English🇬🇧スタンド・バイ・ミー
★★★★★
原作 スティーヴン・キング「THE BODY」
監督 ロブ・ライナー
脚本 ブルース・A・エヴァンス
配給 コロンビア映画
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 88分
こんにちは、しんじです
今回は名作「スタンド・バイ・ミー」の感想を書きます。
ついに観ることになった。
なんと、映画好きな私ですが、今回Amazonプライムにて初めての鑑賞なんですよ。
高校時代、まわりの友人から映画の感想を聞かされていました。
でも、なぜかなかなか観るに至らなかった。
たぶん名作という誉が敷居を高くしてしまっていたのかもしれません。
もちろん、これだけの名作になっていれば内容くらいは知っていました。
だけど、今回鑑賞にあたり「へー・・・この作品に出ていたんだ。」と俳優についても新鮮な情報としてとても面白い作品でした。
あらすじ | 感想 |
1959年の暑い夏。
床下にいたバーンは兄と悪友との話を聞いてしまう。
それは行方不明になっていたレイ・フラワーという少年の死体が森の奥の線路わきで野ざらしになっているという話だった。
さっそくバーンは友達が集まる秘密基地である木の上の小屋へ走る。
そこにはいつものようにゴーディ、クリス、テディがカードで遊んでいた。
ガキ大将であるクリスと無鉄砲なテディは自分たちが見つけて届け出れば勲章ものだとさっそく森への探検作戦決行を決めた。
ゴーディももちろん友との冒険に反対することはなかった。
だが、心の内では乗り気がしなかった。
それは彼の理解者でありとてもやさしかった兄デニー(ジョン・キューザック)の死が影を落としていたのだ。
さっそく、4人はキャンプを口実に旅支度をして冒険へ出発する。
少ないお金を持ち寄り食べ物を調達したり、旅路に越えなければならない難関、狂暴な犬が放たれる立ち入り禁止の鉄くず・解体屋を乗り越え、高い鉄橋渡りに列車に追われたり、途中喧嘩もしながら森へたどり着く。
一晩森で過ごす友との旅。
少年たちはその中で心の奥にある悩みや悲しみ・・・どこにぶつければいいのかわからない気持ちを感じ・思い・そして友を想うのだ。
ガキ大将のクリスはつぶやき涙を落とす。
「俺は、誰も俺のことを知らない場所へ行きたい。」
少年たちの長い旅路の末、線路わきの気に埋もれるように横たわるレイ・フラワーの遺体を見つける。
一人寂しく森の中で死んでしまったレイ・フラワー。
それを見てゴーディの心の奥で何かがはじけた。
それは現実のものとして受け入れることができなかった頼もしくやさしい兄デニーの死だった。
ゴーディの中でデニーの死が今、現実のものとなった。
涙あふれるゴーディの肩を強くやさしく抱き寄せる親友クリス。
そこに自動車でやってきた不良グループ。
リーダーのキース(キーファー・サザーランド)はナイフを片手に遺体を横取りしようとした。
引かないクリスにナイフが迫ろうとしたとき銃声が鳴る。
銃を握るゴーディ。
捨て台詞とともに不良グループは去っていく。
レイ・フラワーは匿名の通報により警察に引き取られた。
キャッスル・ロックに入る橋を渡ると4人の冒険は終わろうとしていた。
バーンは落ちている硬貨を拾いながら得意そうに去り、テディは軍の歌を口ずさみながら家路に向かった。
そして親友クリスの背中を見ながら冒険は終わった。
少年たちはそれからそれぞれの道を歩んでいった。
作家となったゴーディは冒険記の最後に一つの文を書き入れた。
あの12歳の時のような友だちはもう二度とできることはないだろう。
>もう二度と・・・
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あらすじ | 感想 |
「わかるわぁ。」
「そぉそぉ!それそれ。」
そんな感想を持つ男の人が多いのではないでしょうか?
男?
女にはわからないの?
こんなこと言うと差別とか怒られちゃうかもしれないけど、男のほうがわかるでしょ。
それも30歳以上の男性のほうがわかるかもしれないですね。
子供時代にゲーム機を持って歩く世代よりも、または町中にカメラが設置される前の時代に少年期を過ごした世代の人のほうがわかる部分が多いかもしれない。
圧倒的にそんな男諸君の支持を集めているのがこの「スタンド・バイ・ミー」だと私は思うのだよ
親友?
そんな恥ずかしい言葉ないかな・・・
でも僕は少年時代、確かに思っていた。
「〇〇君は僕の親友だ。」ってね。
「スタンド・バイ・ミー」は自分の少年時代を思い出してしまう映画です。
さすがにタバコは吸わなかったけど、僕らも4人でグループだった。
映画で少年たちが缶に石を投げ入れたり、口から水鉄砲をしてみたり、あれも少年時代やった。
僕らなんかは品がなかったから誰が一番アオッパナを垂らせるかを競ったりもした。
片鼻をふさいで思いっきりチーンして耳が痛くなったりね。
さらに空き地にある糞をみつけては爆竹しかけて「うんち爆破💩」とか・・・
あ、こんな汚い話はどうでもいいか
でも、そういう少年時代の思い出がわいてきてしまう映画なんです。
柵に囲まれる屑鉄・解体屋のような子供に恐れられる場所も僕たちの少年期にはやっぱりあって、僕の場合は今の練馬区光が丘にあった。
あそこはグランドハイツと呼ばれていて、僕らは当時あそこの基地跡に忍び込むんでスリルを楽しんでいた。
柵の破れた場所から忍び込んで探検したものだ。
定期的にパトロール車が巡回していてね。
捕まるとアメリカ軍に尋問されるって思っていました。
そんな少年時代を過ごしたことがある人ほど感慨深い映画なのではないでしょうか。
森へ冒険の晩、クリスが涙しながら語ります。
泥棒のレッテルが悲しいんじゃない。
信じていた先生までが自分の悪評を利用した事が悲しかった。
そんなクリスにゴーディが寄り添い。
兄の死という現実に涙するゴーディの肩を抱き寄せるクリス。
まさに「スタンド・バイ・ミー」だ。
これは少年時代の林間学校で語り合う少年・少女にも多少はあることだと思う。
僕は子供がいないのでわからないけど、今も林間学校ってあるのかな?
