アウトロー
★★★★☆彡
原作 リー・チャイルド
監督・脚本 クリストファー・マッカリー
配給 パラマウント映画
DVD パラマウント
上映時間 130分
こんにちは。
しんじです。
今回はトム・クルーズ主演アクション映画「アウトロー」の感想を書きますね。
この映画はシリーズ化されていて今作が2012年、続編「ジャック・リーチャーNEVER GO BACK」が2016年に作られました。
当時の触れ込みはトム・クルーズが悪に染まったヒーローというキャラクターで「ミッション:インポッシブル」のイーサン・ハントとの差別化を図ろうと配給会社が宣伝していましたね。
あらすじ | 感想 |
当時はどうしても「ミッション:インポッシブル」の合間に作られた映画のようにとられてしまったこの映画。
同じアクション映画という土俵なのでこれは仕方がないことですよね。
そういう苦慮の末、配給会社が「今度のトムは悪者だ。」みたいな宣伝をしていたことを覚えています。
しかし蓋を開けてみれば、ヒーローらしいヒーローしています。
だってトム・クルーズだもんね。
ジェイソン・ステイサムのようにクールな感じでもないし、悪役っていう性悪な顔もしていない。
アクションの仕掛けとしても、やっぱり「ミッション:インポッシブル」よりは地味目かもしれない。
でも、わかりやすく、しっかりとサスペンスもあって、ポイントを押さえた見せ場が数々ある上質なアクション映画です。
それにしても、やっぱりストーリーの導入部って大切だと思いました。
無差別連続犯罪から容疑者が捕まって、紙にひとこと
「ジャック・リーチャーを呼べ」
これでジャック・リーチャーという存在に一気に引き付けられますよね。
・いったいどんな奴なのか?
・呼ばれた理由は何か?
アクションは王道的なものだったけど、悪の親玉が、ちょっと悪を飛び越えてあっち側にいっているような爺さんなのがよかったです。
ヘマをした下っ端にチャンスをやる温情。
いやいや、指をかみちぎれって・・・
精神があっち側にいかなきゃできませんよ。
「自分はできたからお前もできるだろう」って理屈は天才肌の人が言う理屈ですよ。
トムが演じるキャラのなかでも少し冷淡な性格のジャック・リーチャーですが、ほんの少し事件に関わったサンディが殺されたことで、彼の感情が揺さぶられるのが凄くよかったですよね。
かわいそうなサンディ
クールに装っていてもやはり激情の性格であったなぁ。
映画の中にユーモアを入れるのは大切なこと。
でもあからさまだとアメリカ的なノリだなぁっとシラケてしまうことが、僕の場合けっこう多いのです。
そういう意味で、この映画のユーモアはサラッとしていてクスッって感じで心地よかったです。
後半ででてくるロバート・デュバルもとても楽しいサプライズでしたね。
この人だから嫌な役じゃないだろうっと思い安心してみていられました。
「これが出来たら、情報を教えてやろう」っていうイベントも楽しかったです。
ただ、ラストバトルではもっと目に見えて「さすがーっ!」っていう活躍をしてほしかった。
十分にサポートはしていたけどね。
王道のアクションにサスペンス、ユーモア、サプライズ、イベントを盛り込んでいてとっても面白い映画でした。
お勧めの映画ですよ。
そうそう、ヒロインのロザムンド・パイクはイギリスの女優さんで2014年映画「ゴーン・ガール」で多くの映画賞でその演技を評価されました。
あらすじ | 感想 |
昼下がり、突如鳴り響く6発の凶弾。
5人の男女が無差別に殺害された。
現場に残された数々の証拠からジェームズ・バーが容疑者として逮捕される。
取り調べを受ける中、男が紙に残した言葉。
「ジャック・リーチャーを呼べ」
エマーソン刑事とロディン検事は謎の男「ジャック・リーチャー」をどのように探そうか考えあぐねていると、ジャックは自ら出てきた。
容疑者のバーは護送中のリンチで脳損傷の重症を負ってしまった。
もしかしたら二度と目を覚ますことはないかもしれない。
その様子をみたジャックは、バーとの約束は果たせそうもないと立ち去ろうとする。
その時、容疑者バーの弁護人ヘレンに出会う。
ジャックは証人になるよう頼まれる。
だが、ジャックは「バーが犯人だ」と確信を持っていた。
それはイラク戦争の時に遡った。
精神不安定になったバーがストレス発散の理由で無関係の男たちを射殺したのだ。
当然ジャックは証人などは断ったが、かわりに調査の手伝いを頼まれてしまう。
ヘレンの熱意に負け現場検証に向かったジャック。
銃撃現場を見渡す。
ジャックはスナイパーとしては不自然な点を見つける。
そして数々の証拠にも違和感を覚える。
一方、犯人の弁護士であるヘレンに「遺族たちと面会しろ」というジャック。
どの家でも冷遇されるヘレンだった。
これは被害者遺族と向き合えという意味なのか?
その面会の先にあるものとは。
そしてジェームズ・バーとジャック・リーチャーの約束とは。
あらすじ | 感想 |
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Hello.
This is Shinji.
This time I wrote the impression of the action movie “Jack Reacher” released in the theater in 2012.
Starring Tom Cruise.
This movie is sober compared to the same action movie “Mission: Impossible”.
However, the director’s work and the script are wonderful.
Action that firmly holds down the points.
Good balance of suspense and humor.
It was also interesting that Robert Duvall appeared in the surprise.
It’s a well-balanced and very interesting action movie.
I like the villainous boss character in this movie.
He is a ruthless, brutal devilish man.