「ハクソー・リッジ」の感想・レビュー(ネタばれあり)

ハクソーリッジ

English🇬🇧

ハクソー・リッジ
★☆彡☆☆☆(今まで一番個人的な評価)
監督 メル・ギブソン
脚本 ロバート・シェンカン
配給 キノフィルムズ
DVD バップ
上映時間 139分

こんにちは、しんじです

今回は僕が好きなメル・ギブソンが監督した「ハクソー・リッジ」の感想を書きます。

主演はアンドリュー・ガーフィールドです。

実話をもとに作られた映画で、「戦場で武器を持たずに命を助けるために戦線に立った兵士の物語」という事で上映前に話題になりましたよね。

この映画は第89回アカデミー賞録音賞・編集賞2冠受賞しましました

さてさて・・・PukuPukuMarine

あらすじ 感想

🏹あらすじ

敬虔けいけんなキリスト教の教えに育ったデズモンド・ドスは第二次世界大戦中、命を懸けて戦場に出ていく多くの若者達と同様、アメリカのために尽くしたいと気持ちの中、兵役を自ら志願した。

ハクソー・リッジ

訓練場の兵舎で軍曹の叱咤激励を受け訓練を開始する新兵部隊。

デズモンドも訓練を優秀にこなしていた。

「では銃をとれ。この銃が敵を倒し自分を守る銃だ。」

いよいよの訓練。

だが、一丁の銃が置場に残されている。

ハクソー・リッジ

「私は銃を持たない。持たなくていいとされている。私は衛生兵になるのです。」

「きさまの信念が何である以上、戦争とは銃で相手を殺す。それが戦争だ。出兵するならば銃をとれ!」

デズモンドは軍曹の命令に従うことを拒否した。

ハクソー・リッジ

そして隊を取り仕切る大尉に「銃を手にしないのならば兵役不適格者として除隊だ。」と告げられる。

デズモンドは「衛生兵として命を救う事で国に尽くしたい。」という強い信念のもと除隊を拒否する。

デズモンドの身勝手な振る舞いは、所属する部隊にも影響を及ぼし、デズモンドはリンチされる。

ハクソー・リッジ

さらに、除隊をしないデズモンドは「上官の命令に従わない」という規律違反のもと軍法裁判にかけられる。

しかし、デズモンドが忌み嫌っていた父親の根回しの元、訴えは却下され、デズモンドは銃を持たずに兵役を全うし衛生兵として戦場に出ることを許可される。

ハクソー・リッジ

隊は日本の沖縄戦、激戦地、ハクソーリッジ(前田高地)に派兵される。

命をいとわずに猪突猛進ちょとつもうしんする日本兵に苦戦をするアメリカ兵。

戦地に着くや否や激しい銃撃で命を落とす戦友たち、瞬く間に負傷兵が山積していく。

ハクソー・リッジ

負傷兵の手当てをし、肩に担ぎ戦線から退避させるデズモンド。

武器を一切持たないデズモンドは敵兵の銃撃に対抗する手立てがない。

そんなデズモンドを援護したのが隊の中でデズモンドを嫌っていたスミティ・ライカーだった。

戦地での一夜、お互いの誤解を解きあう。

ハクソー・リッジ

スミティは武器を持たずに戦地に立ち、なお命を救うというデズモンドの勇気を称えた。

戦友との夜が朝を迎える。

その日、日本兵は圧倒的不利のもと全軍玉砕覚悟の突貫作戦を決行してきた。

ハクソー・リッジ

撃たれても怯まず、屍を踏み台に突進する日本兵の攻撃に負傷し、命を落とす戦友たち。

スミティ・ライカーの命もデズモンドの手をすり抜けて行ってしまった。

ハクソー・リッジ

撤退命令!

ハクソー・リッジの崖を撤退する部隊。

だが高地にはまだ多くの負傷兵が残されている。

ハクソー・リッジ

「その負傷兵を残したまま撤退するのか!?」

デズモンドは自分の心の声、祈りに従った。

既に隊が撤退した後もデズモンドはひとり戦地に残り、敵の銃撃をよけながら負傷した戦友を担ぎ、引きずりながらハクソー・リッジの険しい崖からひとり、またひとりと降ろしていった。