なくさないでほしいし、個室でプライベート確保とかやめてほしいな。
ああいう場は友を思う心が深まる場所だからね。
この「スタンド・バイ・ミー」でもそうですが、少年時代の仲良しグループが一生連れあうのは稀だと思う。
映画でもそうだが中学になると顔を合わせるくらいの仲になることも多い。
だからこそ少年時代の冒険は心に一番輝く思い出になる
ゴーディの最後の一文はまさにそれを表していますよね。
映画はひと夏の冒険という単純なものだけど、少年たちには大きな冒険であり生涯の宝となる思い出。
少年たちのわんぱくな行動にハラハラしたりバカバカしいことに笑えたり、沼でのヒルに一緒になってギャーってなったり、繊細な心に触れることができたり、とても素晴らしい映画です。
そんな少年の大冒険に相対するものが不良グループだ。
彼らはものの30分程度車で走ってきて目的物を横取りしようとします。
この映画では彼らはズルい大人の象徴に描かれているのかもしれませんね。
映画の中でいくつか興味深いものがありました。
「okey-dokey」の使い方。
オーキードーキーって言葉は知っているけど、どういうときに使うんだろうって思いますよね。
映画でもクリスの銃を見たときにゴーディが言います。
「へー、こういう軽い感じで使うんだ。」って思いました
小指に誓う
「拳銃に弾が入っていることは知らなかった。」
そう主張するクリスにゴーディは「小指に誓わせます。」
これって日本の「指きりげんまん」に似ていますよね。
凄く興味深いですよね。
母親を馬鹿にする。
「Motherfucker」が最低な使い方ってことは日本人でも知っています。
そういうのではなくて、少年の戯れで「母親をダシにしてからかう」場面があります。
これって日本の「で~べそ、でべそ、お前の母ちゃんでーべーそ」
これに通じるものなのかもしれませんね。
先にも書いた通り僕はこの映画を初めてみたのですが、まずは大人のゴーディにリチャード・ドレイファスがでていましたね。
そしてゴーディの兄にジョン・キューザック。
まだあどけなさが残るジョン・キューザックにびっくりしました。
とてもやさしそうなお兄さんでした。
そしてジャック・バウアー・・・ではなくキーファー・サザーランドがこれまたあどけなさが残る不良グループリーダーのエースでした。
彼はこの映画の2年後に「ヤング・ガン」にでて大人っぽくなった青年ガンマンで登場し、注目の若手スターの仲間になります。
しかしその後が長かった・・・「24」にてようやくブレイクした感じですよね。
さて、この俳優陣の中で注目はクリス役の「リヴァー・フェニックス」です。
フェニックス・・・ピンと来た人いるかもしれませんね。
彼はホアキン・フェニックスのお兄さんです。
ホアキン・フェニックスは今もっとも注目されている俳優のひとりです。
そんなフォアキンのお兄さんが「リヴァー・フェニックス」
残念ながら彼は薬物中毒で若くして命を落としました。
生きていたらブラッド・ピット世代で活躍しているトップスターだったと思います。
実は彼は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」でクリスチャン・スレーターが演じた記者役が決まっていたらしいですね。
ここで僕の心にひっかかったものが取れました。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のラストが僕には納得できなかったのです。
美しく儚いものを好むレスタトがなぜクリスチャン・スレーターを選ぶのか?
う~ん・・・
「スタンド・バイ・ミー」は少年時代の冒険を宝物とするゴーディが語る物語だった。
これに対して僕が個人的に「裏・スタンド・バイ・ミー」としているのが「スリーパーズ」です。
こちらも悪ガキ4人グループの物語なのですが、こちらは忘れてしまいたい闇の思い出のお話です。
興味があればどうぞ観てくださいね。
今回は僕のどうでもいい少年時代の想いでも書いてしまったため長くなってしまいましたことお詫び申し上げます
この「スタンド・バイ・ミー」は間違いなく名作だと思います。
「そんなのわかりきっている」と言われそうですが・・・
僕みたいにまだ観たことない人はぜひ観てくださいね。
そしてエンド・クレジットの「スタンド・バイ・ミー」の曲に酔いしれてください。
超お勧めします。
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Hello.
This is Shinji.
This time I wrote a review of the masterpiece “Stand by Me”.
This movie depicts a summer adventure of four boys.
In this adventure, the anxiety, sadness, anger, etc. that the boys keep in their hearts are drawn, and the boys supported by their friends are drawn.
It’s a wonderful movie that men can watch while overlapping “memories of their boyhood”.
Please do not get angry with women about this impression.
“I was always okay because you were there.”
It’s a movie that makes you want to talk to your old friends like that.
The end credit “Stand by Me” was exactly the same song.