「交渉人」の感想・レビュー(ネタばれあり)

English🇬🇧

交渉人交渉人
★★★★
監督 ゲイリー・グレイ
脚本 ジェームズ・モデナコ 他
配給 ワーナー・ブラザース
DVD ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
上映時間 139分

こんにちは、しんじです。

今回は1998年のサスペンス映画「交渉人」の感想を書きますね。

この映画はサミュエル・L・ジャクソンケビン・スペイシーという実力派俳優の競演が話題になった映画です。

2人の共演は「評決のときTime to Kill」でも観ることが出来ましたよね。

監督のゲイリー・グレイは「ミニミニ大作戦」や「完全なる報復」などなかなか面白い映画を監督しています。PukuPukuMarine

あらすじ 感想

👮‍♂️あらすじ

シカゴ警察東分署の交渉人ダニー・ローマン刑事(サミュエル・L・ジャクソン)は相棒のネイサンから「署内の同僚刑事が年金基金の横領が行われている」という情報を聞かされる。

交渉人

俺じゃなく内務捜査局にいったらどうだ?

内務捜査局のニーバウム(J・T・ウォルシュ)も横領に加担している。」とネイサンは言った。

それからネイサンが殺されたのは間もなくのことだった。

現場にはダニーがいた、さらに家宅捜査では多額の金額が記載された海外口座の証拠まで出てきた。

交渉人

ダニーはまんまと嵌められたのだ。

警察内では仲間を殺した裏切り者、マスメディアにも晒されダニーは四面楚歌だった。

交渉人

弁護士も罪を認めて検察と司法取引にすべきだという始末。

もはや自分の無罪を証明する方法はなくなった・・・正攻法では!

ダニーは内務捜査局にいくとニーバウムを人質に立て籠もった。

交渉人

瞬く間にシカゴ警察東分署の元同僚たちに包囲される。

ダニーは警察に要求する。

ここに交渉人として西分署のクリス・セイビアン(ケビン・スペイシー)を連れてこい!

ダニーはニーバウムに尋問する。

・横領に関わった署内の人間は?

・ネイサンを殺した真犯人は?。

どさくさ紛れでダニーを殺そうとする真犯人。

突入・射殺で事件の早期解決を図ろうとするベック刑事(デヴィッド・モース)

交渉人

警察から指揮権を奪おうとするFBI。

交渉人

時間が経過するに従いダニーに不利な条件が重なっていく。

いったいダニーがクリス・セイビアン刑事を交渉人とした狙いは・・・

映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)The Negotiator (字幕版)

あらすじ 感想

感想

なんて濃密な139分だ。

もう、どいつが犯人でもおかしくない面々。

そんな中でやっぱりこの人が怪しそう!

交渉人

デヴィッド・モース

怪しさ満点だぜ。

署長もなんか怪しそうだぞ。

交渉人

ジョン・スペンサー

ニーバウムは本当に横領犯の一味なのか?

J・T・ウォルシュは確かに犯人顔だけど・・・

交渉人

突入隊の奴らの顔にも怪しい奴らがいるぜ。

交渉人

誰が犯人か全く予想できない!
>それが楽しいのだ。

この映画の見どころはクリス・セイビアン(ケビン・スペイシー)が現場の刑事を抑え込むところ。

交渉人

ダニーと交渉しながら、射殺をしようとする現場刑事を見張らなくてはならない

この一連のやり取りがとても面白いです。

あいつら目を離すとすぐ殺そうとするからね。

どいつもこいつも一癖二癖ありそうな刑事たちと対等に渡り合わなくてはならない。

これはダニーとの交渉より大変そうなんだ。

かなりの胆力が必要。

ケビン・スペイシーの演技でひしひしと伝わってくる。交渉人

最終的には驚くほどの大どんでん返しはさほど感じないんだけど、最後の最後までどいつが横領犯の親玉かわからないからラストまで楽しめる映画になっています。

しかしサミュエル・L・ジャクソンは今回も目力たっぷりの演技をしています。

スゴ味を感じる演技でこの役を乗り切っていますね。

交渉人

ただ、交渉人がクリス・セイビアンじゃないとダメな理由をもう少し考えてほしかったなと思うところもあったかな。

まぁ、ダニーが交渉人として認めている男ってことなんでしょうね。

ああ、そっか。

だから交渉のいろはで「「NO」と絶対言うなよ。」ってファーリー刑事をいじめている場面があったわけね。

交渉人

そんなハードルをクリス・セイビアンはクリアしている男なんですね。

頭から尻尾まであんこが入っているたい焼きのように、濃密な139分を楽しめるサスペンス映画です。
凄くお勧めですよ。

そうそう、この映画に見たことある顔がいました。

交渉人

この俳優の名はマイケル・カドリッツさん。

ウォーキングデッドのエイブラハムで出演してましたよね、

同じような髭だからすぐ気が付きました。

この映画では爪楊枝をくわえるスナイパーのパラーモ

スナイパーでありながらも仲間だったダニーを撃つことが出来ず、命令に背くおいしい役をしていますよ。

あらすじ 感想

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Review of Movie

Hello.

