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イングロリアス・バスターズ
★★★★☆
監督 クエンティン・タランティーノ
配給 東宝東和
DVD ジェネオン・ユニバーサル
こんにちは、しんじです
今回の映画はクエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット主演の「イングロリアス・バスターズ」です。
この映画は第二次世界大戦下でアメリカの特殊部隊とユダヤ人女性の復讐によりナチを撃退するという物語です。
架空のお話です😜
クエンティン・タランティーノの映画はひと場面の尺が長く、しかも会話がすごく長いので好き嫌いが分かれる監督です。
僕はタランティーノの作風はエンターテイメント映画としてはとても好きです。
| あらすじ | 感想 |
ハンス・ランダ親衛隊大佐はユダヤハンターと異名を持つ。
その日もフランスの田舎町に隠れるユダヤ人狩りをしていた。
主人を威圧し床下に隠れるユダヤ人一家を見つけ出し、機関銃で斬殺。
だが、運よく銃弾から逃れたショシャナは血まみれになりながらも野を走った。
ハンス・ランダは遊び心に彼女を見逃した。
アルド・レイン中尉はインディアンの血を持つユダヤ系アメリカ人。
彼が率いる特殊部隊はユダヤ系の血をもつ隊員で構成されナチからは「バスターズ」呼ばれと恐れられている。
バスターズは容赦なくナチ部隊を撃退する。
バスターズは捕虜を取らない。
殺すか解放。
殺したナチの頭の皮をはぐ。
そして捕まえたナチはある儀式をにより決して消えない烙印を押されるのだ。
「おまえが軍服を脱いだら誰もおまえをナチだとわからずに、おまえは普通に生活をしていくな。それは納得できんな。」
フランスの映画館の看板を付け替える女。
その女に声をかけるナチの兵隊。
その兵隊はナチの英雄フレデリック一等兵。
フレデリックは映画館の女にぞっこんだ。
女の名はエマニュエル・ミミュー。
ミミューはナチの兵隊を嫌っている。
だが自惚れやのフレデリックはミミューを拉致し食事会へ招待する。
フレデリックの横に座らされ、高官のゲッペルスに紹介される。
ゲッペルスはフレデリックの活躍を描いた映画をミミューの映画館でプレミア上映する許可をだす。
賓客にはナチの高官、政治家、そしてヒトラーを招待するのだ。
ゲッペルスが突如笑顔になり呼び寄せる。
「ハンス・ランダ！！来たか！」
ミミューの顔が硬直する・・・
ミミューの本当の名はショシャナ・ドレフュス
背後に憎きハンス・ランダがいる。
プレミア上映の話はイギリスの戦略室にも届いていた。
軍が送り込んだスパイに接触し、より詳しい情報を得るためアーチー・ヒッコス中尉はフランスへ渡る。
アーチー中尉の援護としてバスターズが協力。
スパイの女優ハマーシュマルクと居酒屋にて接触する。
アーチーとバスターズはドイツ兵の大尉に変装し居酒屋にはいると、いるはずではなかったドイツ兵たちが飲み会を開いていた。
ハマーシュマルクからプレミア上映をする映画館と賓客の情報を得ようとしたとき、居酒屋にいたドイツ兵が絡んできた。
アーチーが大尉の名をかざし追い払おうとすると、ドイツ兵がアーチーのドイツ語のアクセントが変だと言う。
そこで運悪く奥で一人飲んでいたヘルシュトーム少佐が出てきた。
「私もアクセントが変だと思っていたよ。出身はどこだね？」
ハマーシュマルクの援護で何とかごまかそうとしていたが、グラスを頼むときアーチーが３つ指をたてたときヘルシュトームの口元から笑いが消えた。
「猿芝居には飽き飽きだ。おまえの股間に銃をむけている。」
ドイツでは３を示すとき人差し指と親指を折り曲げるのだ。
それをアーチーは知らなかった。
先制しヘルシュトームに銃弾を浴びせるが周りにいたドイツ兵を交えた銃撃戦となる。
ハマーシュマルク以外全員が死に絶えた。
バスターズはハマーシュマルクから情報を得て。プレミア上映にてナチを殲滅する作戦を立てる。
だが事件現場の調査にあのハンス・ランダがいた。
そしてスパイが誰なのか確証を得る。
ショシャナが赤いドレスに身にまとい映画館を見渡す。
憎きナチの高官が続々と集まる。
その中にアルドとバスターズ、ハマーシュマルクもいた。
彼らにハンス・ランダが近づいてきた。
「足をどうされました？ギブスが新しいですな？最近ケガをされたのか？」
と質問するハンス。
ハンスに同伴されハマーシュマルクが他の部屋へ連れていかれる。
ハマーシュマルクはハンスによって殺害されてしまう。
バスターズの計画を知るハンスはアルドのみ捕らえ、なぜか他のバスターズは捕らえなかった。
ハンスはアルドを連れ映画館を後にした。
基地の一室にてアルドに持ち掛ける。
「もうすぐ戦争が終わる。そのとき戦犯として裁判にかけられるのは御免だ。」
鋭いハンスはすでにナチが負け戦争が終結すると読んでいた。
そこでプレミア計画を実行させることで自分の身の保証を交換条件として出してきた。
アメリカとしては悪い条件ではない。
もちろんアルドも条件をのんだ。
映画館ではショシャナの復讐計画も同時に進み。
すべての扉に鍵がかけられ、映画館に火がつけられた。
