ブラック・クランズマン
★★★☆☆
監督・脚本 スパイク・リー
配給 パルコ
DVD NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
上映時間 128分
こんにちは、しんじです
Amazon primeを開いているとやたらとこの映画の広告がでてきましたので観てみました。
この映画、あの有名なスパイク・リー監督の映画らしいですね。
僕はあまりスパイク・リー監督に思い入れがないのですが、あらすじを見る限り、なかなか面白そうです。
連休中日を利用して観賞します。
(記事でアフリカ系アメリカ人を黒人と表現していますが、ここに差別の意図はございませんのでご了承のほどよろしくお願いいたします。)
あらすじ | 感想 |
あらすじ
ロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は警察官募集の案内を見て、警察署へ入っていく。
署長との面接の際、
「黒人の採用は初だし、いろいろ偏見があり大変だろうが、自己責任でがんばってくれ。」
と念を押されながらの採用。
新人の彼は資料室の受付係に配属されるが、兼ねてからの捜査官志望。
署長に談判して潜入捜査官となる。
まずは差別反対団体「ブラック・パンサー」への潜入捜査。
指導者「クワメ・トゥーレ」の演説会に潜入し、党が反社会的過激行動を起こす危険性があるかを調査するのがミッション。
ロンと先輩捜査官フィリップ(アダム・ドライヴァー)は「ブラック・パンサー」に危険性はないと報告。
その捜査を皮切りに彼は情報部へ転属され、犯罪予備とされる人物の調査にあたる捜査官となる。
新聞に目を向けると「白人至上主義団体クー・クラックス・クラン:KKK」の団員募集広告を見つける。
すぐさま記載される電話番号のダイヤルを回すと、話がトントン拍子進み、彼はKKKの支部長と面会する機会を得てしまう。
>ロンの特技!!黒人と白人の話し方を使い分けることができるのだ。
だが、見た目だけは変えることができない。
黒人の彼がKKKに潜入することは、女子高生が甲子園大会に出る、いや、女性力士が国技館の土俵で相撲を取る以上に不可能なこと。
そこで先輩捜査官フィリップが「ロン」になり、電話上での「ロン」はロン本人が行う2人一役作戦をする。
まんまとKKK団に潜入が成功する。
黒人であるロンはKKK団の捜査に燃えるものがあるが、フィリップは今一つ乗り気ではなかった。
だが、KKK団の団員の差別・偏見のある世界にどっぷりと浸かることにより、フィリップは自分の身体に流れる祖先への敬意というものが湧いてくるのだった。
彼の血はユダヤ系なのだ。
ロンとフィリップの連携によりKKK団の最高幹部への接触も可能になる。
そしてKKK団による反社会的テロを未然に防ぐことに成功する。
ロンとフィリップの捜査の成功はコロラド・スプリングズ警察署の名誉ある大功績となる。
署長も鼻高々だ。
だが、彼らはあまりにも成果を上げ過ぎた。
KKK団の幹部に近づきすぎたのだ。
署内の喜びもたけなわの中、突然署長から予算カットとKKK団への捜査打ち切り、KKK団に関する証拠の隠滅を命じられる。
チームはこの理不尽な命令に不服だが、命令に従わなくてはいけない現実に憤りを感じる。
その腹いせに、ロンはKKK団最高幹部にお別れの一言をお見舞いするのだが・・・
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あらすじ | 感想 |
最高に面白いストーリーですよね
こんな題材めったにないくらい興味そそります^^
調べてみるとこの映画、第91回アカデミー賞で6つの賞にノミネートされ、脚色賞を受賞しているのですね
なるほど
そう、この映画、面白い物語なんですが、何かが足りないのですよ。
辛辣な言葉でいえば、中途半端感が否めない映画。
ロンは黒人初の警察官でありながらも署内では苦労が少ない感じです。
それなら、最初の署長との面接の伏線は必要ないでしょ。
まぁ、ロンは陽気で軽いスタンスな男
どことなくコミカルな感じもする。
それならば、もっとコメディ寄せにしてもいいと思うし
KKK団の潜入においても、フィリプの素性がばれてしまいそうになる危機的な場面があるけど、緊迫感が少ないんですよね~。
>コメディでもないシリアスでもない。
それでアメリカに根強く残る差別や暗躍するKKK団の危険性を訴えるのかと思えば、物語からはそこまでのメッセージ性が感じられない。
それなのにエンドロール前に、白人至上主義者を吊るし上げるためのフィルムをはさんでくるでしょ。
映画本編でも「アメリカファースト」とKKK団がわめきますが、トランプ大統領の映像まで流します。
いらないかなぁ・・・
映画本編のKKK団が「アメリカファースト」と叫んでるだけでピンとくるんだからさ・・・
まるっきり蛇足感ハンパないです。
本編は映画のジャンルの方向性が中途半端でエンドロールのプロバガンダなメッセージフィルムの蛇足感。
この映画の一番ダメなところでしょう。
本編で言ってほしい感ハンパないです。
また辛辣な言葉ですが、
>アカデミー賞で6つもノミネートされながら脚色賞しか受賞できなかった映画
という感じです。
本当にもったいないなぁ
スパイク・リー監督、あまりいい仕事できなかったんじゃないですかね?
それに引き換え俳優さんは素晴らしかったですよ。
特に主演のジョン・デヴィッド・ワシントン。
黒人でワシントン??
そう、この人、デンゼル・ワシントンの息子らしいですよ。
僕はこの映画で初めて知りましたが、凄く良いです
もしかして親父さんよりいいかもしれない。
このレビューブログで何度か書いていますが僕は「デンゼル・ワシントン」があまり好きではないのです
ちょっと演技があざといというかくさいというか・・・
その点、息子のジョン・デヴィッド・ワシントンはいいですね
親父さんよりも野性味がある顔つきがいい。
コミカルであり野性味がある。
凄く期待できますね
今回この映画を観て良かった点は、この俳優さんを知ることができたことですね。
この映画、厳しいことを書きましたが決してつまらない映画ではないです。
面白かったのに、もっと面白くできなかったのかな?という不満なのです。
特に最後のKKK団幹部へのうっぷんはらしは最高ですね
ジョン・デヴィッド・ワシントンを観るだけでも価値あると思います。
お勧めです
タイトルの「ブラック・クランズマン」とは「黒人でありながらKKK団の団員」という意味でしょうかね??
あらすじ | 感想 |
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Hello.
This is Shinji.
This time I wrote a review of Spike Lee’s “Black Clansman”.
The film is starring “John David Washington”.
He is the son of Denzel Washington.
The movie is a story of a black investigator sneaking into KKK.
I thought it was a very interesting story.
Overview of this article
Good point
story
The presence of John David Washington.
He is a comical but wild face guy.
I like him better than Denzel Washington.
Bad points
Not a comedy movie.
Not a serious social film.
The genre of the movie is half-baked.
The propaganda-like film before the end credit is superfluous.
I think the message should be conveyed in the movie.
This is a disappointing movie that has become a propaganda movie.
I think it was a movie that could be more interesting.
I am very sorry for that
With that in mind, I think the director did a bad job.