SF超大作「ムーンフォール」の感想・レビュー(ネタバレほぼなし)

ムーンフォール

ムーンフォールムーンフォール
★★☆彡☆☆
監督 ローランド・エメリッヒ
脚本 ローランド・エメリッヒ
配給 Amazon Prime Video
上映時間 130分

こんにいはしんじです。
今回は「インデペンデンズ・デイ」からたくさんのSF大作を世に出してきたローランド・エメリッヒ監督の最新作『ムーン・フォール』の感想を書きます。
この映画の日本公開は例のごとくAmazon Prime Videoが配信上映という形で行われました。
やはりこの先映画の公開はこういう形で行われることが多くなるのでしょうか?
自分としてはやはり超大作は映画館で観たいものです。

さて、この映画はまだ上映して1日しかたっておりませんので、ネタバレは極力しないように映画の感想のみをさっくりと書きますね。
PukuPukuMarine

あらすじ 感想

〇あらすじ
元宇宙飛行士ブライアン・ハーパー(パトリック・ウィルソン)のもとにK・C・ハウスマン博士(ジョン・ブラッドリー)がたずねて来る。

ムーンフォール

「月の軌道が変っている。僕のいう事じゃ信じない。NASAへ連絡してくれ!」

同じころNASAにても月の軌道の異変に気付き、このままでは「地球に月が落ちて来る」と混乱を極めていた。

ムーンフォール

ほんの数週間で地球は滅亡する。
政府の決定はあらゆる核ミサイルを月に向かって発射するという何にも解決しないものだ。

しかし月には秘密がある気づいたジョー・ファウラー(ハル・ベリー)はブライアンを呼び寄せ、ある作戦を決行しようとする。

映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)ムーンフォール(字幕/吹替)

あらすじ 感想

〇感想
ザックリと感想を書くとこんな感じです。
このあらすじにいろいろとヒューマンドラマやら壮大な宇宙の物語などを上乗せしています。

さて、今回は良くなかったなぁ・・・残念!!

映画は130分とまぁまぁの尺があるのですが、だいたい2部構成になっています。
最初の1時間で各登場人物の紹介とその人物を取り巻くドラマ、そして地球の危機的状況を詰め込んで月に到着するまでを描いている。
とにかく60分でこの量をこなすために、余分な場面は極力カット。
さっきまで私服だった人物が次のカットでは既に宇宙服に着替えて宇宙船に乗り込む場面になっている。といった感じでまるで総集編を見ている感じ。
そんな感じでドラマ部分もやるのだから感情移入などできるはずもない。

そして「もう星をぶつけるしかない」って感じだったんですかね。ディザスター映画は全てやりつくしたもんね。
でもさ、月が大気圏に突入しているところまで来たらさ、もう終わってる状態だと思うのですよ。

そこでカーチェイスやら岩から身を守るとか・・・そんなレベルではなくて、地球上のものは塵になっているんじゃないのかな?
これって多分もうSF映画だからで済むレベルじゃなくて失笑レベルです。

さらにディザスター映画あるあるで元妻の再婚相手を意味もなく殺してしまうというね。

この映画ってSF映画あるある描く自虐映画なのかなとさえ思ってしまいます。

これはかなり評判悪い映画になるのではなでしょうか?

個人的に悪い点を箇条書きにしてみよう。
〇ディザスターとしての見せ場である地球の壊れ方も目新しさがなかった
〇「こいつ必要?」という登場人物が多かった。
ムーンフォール
中国マネーの匂いがする。
〇もうディザスターのレベルではない題材だった。

たぶん、月が落ちるくらいのどうしようもないレベルの話だったら、もう地球を救う話ではなくてヒューマンドラマに全フリすべき題材なんだよね。
その良い例が「ファイナル・アワーズ」だと思います。

印象としては海外SFドラマ10話を2時間にまとめた総集編って感じの薄味超大作です。

パトリック・ウィルソンは「死霊館」以来好きな俳優なのでもっと良い映画にでてほしいな。

ということで久しぶりのディザスター超大作なので、みんなでワイワイと観る分には楽しめるかもしれません。
保証はできませんが(-。-)y-゜゜゜

あらすじ 感想
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投稿者: emo-shinji

東京中野区でPukuPukuMarinというDiving serviceをしています。 PADIのMasterScubaDiverTrainerというインストラクターです。 EFRの救急救命のインストラクターでもあります。 ずーっと伊豆を中心に潜っています。初島と西伊豆の黄金崎を得意としています。ダイビングと映画で満足です。

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