This is Shinji.

This time I wrote a review of “Negotiator” co-starring Samuel L. Jackson and Kevin Spacey.

This movie doesn’t even know who is the real culprit.

That’s because the cast is all suspicious actors.

Especially David Morse is suspicious.

交渉人

No, John Spencer would be suspicious.

交渉人

You can enjoy up to the last.

Samuel L. Jackson is still acting with plenty of “powerful EYE’S”.

交渉人

I think the most interesting part of this movie is the role of Kevin Spacey.

The highlight is Chris Sabian’s courage to suppress the detectives trying to kill Danny.

法廷映画「評決のとき/A Time to Kill」の感想・レビュー(ネタばれあり)

English🇬🇧評決のとき/A Time to kill評決のとき/A Time to kill
★★★☆彡
原作 ジョン・グリシャム
監督 ジョエル・シュマッカー
脚本 アキヴァ・ゴールズマン
配給 日本ヘラルド社
DVD 日本ヘラルド社
上映時間 150分

こんにちは、しんじです。

今回の映画は原作ジョン・グリシャムの法廷映画「評決のとき/A Time to Kill」です。

ジョエル・シュマッカー原作の小説は90年代前後にいくつか映画化されていて、ヒット作となりました。

「ザ・ファーム法律事務所」「ペリカン文書」「ザ・クライアント依頼人などです。

評決のとき/A Time to kill 評決のとき/A Time to kill 評決のとき/A Time to kill

「評決のとき/A Time to kill」の主人公はマシュー・マコノヒーで彼はここ最近再び注目を集めている俳優のひとりです☝

この映画では、若さ溢れるマシュー・マコノヒーを観ることが出来ます。PukuPukuMarine

あらすじ 感想

あらすじ

アメリカ南部ミシシッピ州のある田舎町。

カール・リー・ヘイリー(サミュエル・L・ジャクソン)の娘が、粗暴な白人2人に拉致される。

縛られ、レイプされ、首をくくられ、さらに橋から10m下へ投げ捨てられた。

評決のとき/A Time to kill

彼女はいち命をとりとめたが、体には数々の裂傷、さらには10歳の幼い体には耐えかねるレイプの末、子宮に損傷を受けてしまった。

夕暮れ前、白人弁護士ジェイク・タイラー・ブリガンス(マシュー・マコノヒー)の小さなオフィスにカール・リー・ヘイリーが訪ねてきた。

評決のとき/A Time to kill

もしもこれから俺がすることで面倒な立場になったら、助けてくれるか?

事件の噂を聞いていたジェイクはカールがこれから行うことを容易に想像ができた。

その晩、ジェイクはベッドで健やかに育つ愛娘の顔を見ると、鬼畜なレイプ犯に怒りを覚えるのと同時にカールをいさめる気持ちにはなれなかった・・・

2人のレイプ犯の裁判がこれから行われる。

法廷へ向かう階段に足をかけたとき、待ち受けていたカールが2人に銃を乱射

評決のとき/A Time to kill

場内に悲鳴が飛び交う。

2人のレイプ犯は折り重なるように息絶える。

アメリカ南部、ミシシッピ州。

今も黒人差別が色濃く残る田舎町。

白人を殺した黒人が裁判の場で公平な判決をのぞめるであろうか??

ジェイクはカールの弁護を引き受ける。

そこには彼をいさめなかった罪悪感と自身も幼い娘をもつ親としての心境があった。

カールを追求するのは売名行為のためなら卑劣な手法も持さない敏腕検事ルーファス・バックリー(ケヴィン・スペイシー)だ。

評決のとき/A Time to kill

ジェイクは裁判を行う場所を北部への移動申請をだすが判事は取り合わない。

陪審員は南部の白人、敏腕検事、さらに黒人を弁護することによる嫌がらせの数々。

ついにはKKKによる犠牲者もでてしまう。

評決のとき/A Time to kill

カールの裁判は「黒人地位向上団体」も注目し差別問題に利用しようとする。

いろいろな思惑や妨害のなか裁判はますます不利な状況になっていく。

もはや勝訴の糸口を見失うジェイクだった。

評決のとき/A Time to kill

だが、そんなジェイクにカールがある告白をする。

黒人カールが白人ジェイクに弁護を頼んだのは、この状況を想定してのことだった。

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あらすじ 感想

感想

映画の始まりはあまりにも鬼畜極まりないレイプ犯罪から始まるんです

この冒頭の始まりは、おそらくアメリカでも物議を読んだであろうことは想像できます。

さらには黒人の差別問題

よくこのデリケートな2つの問題を映画化したと思う。

舞台はアメリカ南部ミシシッピ州で、映画の方向性から、「KKK」が出てくることは予想できました。

評決のとき/A Time to kill

ただ、この「KKK」が行う数々の妨害は、嫌がらせの範疇を超えた今でいうとテロ行為です。

僕はこの過激な行為の数々がどうも引っかかってしまいました

実際、アメリカ南部により、昨今こんな行為が行われることはあるのでしょうか?

