THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション
★★★★★
監督 フィリップ・マーティン
脚本 リチャード・ドヴィディオ
配給 アークエンタテインメント
DVD Happinet
上映時間 92分
こんにちは、しんじです
今日はジョン・トラボルタ主演の「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」の感想を書きます。
この映画の副題、ちょっと長くないですか?
「天才贋作作家 最後のミッション」
まぁ、説明の副題を入れたい気持ちがわからないでもないです。
しかし、この「最後のミッション」と入れたがために、この映画をクライムアクション映画の印象を与えてしまっているのが、とても残念です
確かにクライムアクション映画の要素はあるのですが、実は内容はとても悲しくやさしい親子愛を描いたヒューマンドラマなのです。
それも「ここは泣くところだ!」という押しつけがましさがない良質なドラマを描いています。
あらすじ | 感想 |
レイモンド(ジョン・トラボルタ)は今日も刑務所で朝を迎える。
この日は弁護士と面会を取り付けていた。
刑期は残り わずか10か月。
しかしレイモンドはすぐさま刑務所を出所した。
レイモンドにはどうしてもすぐに出所しなければならない理由があった、
そのため街のギャングのボス・キーガンに借りを作ることになろうとも。
レイモンドが出所する理由・・・
それは無慈悲に迫る息子の死期。
摘出不可能な脳の腫瘍、ガンが息子ウィルを侵していた。
レイモンド、ウィル(タイ・シェルダン)、レイモンドの父・ジョセフは口にはしないが、死期が近いことを感じていた。
ロクな親ではないが、残りの時間を息子と過ごしたい、
だが、少し捨て鉢になるウィルは心を閉ざしてしまっていた。
レイモンドはウィルに言う。
「俺をジニー(魔人)だと思っていい。おまえの望みを言ってみろ。」
「ガンになりたくなかった。」
ウイルは親にとってもっとも残酷な言葉を口にした。
そしてウィルは1つ目の願いを言った。
「母さんに会いたい。」
レイモンドは別れた妻キムの所在を追った。
予想通り、今も薬漬けだ。
レイモンドはウィルがガンに侵されていることを告げる。
ウィルと母キムは一緒に昼食をとった。
トレーラー暮らしのキムはウィルを落胆させない様にできるだけ小奇麗な服装をし、今はニューヨークのにあるマンションに住んでいると嘘をつく。
母との再会を終え、レイモンドとの帰り道、ウイルはつぶやいた。
「とてもいい人だった。僕のために嘘を言ってくれていた。」
2つ目の願い。
それは「女性とSEXをしてみたい」というものだった。
16歳、本当なら好きな女の子と甘酸っぱい恋をして、初体験をする年ごろ。
それを売春宿に連れていくことでしか叶えてあげられない。
レイモンドの心は熱い棒でかき回される思いだった。
ウィルを売春宿に連れていくと、その様子を見ていた刑事が乗り込んできた。
「やばい!警察の摘発だ。ウイル!逃げるぞ!」
一目散に2人は刑事から逃げる。
屋上に上がり、となりのビルまでジャンプ。
危機一髪で警察から逃げることができた。
「すまん、ウィル。おまえの望みを・・・」
「ハハハハ!何を言ってるのさ。最高だったじゃないか!さすがだよ、父さん。」
ウイルは父と一緒に警察から逃げたその瞬間に生きている実感、そして本当の父と触れ合えていると感じていた。
「父さん、僕の3つ目の願いをきいてくれるかい?僕は父さんの手伝いをしたい。父さんがいまやっていることの手伝いをしたいんだ。
レイモンドが今やっていること。
ギャングのボス・キーガンが突きつけた絵画泥棒計画だった。
贋作作家として一目置かれるレイモンドが描こうとしているのはモネ「散歩、日傘をさす女性」だ。
犯罪に手を染めさせたくない。
レイモンドはその願いを却下する。
ウィルは突如倒れ、病院に送られる。
その病室にて「お願い。」という言葉にレイモンドは断ることができなかった。
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あらすじ | 感想 |
ジョン・トラボルタ。
近年の彼の印象は「ソード・フィッシュ」「パリより愛をこめて」などでみられるようなタフで冷徹な男のイメージが強かった。
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繊細な演技はできないのではないか?
などと思われている方も多いと思う。
ぼくもどちらかというとそう感じてました。
ところが、この映画のジョン・トラボルタの演技は本当に素晴らしい。
「彼はこういう役ができるんだな」と見直しました
言葉少なく、表情で心の心情を伝えてきます。
「親なのに、こんなことしか息子にしてやれない!」
彼の心の声が凄く伝わってくるのです。
それが凄くせつない
「息子を死なせてしまう悲しみ」「親らしいことをしてあげられない」
そんな悲しむ息子・レイモンドを見て心を痛めるジョセフ。
親子2代の悲しみの果ての、3つ目の願い。
ウィルが贋作とはいえ、その凄い父の背中を誇らしげに見る場面に、僕は目が潤みました
「俺は本当は絵で食べて生きたかったんだ。」
「食べていけるよ。父さんなら。」
真夜中に交わされた会話。
これはきっとレイモンドの新たな人生の目標を示しているんですね。
ウィルから「人生の目標」というプレゼントをもらったのだとおもます。
ラストのタヒチの島のウィルの顔はこう言ってます。。
『数日だったけど僕は父さんとともに「本当の人生」を生きたよ。』
そして「ありがとう」
本当に泣けます
犯罪家族というとんでも設定の中で、
子供が親に願う大切なこと。
親が子供に残してあげられるもの。
それらのことをセリフではなく、言葉の行間や表情などで投げかけてくる傑作です。
タイ・シェルダンの良さが全然わからなかった僕ですが、今回の彼の演技に泣けました。
ジョン・トラボルタとタイ・シェルダンに拍手👏👏👏👏
あまり観られていない映画かもしれませんが、是非見てください。
超お勧めですよ。
あらすじ | 感想 |
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Hello.
This is Shinji.
This time I wrote a review of “The Forger” starring John Travolta.
In Japan, this movie is on sale in the crime action genre.
However, the film depicts a sad and kind love of parents and children.
The impression of John Travolta is Tuffman.
However, hi s actingis very Sensitive in this movie.
Thai Sheldon also has a great performance.
My eyes have become moist.
Summary of this article
Good point
Movie screenplay
The performance of John Travolta
Thai Sheldon’s performance
It is not a moving movie that is difficult to press.
”What children want their parents to do”
”What parents can leave to their children”
The last scene was wonderful.
Bad point
None