ミッション:インポッシブル
★★★★★プラス★
監督 ブライアン・デ・パルマ
脚本 デヴィッド・コープ
配給 UIP
上映時間 110分
こんにちは、しんじです。
今回はシリーズ第1作目「ミッション:インポッシブル」の感想を書きます。
この映画は1996年に公開された作品で、僕は映画館でこの作品をみました。
大画面、大音量であのスパイ大作戦のテーマ曲が流れたときの鳥肌が立つような感動は今も忘れられません。
そして、その期待を裏切らなかったのがこの記念すべき第1作目なのです。
何といっても監督ブライアン・デ・パルマはアル・パチーノの「スカーフェイス」やケヴィン・コスナーの「アンタッチャブル」の監督ですもの。
ジョン・ウーとはモノが違いますよ。
あらすじ | 感想 |
〇あらすじ
CIAの諜報部門IMFのジム・フェルプス(ジョン・ヴォイド)に指令が来た。
それは世界各地に潜伏するCIA工作員のリストを盗もうとする大使館職員とそれを購入しようとする人物の身柄確保を目的とする任務だった。
ジムが率いるチームによって行うこの任務は決して難しいものではなかった。
だが任務半ばで思わぬことが起きた。
大使館内のシステムをハッキングしていたジャック(エミリオ・エステベス)がエレベーターに挟まれて死亡してしまう。
明らかに第三者の手によるものだ。
ジムは任務の中止と通信を遮断することを命令する。
若きチームリーダー:イーサン・ハント(トム・クルーズ)は任務中止に反対する。
だが、現場に潜伏するメンバーが次々と殺されてしまう。
そして師であり友であるジムも何者かに刺殺されてしまう。
生き残ったのはイーサン・ハントだけであった。
イーサンはCIAに連絡をし、現場からの離脱を要請する。
指定されたレストランでCIAのキトリッジと落ち合うと、イーサンは疑問をぶつけた。
「なぜ俺たち以外のチームがいるんだ。」
イーサンは現場に自分たち以外の工作員が潜入していることに気が付いていたのだ。
「ここ数年、CIAの情報が洩れている。我々はマックスという謎の人物が、工作員の誰かを使い、情報を得ていることはわかっていた・・・そして今、イーサン、君だけが生き残っている。」
この任務は裏切り者をあぶりだすための任務だったのだ。
そして今、この時からイーサン・ハントは裏切り者、国家反逆者と決定づけられた。
イーサンは仲間を殺し、自分を嵌めた裏切り者を見つけ出すために、逃亡する。
チームの隠れ家へ戻ると死んだと思っていたクレアが戻ってきた。
イーサンはクレアと過去に解雇された工作員の中から2人を選び出した。
フランツ・クリーガー(ジャン・レノ)と天才ハッカーのルーサー・スティッケル(ヴァング・レイムス)だ。
そして真の裏切り者をあぶりだす作戦が始まる。
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あらすじ | 感想 |
〇感想
このワクワク感を最初から最後まで持続させる素晴らしい映画です。
超おもしろい!
この一言です。
ミッション:インポッシブルはシリーズとして6作つづいています。
この1作目のイーサン・ハントはまだまだ青さが残るような若者なのです。
頼りになるジムのチームの若い工作員であり、軽口もたたけば、仲間と冗談を言って笑いあう若者です。
そのイーサン・ハントが任務の中で鍛えられていきローグネイションやフォールアウトのような凄腕プロのイーサン・ハントになっていく。
この1作目をみるとそれが妙に納得いく感覚になります。
イーサン・ハントという人物像がぶれることなく描かれているシリーズと言えます。
ただ、このシリーズで唯一違和感があるのがジョン・ウーの「M:I2」です。
ここで描かれるイーサン・ハントだけがシリーズからかけ離れている人物となっています。
僕個人的にはシリーズからM:I2を削除してほしい気持ちです。
1作目は無駄な音楽など入れずに、静寂さと間によって観客を引き込んでいく。
手に汗握り固唾をのむ。
そして、成功したその瞬間にスパイ大作戦の音楽が流れはじめる!
それはまるでイリュージョンのように観る者のワクワク感を掻き立てます。
全てが解決しイーサンはIMFを引退することを決意、ルーサーと決別して飛行機に乗る。
すると、映画の冒頭、ジムが指令を受けたときと同じシチュエーションになります。
こういうの大好物です!
終わりまでワクワクさせるのかよ!
本当にすばらしい監督の仕事です。
この1作目をみるとルーサーがこの時から登場していたことに改めてびっくりしますね。
かなり長いつきあいですね。
この頃のルーサーの顔は悪ガキが大人になったみたいで、すごく可愛いらしいですよ💛
トム・クルーズはこの作品の頃は31歳くらいでルーサー役のヴィング・レイムスもまだ40歳前です。
若々しいですね。
このレビューを書くにあたり「フォールアウト」「ローグネイション」「ゴーストプロトコル」「3」「2」そして1作目まで辿ってきました。
なんかイーサン・ハントの過去を紐解いていった感覚で面白かったですよ。
シリーズの第1作目として文句の言いようがない作品です。
「フォールアウト」まで観たあなたも、もう一度、1作目を観てみたら新たな発見があると思いますよ。
超おすすめ映画です。
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