そしてバスターズの計画・・・自爆も決行されナチはあとかたもなく吹き飛んだ。
アメリカ陣地に意気揚々と向かうハンスとアルド。
境界線でアルドの手錠が外され、アルドのナイフも返される。
アルドは形だけといいハンスを後ろ手に拘束する。
するとハンスに連れられた部下を射殺。
身が凍るハンス・ランダ
「貴様は戦争が終結したあとその軍服を脱ぐんだろう？俺としてはずっと着たままでいてほしいんだ。」
ハンス・ランダの額に烙印を刻み付けた。
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| あらすじ | 感想 |
会話がなが～い！！😅
でも緊張感がすげー！😆
最初のフランスの田舎町の場面は２０分くらい、そのほとんどは主人とハンス・ランダの会話です。
ハンス・ランダが酒ではなくミルクを飲ませてくれというところから、もうヒシヒシとただならぬ事態になる予感を感じさせてくれる。
怒鳴ることなく静かに追い詰めるハンス・ランダが怖い。
そして時折見せる笑顔のあとの鋭い眼光！
ハンス・ランダ役のクリストフ・ヴァルツは素晴らしいですね。
この映画ブラピが主演だけど、本当の主人公はハンス・ランダのクリストフ・ヴァルツです。
まちがいなく。
この映画の最大の山場は居酒屋の場面でしょう。
アーチー中尉がドイツ将校に変装しハマーシュマルクに会う場面です。
映画を見てると、『ああ、アーチー中尉。そこは黙っていればいいのに･･･』と思う。
自ら馬脚をあらわしてしまうアーチーにちょっとイラッ💢。
そこに曲者ヘルシュトロームがいる不運。
こいつもハンスについでなかなか鋭い男。
あの居酒屋の緊張感は半端ないですよ。
アーチーが3つ指を立てたときいち早く絶望の顔をみせたのはハマーシュマルクです。
ここの表情がいいですね。
それが僕はすごく印象的でした。
こういう長い会話からひっぱりだすような緊張感を作り出すタランティーノはやっぱり凄い監督だと思います。
僕が一番気に入った場面があります。
ショシャナが高官たちと食事する場面。
そこでハンス・ランダが登場
そのときに場面をカットせずにショシャナの目線にあわせてハンス・ランダの顔を映しだします。
ショシャナの心境がグイグイと迫ってくる。
音とカメラワークが抜群ですね。
まるで荒木飛呂彦先生の「ゴゴゴゴゴゴ」という擬音が聞こえそうです。
そして誰もいなくなった後にショシャナの息があらくなり涙が出てくる。
本当にうまいですよね。
タランティーノの才能です。
ショシャナが映写室で映像を送り出している場面
この時、暗い映写室に限られた光のみ。
その光にうつりだす赤いドレスのショシャナが素晴らしく美しい。
ラストのハンス・ランダ、映画の中であれほど鋭く隙のない男であったのに、アメリカと交渉し自分の身が安全になったとたんに普通の人に成り下がってしまった。
すごく皮肉が効いてると思う。
人って案外そういうものなのかもしれませんよね。
緊張感の中、責任を背負わされていた時はできる人だったのに、引退したとたんただの人になってしまう。
あなたの近くにもそんな人いるんじゃないですか？
今度はクリストフ・ヴァルツとジェイミー・フォックスの「ジャンゴ／繋がれざる者」の記事も書いてみようと思います。
お楽しみに。
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Hello.
This is shinji.🤗
This time I wrote a review of Quentin Tarantino’s “Inglourious Basterds”.
This movie is a movie in which the American Special Force “Busters” repels the Nazis.
🖊Outline of this article
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Good point |
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📌Camera work 📌Movie lighting
📌Screenplay for movies 📌Christoph Waltz’s performance is wonderful
📌Tension created from conversation
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Bad point |
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None |
👍I like the style of director Quentin Tarantino.👍👍👍
⭕Long conversation
⭕Great tension
⭕Pleasurable last
👏I think that it is a wonderful director.👏👏👏
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