10クローバーフィールドレーン
★★★★☆
制作 J.J.エイブラムス
監督 ダン・トラクテンバーグ
脚本 デイミアン・チャゼル
配給 東和ピクチャーズ
DVD パラマウント
上映時間 103分
こんにちは、しんじです
今回は「クローバーフィールド」のアナザー映画「10クローバーフィールドレーン」の感想を書きます。
この映画の仕掛け人は前作同様J.J.エイブラムスであります。
「クローバーフィールド」と冠が付いているため、前作同様の臨場感たっぷりのパニックサバイバル映画と思った人も多いかもしれませんが、この映画、全然違う切り口で描いています。
さすがJ.J.エイブラムス、一筋縄ではいきませんね。
あらすじ | 感想 |
ミシェル(メアリー・エリザベス・ウインステッド)は彼氏との家を離れ、町を別れ町を得ていく途中で事故にあう。
目覚めると点滴とベッド、しかし足は鎖でつながれていた。
見知らぬ部屋に監禁されている。
すると、扉の錠が開き、大きく太った男が食事を持ってきた。
彼の名はハワード(ジョン・グッドマン)
彼は言う。
「地上は攻撃を受けた。ロシアか北朝鮮か。もしくは火星人ならもはや手を打つことは不可能だ。地上の空気は汚染されている。だがここはシェルターで安全だ。」
疑心暗鬼のミシェル。
ハワードはシェルターのドア窓から外の様子を見せた。
そこには汚染された空気に触れて朽ち果てている家畜がいた。
シェルターにはもうひとり男がいた。
シェルター建築を手伝ったエメットだ。
「俺は攻撃を見た。自らシェルターに飛び込んだんだ。」
ハワードの言葉を信じることができないミシェルは隙をつき、カギを奪い何重にも施錠した扉を開ける。
「開けるな。汚染されている。考え直せ。」
最後の扉を開けようとしたとき、扉窓に女性が助けを求めてきた。
「助けて。私は汚染に少ししか触れていない。開けて!開けて!」
女の皮膚は酷くただれて血がにじみ出ている。
「開けるな」とさけぶハワード。
恐ろしさにドアを開けるのを躊躇する。
「おねがい!開けて。開けて。開けろ!開けろ!」
次第に乱暴になる女。
そして叫びながら頭をガラスに打ち付けてくる。
その女を見て、ミシェルはハワードの言葉を信じることとなった。
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あらすじ | 感想 |
前作が戦場の臨場感を売りにしていた映画だっただけに、この方向転換にはびっくりします
その為、前作のような作風を期待していた人は肩透かし状態で評価が低かったかもしれません。
逆に前作と切り離して映画を観ることができた人には評価は高かったはずです。
僕は後者です
前作は確かに臨場感が凄くてアトラクションムービーとしては高評価でしたが、言ってみればそれだけといってもいいくらいにストーリーは薄かった。
だが、さすがJ.J.エイブラムスです。
ガラッと作風を変えた今回はその状況下で起きた人間の怖さに着目です。
単純に言えばハワードがミシェルを拉致した事柄なのですが、ここにもう一人エメットを登場させたことにより話の厚みが出ました。
このエメットがいることで常にハワードはイライラ
ハワードはミシェルといい感じになりたいという妄想を持ちつつも、牙を隠せざるを得ないし、もしかしたらエメットとミシェルがいい感じになってしまうかもしれない。
せめぎあいの連続状態。
イライラ!イライラ
一方、ミシェルは完全な第三者でないにしても、エメットがいることで、外の様子を客観的に聞くことができるし、少し心に余裕を持つことができます。
そしてこのエメットのおかげでハワードの悪だくみが露見します。
そこからは今度はミシェル、エメットの水面下の計画がばれないようにハワードとのせめぎあい。
サンタクロースの歌の歌詞には「ヤバイ!」って思いましたよね。
しかし、計画がばれてしまいエメットはあっけなく殺されてしまう。
だが、ここからミシェルの本領発揮です。
ミシェルが戦う女へ覚醒!
視聴者をイライラさせることもなく、ズッカズカとハワードを撃破!!
地上へ脱出!!
最近の映画はヒロインの強い女特性があるのがいいですよね
昔の映画なら、ヒロインがモタモタしている姿にイライラするばかりでしたもんね
地上では侵略者と対峙するのですが、ここでも勇ましく戦い抜きます。
もう2代目シガニー・ウイーバーの称号を与えたい。
羽付きのデカブツに捕まった時でさえ、冷静に火炎瓶を作り撃退!
お見事
ラスト「医療班・戦闘員募集」の情報を聞き、戦場へと車を走らせます。
彼女は戦闘員になるのでしょうね。
凄く頼もしい。
間違いなく彼女は生き残るタイプでしょう。
ミシェル役のメアリー・エリザベス・ウインステッドは「遊星からの物体Xファーストコンタクト」にも主演しています。
彼女はこちらの映画でも歯切れのいいヒロインを演じています。
顔も可愛いし、僕はとてもお気に入りです
彼女の名はメアリー・エリザメス・ウインステッド
今作は手ブレ撮影もなく脚本も面白かったです。
是非、観てみてください。
お勧めです。
あらすじ | 感想 |
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Hello.
This is shinji.
This time I wrote a review of “10 Cloverfield Lane”, a sequel to “Cloverfield”.
This movie is also produced by JJ Abrams
The previous work was a monster movie, but now it is a suspense movie.
This film is about offense and defense with the kidnapper.
Starring Mary Elizabeth Winstead is my favorite actress.
Summary of this article
Good point
story
Movie screenplay
Having a man named “Emmett” added depth to the story.
It was interesting that the heroine was a battle type.
At the end I knew what she would choose
Bad point
This movie is a sequel to “Clover Field”.
But did the film have to be a “sequel”?
I felt doubt about that.
However, this movie was so interesting that I think highly of this movie