ミスト
★★★★★
監督・脚本 フランク・ダラポン
原作 スティーヴン・キング 「霧」
配給 ブロードメディア・スタジオ
DVD ポニーキャニオン
上映時間 125分
こんにちは、しんじです
今回はスティーブン・キング「霧」を原作とした映画「ミスト」の感想を書きますね。
この映画はあまりにも衝撃的で救いのないラストに、観た人々に物議を醸しだした傑作です。
監督はフランク・ダラポンで、あの名作「ショーシャンクの空に」もこの監督さんです。
そして「ウォーキング・デッド(シーズン1)」の監督もしております。
そういえばこの映画「ミスト」と「ウォーキング・デッド」は世界観が似ていますね。
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両方とも絶望的な世界の中、何とか生き残るために何かにすがり、何かを犠牲にしようとする。
正義を貫こうとするものが苦悩にさいなまれる物語。
この映画の出演者にも「ウォーキング・デッド」で観た俳優さんがチラホラいますので、そういうのも楽しめますよ。
あらすじ | 感想 |
激しい嵐が街を襲う。
デヴィッド・ドレイトンは家の修復をするため、息子ビリーとホームセンターへ行く。
ホームセンターでいつものように買い物をしていると、ひとりの男性が血だらけになり飛び込んでくる。
「早くドアをしめるんだ!何かが襲ってくる!」
すると、街を揺るがす大きな振動が地面を揺らすと同時に瞬く間に白い霧に覆いつくされた。
普通ではないことは誰の目にも明らかだった。
得体のしれない恐怖に店にとどまる人々。
だが、その正体の一片はすぐに姿を現した。
発電機の排煙ダクトの様子を見るためバックヤードのシャッターを開いたときだった。
そのおぞましい触手が店員の足、体に巻き付き連れ去ってしまう。
得体のしれない気配に気づいたデヴィッドが反対していたのに・・・
デヴィッドとそれを目撃していた数名は、事態を店内の人々に伝える。
すると、そこに居合わせた街の変わり者カーモディが「神の御業」とつぶやき始める。
「そんな馬鹿な。俺たちはこんなところ出ていくぞ。」
と数名が店を出ていく。
その結果・・・
店内は恐怖で埋め尽くされた。
「子供もいる。恐怖をまき散らさないでくれ。」
そんな言葉も聞かずにカーモディは終末論を声高らかに唱える。
恐怖の中、神にすがりたい人々がひとり、またひとりとカーモディの取り巻きとなっていく。
夜、窓に大きな音と共に巨大な虫が張り付いた。
おぞましい巨大な虫には大きな毒針がついている。
虫は光に集まるもの。
そう、店内の光に反応して窓に張り付いてきたのだ。
何十匹という数が窓ガラスに張り付くと、さらにその虫を餌とする大きな鳥のような生物が窓ガラスに追突する。
ついにガラスが割れてしまい、数匹の虫と怪鳥が侵入してしまう。
店内では若き女性が虫の毒に刺され、ひとりが炎に包まれ大やけどを負う。
「カーモディの言葉の通りになった。彼女は神の声が聞こえるのだ。」
そう思わせるには十分な出来事だった。
デヴィッドは息子ビリーを連れて店から脱出する覚悟を決めていた。
なぜなら狂信者が次に起こす行動は「生贄」と相場は決まっているからだ。
この霧と得体のしれない生物が、軍の研究の失敗によるものだと知ると、カーモディと取り巻きは軍関係者の命を贖罪のひとつとしようとしていた。
デヴィッドの言った通りのことが起きてしまった。
明日の朝、賛同者と脱出を試みる。
その夜、息子ビリーがデヴィッドに約束を求めた。
「僕を怪物に殺させないで。」
早朝、計画を見破ったカーモディは取り巻きと共にデヴィッド達の出発の邪魔をするばかりか、生贄としようとする暴挙にでようとしていた。
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あらすじ | 感想 |
やっぱり救いがないよなぁ~
久々に観て思った感想です。
いわゆる「鬱映画」ってやつですな
落ち込んでるときには観ないほうが良い映画ですね~。
しかし
この映画は傑作・名作の域に達しています、絶対に📣
この辺ではっきり賛否が分かれるのですよね。
中には「クソだろ💩」っていう人もいそうです。
でもね、監督さんは絶対に自信持っていますよ。
最初のデヴィッドの部屋にあるポスターに注目してください。
ここに何がありますか?