ハクソー・リッジ

隊の基地にて全軍撤退したにもかかわらず次々と運ばれてくる負傷兵。

ハクソー・リッジ

それをたったひとりで行っていたデズモンド。

その勇気と偉業にハクソー・リッジで戦う部隊はデズモンド・ドスに最高の敬意を払うのであった。

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あらすじ 感想

🏹感想

見ごたえのある映画です

話も分かりやすくデズモンド・ドスの伝記映画として素晴らしい映画です

しかし・・・

本当に個人的な感想ですので「否、そうじゃないでしょうよ。」と思われる人もいるかと思います。

しかしここは私のブログなので許してくださいね

アメリカが英雄を作り称え、アメリカという国を上位互換することって多いですよね。

また一種の政治的な戦略、国民の支持を得たりするためにね。

まぁ・・・

確かに命を救う事は素晴らしい。

でも、だったら銃を持って戦った人だって同じくらいに勇敢で素晴らしいでしょ。

デズモンド・ドスだけが凄いってわけじゃない。

彼は彼の信念に従ったのだが、銃をとり国や家族を守るといった信念はみんなもっていたはずです。

なぜ、僕がこんな屁理屈っぽい思いに駆られたかというと、この戦争の舞台が沖縄戦だったからです

ハクソー・リッジ

この映画はデズモンドを称えている。

でも、僕は日本人

言い方悪いですが侵略者はアメリカ軍なんですよね。

日本の本土に侵攻されないように、国、残してきた家族を命がけで守らなきゃいけない。

そんな決意のもと命を捨ててもアメリカ兵に立ち向かう日本兵

彼らだってそんな思いで戦っているのです

ハクソー・リッジ

映画とはいえ手放しで「デズモンドは勇敢だ。」って気持ちにはなれませんでした。

日本兵はネズミやゴキブリではない。

火炎放射器爆弾で一掃されてしまう姿みせられて僕の気持ちは複雑になりました

ハクソー・リッジ

なんか敬意を感じられなかった。。

もしかしたらその敬意は「日本兵の隊長が潔く自刃した姿」にあったのかはわかりませんが。

だから、ラストでデズモンド・ドスが担架で運ばれる場面では、「何だ。デズモンド・ドスだけの映画じゃねーか」って思いだけでした。

ハクソー・リッジ

いったい何が言いたかったのか全然わからなかった

デズモンド・ドスが敬虔けいけんなキリスト教者ってところで何か嫌な予感はしたんですよね

メル・ギブソンって「パッション」とか監督したりしたでしょ。

ハクソー・リッジ

ちょっと宗教的な思いが強い部分があるのかな?って・・・

(ああ、勘違いしないで、メル・ギブソンは僕が大好きな俳優・監督のひとりですよ。「ペイバック」「ブラッド・ファーザー」などもレビューで書いていますし、「ブレイブハート」などは最高の映画ですよね。今度「ブレイブハート」のレビュー書こうかな。)

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とにかく、沖縄戦という事で全然映画に入り込めなかった・・・

よくロシア、中東、ドイツなど相手のアメリカ戦争映画あるけど、その国の人々はやっぱりそんな風に複雑な感じになるのかな?

いや、自国へ侵攻してきたアメリカ軍の映画ならやっぱり複雑だろうな・・・

僕は政治や良い悪いは置いといて映画としてのレビューを書くことを心がけていますが、今回だけはすいません。

切り離せないでした

でも、この「ハクソー・リッジ(前田高地)の戦い」っていうのはこの映画で初めて知りました。

ハクソー・リッジ

そういう意味で映画はまたひとつ教えてくれました

>映画としての出来は素晴らしいのでまだ観ていない人にはお勧めしますよ

ただ、「プライベート・ライアン」同様にグロい描写がありますので注意してくださいね。

ハクソー・リッジ

今回、主役を演じたアンドリュー・ガーフィールドはあまり好きな俳優ではありません

ハクソー・リッジ

ただ、この役を演じる彼は何となく「ロビン・ウィリアムズ」を彷彿させました。

なんか雰囲気というか空気に共通するものを感じます。

あとスミティ・ライカー役をした「ルーク・ブレイシー

ハクソー・リッジ

彼はなかなか男っぽいかっこいい俳優さんですね。

ショーン・ビーンの若い頃って感じの面もちですよね。

ショーン・ビーン

ヒューゴ・ウィーヴィングがデズモンドのお父さん役を演じていました。

ハクソー・リッジ

「知ってるけど誰だっけ?」って気になってました。

エージェント・スミス(マトリックス)でしたね(笑)

この映画ほかに「テリーサ・パーマー」など出演しているのですが、ほとんどオーストラリアの俳優さんです。

メル・ギブソンがもともとオーストラリアの俳優さんですもんね

最後に・・・

信念を貫いたひとりの兵の物語なら「ザ・ダイバー(Men of Honor)」の方が好きです。

ハクソー・リッジ

あらすじ 感想
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Review of movies
Hello.

This is shinji.

This time, I will write a review of “Hacksaw Ridge”.

Directed by Mel Gibson.

Starring Andrew Garfield.

Biography of “Desmond Thomas Dos”.

He is the person who won the “Medal of Honor”, the highest ranking American soldier.

ハクソー・リッジ

📝Summary of this article

I am Japanese.

The movie depicts the battle at “Hacksaw Ridge”.

My feelings are complicated.

In the war, American forces that have invaded Okinawa are depicted.

At the same time, Japanese soldiers fighting against the US military are also drawn.

Also depicted are many Japanese soldiers killed by US soldiers by flamethrowers and bombs.

I couldn’t concentrate on the contents of the movie.

This movie is wonderful.

The story is easy to understand.

The screenplay for the movie was good too.

But I didn’t feel like honoring “Desmond T. Dos” alone.

“belief”

Everyone must have had such “strong determination” and “belief”.

I want to protect the country.

I want to protect my family.

At that time, Japanese soldiers would have had it even more.

Because the battlefield is Okinawa in Japan.

I wanted the video to be a little more respectful to Japanese soldiers.

My real intention as a Japanese.

I was sad to see Japanese people killed like insects and mice with a flamethrower

ハクソー・リッジ

I prefer “Men of Honor” if it is a story of a soldier who sticks to beliefs.

ハクソーリッジ
Men of Honor

投稿者: emo-shinji

東京中野区でPukuPukuMarinというDiving serviceをしています。 PADIのMasterScubaDiverTrainerというインストラクターです。 EFRの救急救命のインストラクターでもあります。 ずーっと伊豆を中心に潜っています。初島と西伊豆の黄金崎を得意としています。ダイビングと映画で満足です。

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