャック・オドネル(ブライアン・クランストン)」の激がCIAの事務所に飛び交う!
アルゴ「航空券の用意をしろ!!」

即刻、アメリカ大統領に計画続行を承認させ航空券の手配をさせる。

あともう少しで脱出できる!

だが、搭乗バス入り口でイラン軍による検閲が行われていた。

彼らは最後の難関を突破できるのか?

アルゴ

映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)アルゴ (字幕版)

新品価格
(2021/2/11 13:57時点)

あらすじ 感想

🇺🇸感想

これは面白い‼

やるね、ベン・アフレック👍

この映画がプロバガンダだろうが何だろうが、ひとつの映画として凄く面白いです。

この映画の素晴らしい点はイラン革命の反米感情が白熱する国から脱出させる緊張感あるシリアスな内容だが、決して暗い映画にしなかったことだ✨

ハリウッドにて偽映画「アルゴ」を本物の制作計画に仕立てる場面は、まるで詐欺師達が「世の中を騙してやろう」って感じで見ていてすごく楽しかった。

アルゴ

そしてトニーとチェンバー、レスターの合言葉が「アルゴ!くそったれ!」なのが笑える😆

その中でもやっぱり「ジョン・グッドマン」は素晴らしい演技力を見せてくれますね。

アルゴ

そしてトニーがイランへ渡ると一気に緊張感が高まる😱
アルゴ

イランの逃亡者への追及も凄く執拗なもので、シュレッダーにかけられた書類を子供にパズルをさせるように復元させるというね。

半端ない😵

アルゴ

バザールを歩く場面なんかもう怖いくらいですよ。

民衆の目線や怒声が恐ろしい😱

アルゴ

そこに来て「計画中止」でしょ。

どこまでハラハラさせるのよ😣

最後の検閲の場面では今まで計画に反発していた大使館職員マークがペルシア語を駆使して、大げさなジェスチャーを交えて映画の説明をしている場面は何か胸熱‼

アルゴ

ここでも凄い緊張感ある場面なんだけど、映画ファンにはニヤリとさせるポイントをつくるあたりがベン・アフレックの凄いところだね👍

まずはアルゴの映画の照会が書いてある冊子をチェックするイラン職員。

ページをめくるとスタさん(シルヴェスター・スタローン)とエイドリアーン!!

これって「ロッキー2かな?

アルゴ

次のページはアル・パチーノの顔がある。

これは時代的には「ジャスティス」?「クルージング」?(わかる人教えて。)

アルゴ

さらに、イランの検閲官がハリウッド事務所へ電話をかけると、ハリウッドの映画制作風景が映し出される。

あれっておそらく「48時間」でしょ❓❗

ぜったいにあれはジャック・ケイツ(ニック・ノルティ)だ!!

アルゴ

たぶんレジー・ハモンド(エディ・マーフィ)と喧嘩している場面をモチーフにしている。

そして映画のラスト、飛行機に搭乗するわけだけど、そこでもイランの追跡は終わらず、車で追いかけてくる。

飛び上がってからも安心はできない。

まだだ!!

アルゴ

そうミサイルを撃ち込まれる危険性があるのだ☠

そして国境を越え乗客にお酒を飲んでいいと告げられて胸熱場面。
トニーの口元がわずか上がるのが凄くいい!
アルゴ

トニーの上司ジャックオドネル(ブライアン・クランストン)の表情が最高に泣ける😭

そしてかっこいい👍

アルゴ

とにかくこの映画は国外脱出映画の中では最高傑作だと思います👍👍👍

政治的な意味合いは抜きに純粋にご覧になることをお勧めします。

この映画に匹敵する緊張感がある国外脱出映画はウォレスト・ウテカー、ジェームズ・マカヴォイの「ラストキング・オブ・スコットランド」かと思います。

アルゴ

こちらも超おすすめ。

すごく怖い映画です😱

今回の映画で注目してもらいたい役者さんは「ブライアン・クランストン

アルゴ

この役者さんは海外ドラマ「ブレイキング・バッド」にてその演技力が評価され、知名度が凄く上がりました。

ぜひ「ブレイキング・バッド」見てみてください。

アルゴ

凄く面白いですよ。

ラストも凄くまとまってます👏👏👏

今回、ベン・アフレックは素晴らしい監督の仕事をしましたが、もう1本紹介したいです⚠

ゴーン・ベイビー・ゴーン
この映画は育児放棄にまつわる内容ですが、ぜひ見てください。

素晴らしい内容です

私たちの胸に「正しいこと」って何?って訴えかけてきます😧

アルゴ

あらすじ 感想
いつもありがとう他のレビュータイトルもどうぞ☕
映画レビュー索引ページ
関連商品

アルゴ (字幕版)

映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)新品価格
(2021/2/11 13:50時点)

アルゴ<エクステンデッド・バージョン> [Blu-ray]

新品価格
¥973から
(2021/2/11 13:50時点)

アルゴ Argo 映画パンフレット 監督 ベン・アフレック キャスト ベン・アフレック、アラン・アーキン、ブライアン・クランストン、ジョン・グッドマン、ケリー・ビシェ

中古価格
¥1から
(2021/2/11 13:54時点)

映画ポスター アルゴ (ベン・アフレック) グッズ /DS 【数量限定・初版】

中古価格
¥9,600から
(2021/2/11 13:54時点)

インテリアポスター・プリント- アルゴフィルムシリーズP4アートキャンバス絵画 インテリアパネル インテリア絵画 新築飾り 贈り物 サイズ(40x60cm)

新品価格
¥1,797から
(2021/2/11 13:55時点)

Review of movie

Hello.
This is SHINJI.
This movie is “ARGO” by Ben Affleck starring and director.
This movie is a movie about “Iran hostage crisis”.
Apart from politics, it is a wonderful movie as a purely movie.

Outline of this article


Good point
Screenplay for movies
directed by
Acting of “John Goodman”
アルゴ

“Bryan Cranston” is cool
アルゴ

Nervousness
The performance of all actors is wonderful


Bad points
None


👌Although it is a serious story, it is not a dark movie.
Hollywood scenes are full of humor.
アルゴ

That balance is wonderful.👏👏👏👏
Ben Affleck is a great director.✨

投稿者: emo-shinji

東京中野区でPukuPukuMarinというDiving serviceをしています。 PADIのMasterScubaDiverTrainerというインストラクターです。 EFRの救急救命のインストラクターでもあります。 ずーっと伊豆を中心に潜っています。初島と西伊豆の黄金崎を得意としています。ダイビングと映画で満足です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です