そう、あの名作「The thing(遊星からの物体X)」です。
これは監督の自信のあらわれなのでは?
物語は「異生物」と「人間」の両方の恐怖を描きながら進んでいきます。
もう異生物は文句のつけようのないおぞましさです。
何ですか?あの触手!ガバーッて開いた部分には爪のようなものと口のようなものがある。
ああ~!やめて虫!気持ち悪いの極み!
毒針に刺された綺麗なお姉さんもこの通りに・・・
蜘蛛だって~!ひーっ!😱
体の中に卵を産み付けられて、ワサワサと子蜘蛛が出てくる。
気を失うレベルです。
この蜘蛛の顔見て。
歯があるんですよ。
気持ち悪すぎだっての
そして人間側は狂信という負へと落ちていきます
カーモディです。
もうこいつにはイライラしか感じません
でも実際こうなるのかな?
こいつ一人は非力でも取り巻きが何人もいて手を出せない。
しかしオーリーがやってくれます。
僕にはダーティー・ハリーに見えましたよ。
かっこいい!
ついでにこいつも撃ってほしかった
こいつだろ!
いろいろなところでやらかしてるのは!
まずはシャッターを開けたのはこいつ!
店内に煌々とライトをつけたのもこいつ!
薬局でドカン!って大きな音を立てたのもこいつ!
ああーっ!いらつく
さらにカーモディにデヴィッド脱出計画をもらしたのもこいつに違いない!
結局、「恐怖に陥った時に怖いのは同族の争いなのだ。」ということですね。
まぁ、それはいろいろな映画で描いていますしね。
「ウォーキング・デッド」だってそういうドラマですものね。
僕のお気に入りのオーリーが言います。
「部屋に2人以上いれば争いが起きる。そうならないために政治と宗教がある。」
でも、まぁそんな理屈はいいのですよ。
この異生物、おぞましさ、恐怖、絶望感はSFホラー映画の傑作と呼ばれる域までたどり着いていると言って良いでしょう。
そして問題のラストシーン。
四発の銃弾と5人。
息子との約束を守る意味でも到達してしまう。
とてもシンプルな場面ゆえに心の奥に響く銃声。
デヴィッドの悲しみの極致、絶望の極致!
それなのに・・・
救出された人々が乗る車、戦車、戦闘機。
そして少しずつ晴れていく霧・・・
彼の心の叫びが木霊します。
あまりにも酷いですよね。
無情です。
こんな救いがない結末をよくやったものですね。
酷いゆえにアンチもいるのかもしれませんね。
でも、僕はここまで徹底しているからこそ素晴らしいと思います。
こんなのドラマではなかなか作れないでしょう。
まぁ、「ウォーキング・デッド」は結構似たようなことやりますけどね。
さて、では「ウォーキングデッド」で観た俳優さんを紹介。
メリッサ・マクブライド
「ウォーキングデッド」ではメインキャストですよね。
ジェフリー・デマン
「ウォーキング・デッド」のシーズン1に出演してました。
ローリー・ホールデン
「ウォーキング・デッド」ではトラブルメーカーのひとりでした。
まだまだどこかで観たことある俳優さんがいましたよ。
たぶんドラマや映画で見覚えがあるのだけど、どれだかがよくわからない。
あなたも俳優さん探ししてみて。
先にも書いた通りSFホラーの到達域にある映画です。
名作「遊星からの物体X」の域までたどり着いたSFホラーの傑作です。
超お勧めですよ。
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Hello.
This is Shinji.
This time I wrote a review of a science fiction horror movie “The Mist”.
The last of this movie is too miserable.
Therefore it is pros and cons in the public.
I think it is a “masterpiece”.
The director is Frank Darabont.
He oversees The Shawshank Redemption.
He also directed The Walking Dead (Season 1).
“The Walking Dead” is very similar to the world view of this movie.
Overview of this article
Good point
🐙Director’s job
🐙Movie script
🐙Creature design
🐙I felt thorough despair was the best.
🐙Thoroughly miserable last scene
I think that the last scene in other films is so miserable.
But it is good.
🐙Orly shot and killed Carmody, right?
I feel much better.
I saw, Olly was “Dirty Harry”.
Bad point
Thoroughly miserable last scene
I wrote this scene because the public is divided into pros and cons.
It seems that the director is proud of the movie as good as “The Thing”.
There is a poster of “The Thing” in the first scene.
The thing