それとも映画として脚色されているのでしょうか?

どうもそこが現実的に思えなくて、現実的であればあるほど面白い法廷映画に水を差してしまいました。(もしかしたら僕が無知なだけかもしれませんね

カールのチームの一員であるエレン(サンドラ・ブロック)が拉致され、服を破かれた上に柱に縛られる場面も、「インディージョーンズ」でも見ているような気持になってしまいました。

評決のとき/A Time to kill

もしも脚色しているとしたら、もっと現実的な嫌がらせや妨害のほうが映画の緊迫感が出たと思う。

映画の山場である検事ルーファスがカール・リー・ヘイリーからある言葉を引き出す場面は凄く良かったです。

評決のとき/A Time to kill

こういう駆け引きがあるから法廷映画は面白いですよね。

その一言を言ってしまったあとのジェイク演じるマシュー・マコノヒーの表情が最高だった。

評決のとき/A Time to kill

感想の冒頭で「2つの犯罪について映画化」という言葉をかきました。

しかし、実はそんなに深く問題について追及はしていないのがわかります。

レイプ犯罪についてはきっかけだけで、そのあとの黒人差別についても安易に「KKK」を出して、けっこう表面的なものばかりのように感じました。

途中ででてきた「黒人地位向上団体」の黒い部分や、もっと政治面での問題も描かれていたら社会派映画として面白かったと思う。

僕にとってこの映画は2つの問題を抱えながらも娯楽映画の範疇をでないものでした。

とくに評決は個人的には納得いかないものであり、そこにはカール・リー・ヘイリーのしたたかさだけ目立つ結果となってしまいました。

マシュー・マコノヒーはこの映画ではミシシッピの田舎町の若手弁護士役で、その深いえくぼに甘いマスクに多くの女性のファンを魅了したことでしょう。

しかし、個人的にこの映画は知っていても彼の印象はすごく低いものでした。

そして彼は数々の映画にでていたけど、日本においてはさほど注目はされていなかったと思う。

そんな彼が今、再び脚光を浴びています

それは「ダラス・バイヤーズクラブ」での彼の演技を見ればその理由がわかります。

SF映画「インター・ステラー」という話題作にも主演しています。

なんとなく彼はこれから名作と言われる映画を残しそうな予感がします。

評決のとき/A Time to kill 評決のとき/A Time to kill

サミュエル・L・ジャクソンはこの映画で南部の肉体労働にあけくれる黒人男性を演じます。

激情に走りレイプ犯を銃殺しますが、結構したたかな男です。

映画の最後のカットで見せる彼の表情は理知的であることを証明しているようです。

評決のとき/A Time to kill

この表情が凄くいいですよね。

やっぱりかっこいいですね、サミュエル・L・ジャクソンは!

映画の中には僕が好きなドナルド・サザーランドが出演しています。

評決のとき/A Time to kill

そしてまるでドナルドのバーターのようにキーファー・サザーランドも出演しています。

彼の冬の時代です

評決のとき/A Time to kill

1988年の「ヤングガン」で思ったよりブレイクできず地道に悪役、端役を多くこなし、ドナルド出演の映画にも多く登場します。

この映画が1996年の作品でその5年後、ご存じ「24 TWENTY FOUR」でブレイクします。

評決のとき/A Time to kill 評決のとき/A Time to kill

よかったね、ドナルド

それにしてもジェイクの奥さん役のアシュレイ・ジャッド。

評決のとき/A Time to kill

なんて美しい&可愛いのでしょう

150分にもおよぶ映画ですが、難しい法律専門後もないし、結構気軽にみられる映画になっています(扱っている問題は重いですが。
休日に観るのには良い映画だと思います。

あらすじ 感想
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Review of movie

Hello.
This is Shinji.

his time, I wrote the impression of “Time to Kill” starring Matthew McConaughey.
This movie is a court film on the very serious issue of infant rape and racism.
評決のとき/A Time to kill

However, when I finished watching the movie, I got the impression that it dealt only with superficial issues.

I thought it was an entertainment-level movie with a serious problem as the theme.
However, there are some good scenes in the court scene of Kevin Spacey and Matthew McConaughey.評決のとき/A Time to kill

The performance of Matthew McConaughey when he was young was also fresh.
評決のとき/A Time to kill

Samuel L. Jackson is also performing great in this movie.
I really like his look on the last cut.
評決のとき/A Time to kill

However, the verdict of this movie was a little unconvincing.