デイブレーカー
★★★☆彡☆
監督・脚本 マイケル・スピエリッグ&マイケル・スプリエッグ
配給 ブロードメディア・スタジオ
DVD ポニーキャニオン
上映時間 98分
こんにちは、しんじです。
今回は人間社会ならぬヴァンパイア社会を描いた切り口変わったホラー映画「デイブレーカー」の感想を書きます。
この映画は2008年に公開された映画でイーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、サム・ニールが出演しています。
あらすじ | 感想 |
2008年、1匹のコウモリから始まった人間のヴァンパイア化。
人間は弱い、とこしえの命を受け入れ、今は人間ではなくヴァンパイアとなった人間が社会を築いていた。
人間は計画的にプランターにて血液採取されていたが、年々、人間の数は少なくなっていた。
もはや、血液不足が起き始め低所得者から血液を飲むことができなくなっていった。
血液を飲めなくなったヴァンパイアは知能、容姿がコウモリに近くなるサブサイダーとなってしまう。
エドワード(イーサン・ホーク)はブロムリー=マークス製薬会社の血液科学者だ。
代替血液の研究をしている。
だが、エドワード生きているとは言えない自分と人間を犠牲とするヴァンパイアの浅ましさに憂いを覚えていた。
そんなエドワードに社長のチャールズ(サム・ニール)は強引に研究の成果を急がせる。
ある晩、エドワードに人間が接触してきた。
「正午にここへ来い」というメモを渡される。
エドワードがその場所に行くと、待っていたのはライオネル・コ―マック(ウィレム・デフォー)という人間だ。
太陽に日を浴びながら彼は言った。
「俺は元ヴァンパイアだ。必要なのは代替血液ではない。治療法だ。」
あらすじ | 感想 |
今までのヴァンパイアは人間社会の地下に棺桶を置いて、絶対的な力を持ちながらも実は日陰者として生きているのがセオリーでした。
この映画は人間のヴァンパイア化が進んだその先の社会を描いているのが面白い。
ヴァンパイアと人間の比率が9:1となり、人間が日陰者となっているのだ。
とこしえの命に喜びを覚える者と、とこしえの命に「生」感じえない者が対比として描かれています。
ウィレム・デフォーが演じるライオネル(頭は良さそうではない)が、生きていることを実感する男として描かれているのがいいですね。
このライオネルがでるまでは、ひたすらネガティブ色な映画に色が付きました。
そしてイーサン・ホークが演じるエドワードも人間になってから、危機的状況であるはずなのに、なぜか生き生きとして描かれています。
エドワードの弟はちょっとかわいそうでした。
自分がおこなった残酷な所為を責め立てられる。
エドワードとの絆を取り戻させてあげたかった。
ストーリーのラストは治療法がはっきりわかったものの、明るい未来になるのか不安の残していますね。
もしかしたら負の連鎖を始めてしまっただけなのかも?
映像は結構グロい場面もあります。
サム・ニールもグロ場面の餌食になりました。
死んでいるような永遠の命より限りある生命を求める者。
人の尊厳を守ろうと怪物となってしまう悲しきもの。
登場人物の様々な心が良い配分で描かれていて、とても面白いホラー映画でした。
98分という長さも丁度いいし、この連休にお勧めの映画ですよ。
あらすじ | 感想 |
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Hello.
This is shinji.
This time I wrote a review of “Daybreaker” starring Ethan Hawke.
A movie depicting a vampireized human society.
It’s an interesting movie with a slightly different perspective.
Can we say that eternal life is alive?
Isn’t it “living” because it has a limited life?
Those who desire eternal life
Those who are gloomy about eternal life
Those who feel life
Those who are sad because they cannot finish their lives as human beings.
The emotions of the characters are drawn in a good distribution in the movie.
There are many negative elements in the story, but a man named Lionel played by Willem Dafoe put the “color of life” on the film.
The screening time of 98 minutes is just right and it is a very good horror movie.
This is my recommended movie.