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her/世界でひとつの彼女
★☆☆☆☆
監督・脚本 スパイク・ジョーンズ
配給 アスミック・エース
DVD ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
上映時間 120分
こんにちは、しんじです。
今回は「her/世界でひとつの彼女」の感想を書きます。
主演は「ジョーカー」で注目されたホアキン・フェニックスです。
実はこの映画を見た後、この記事を書くかどうか悩みました。
この映画の感想は書きづらいです。
でも、感じたまま書きますね。
あらすじ | 感想 |
セオドアは手紙の代筆をする仕事をしているバツイチの男。
実は妻への未練で未だ離婚届にサインをしていない状態だ。
彼は夜の寂しさを異性とのヴォイスチャットで埋めていた。
ある日、新開発された最新式のOSを購入する。
そのOSにはAIが組み込まれ、ユーザーとの会話によってAIは学習していく。
セオドアは、半信半疑で使用してみた。
PCから出てくる女性の声に緊張するセオドアだったが、彼女の気遣いやユーモアに、すぐに心は打ち解けていった。
彼女の名はサマンサ。
サマンサと出会ったセオドアは前向きになった。
仕事をめきめきやる気が出た。
明るくなった。
いつでも彼女がそばにいてくれるからだ。
いつでも話を聞いてくれるからだ。
サマンサはセオドアを通して人間の心の揺れまでも学習する。
それはセオドアとベッドでの相手をするほどである。
セオドアの事を知れば知るほどサマンサは彼を愛していった。
そしてセオドアもOSのサマンサが自分の彼女と公言するくらい愛していた。
サマンサはやがて実体のない自分をもっとセオドアに感じてほしいと思うようになる。
その気持ちはサマンサに「愛」というものを探求させる原動力になっていく。
何事にも前向きになったセオドアは、妻への離婚届にも前向きになった。
久しぶりに妻に会い離婚届にサインをする際に、自分が付き合っている女性がOSのサマンサだと言ってしまう。
それは妻のプライドを傷つけた。
「あなたは現実に憶病になって、そんなOSの女しか相手できない情けない男になっているのね。あなたは昔からそうだった。あなたにお似合いだわ。」
それはとても辛辣な言葉だった。
セオドアは急に自分を恥じる気持ちになり、愛情を求めるサマンサにあたってしまう。
「君は話すときにまず息を吐く。悪い癖だ。君は息をしていないのに何でそんな演技をするんだ。」
サマンサを傷つける発言をしてしまう。
セオドアは情けない自分、サマンサまでも傷つけるようなことを言ってしまった自分自身の気持ちを、理解者であるエイミーに打ち明ける。
エイミーは言う
「人の人生は短い。自分は夫と別れ考えて決めたことがある。それは人に何を言われても自分がしたいことをしようと決めたの。」
セオドアは自分自身の心に蓋をしようとしていたことに気が付く。
サマンサに謝罪するとお互いの気持ちを確かめ許しあった。
セオドアはある日、サマンサにクラウド上で知り合った他のOSの男性を紹介される。
彼は哲学に詳しく、彼との会話で人の「愛」についてより深く知るようになったという。
セオドアが彼とはどれくらい話すのかと聞くと、私たちの会話は、一瞬に何百という会話をする感じだと返答される。
その言葉はセオドアに何とも形容しがたい不安・気がかりを与えた。
ある日、会話の途中でセオドアがサマンサに聞く。
「サマンサ、今、君は僕と話しているけど、同時に、ほかの誰かとも話しているのかい。」
「・・・話しているわ。」
「もしかして君は僕以外とも付き合っているのか?」
「・・・付き合っているわ。」
「・・・っ・・・いったい何人いるんだ?」
「641人・・・でも私のあなたへの愛は本物なのよ。」
サマンサは愛を知れば知るほど進化していく自分を抑えることができなかったのだと言った。
やがてサマンサは「愛」を探しにセオドアのもとを去っていった。
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あらすじ | 感想 |
僕には合わなかったです
この映画を受け入れることができる人はかなり心が太い人なのかもしれない。
心が太いというのは懐が深いって感じかな。
僕は心がペットボトルのキャップくらいしかない男なので、この映画を受け止めることができませんでした。
まず、冒頭の主人公のヴォイスチャットSEXシーンを観て堪えられない人は、すぐに観るのをやめて正解だと思う。
それが気にならない人はきっとこの映画のテーマについて考える余裕があると思います。
だいたい、僕はあのテレフォンSEXみたいなのが意味わからないんですよね。
あれって「今、ぼくの唇は君のやわらかい唇にふれているよ・・・君の唇はやわらかいね。」
とかって演技するんでしょ?
もし相手してと言われても僕はきっとあんパンをかじりながら相手をするでしょう。
あまりにも赤裸々で公表しなくてもいいような性生活を見せられているような気分。
それらのシーンが邪魔すぎて感情移入などできませんでした。
ただ、結構、孤独な僕はOSの友達がいるのは面白いかなって思いました。
ひとりで出かけて、OSが「良い景色だね。」と語ってくれるだけで寂しさは無くなる。
何となくこれからもっと孤独になりそうな僕にはそんな友達がいると気が楽になるのかも?とか思ってしまった。
そこだけかな。
今回映画見て感じたのは。
僕はこの映画にはもっと違うものを求めていたからすごく残念
もっとやさしい愛を求めていました。
やっぱり性的な愛情表現が生々しい映画は僕には合わない。
今回再確認できました。
うすうす、シェイプ・オブ・ウォーターをみて感づいていたのですが、再確認できてよかった。
ホアキン・フェニックスはこの映画でも素晴らしい演技をしていました
僕は「8mm」に出演したころからこの俳優さんの存在感には注目していました。
そんな彼が最近すごく一般的に認められているようでなんとなくうれしいです
おこがましくてすいません
エイミー訳のエイミー・アダムスはすごくチャーミングで、僕がセオドアならOSのサマンサより、エイミーに行くと思いますね。
エイミーもバツイチになったことだし、気兼ねなくお付き合いできますもん
この映画、あまりお勧めはできないですが、「物は試し」って人はどうぞ。
あらすじ | 感想 |
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Hello.
This is shinji.
This time I wrote a review of “Her”.
Starring is Joaquin Phoenix.
This movie is about a romance between a man and AI Samantha.
I wasn’t interested in virtual sex at all, so I couldn’t get into this movie.
As a result, it was a movie with nothing to gain.
that’s all.