クリフハンガー
★★★★☆
監督 レニー・ハーリン
脚本 マイケル・フランス
配給 東宝東和
DVD KADOKAWA
上映時間 113分
こんにちは、しんじです。
今回はスタさんことシルヴェスター・スタローン主演の「クリフハンガー」の感想を書きます。
GWはずっと家から出ないで、少し気持ちがムサムサしていたので、「派手なアクション」「頭を使わず」「観た後すっきり」の3拍子映画を見ようと思ました。
そこで「クリフハンガー」となったわけです。
この映画は第66回アカデミー賞で３部門もノミネートされながらも、ダメダメ映画に与えられるラズベリー賞にも4部門ノミネートされました。
スタさんの映画ってけっこうラズベリー賞にもノミネートされていましたよね
| あらすじ | 感想 |
あらすじハル（マイケル・ルーカー）は恋人と慣れ親しんでいる山頂に恋人サラを連れて上った。
その最中にケガをしてしまい、自分も務める山岳救助隊に救援の頼んだ。
同僚で親友のゲイブ（シルヴェスタースタローン）が岩を上り、ハルから順にワイヤーに乗せた滑車でヘリに送り込んだ。
難しい救助ではなかった。
サラが滑車を滑らせている最中、滑車と身体をつなぎ留めるハーネスの金属が疲労断裂してしまった。
スルスルと体を固定するロープが外れていく。
「助けて！」
両の手でロープをつかみ宙づりになるサラ。
ゲイブは即座にサラのもとにいきサラの腕をつかむ。
「滑る。離さないで。離さないで。死にたくない。」
必死にサラの腕を引き上げようとするゲイブ。
握力のないサラの手袋が滑り脱げていく。
その手袋が滑り脱げ、サラは叫び声をあげながら谷底まで落ちていった。
8か月後。
国際指名手配犯のクエイランが率いる犯罪組織が 財務省から運ばれる紙幣を乗せた飛行機をハイジャック。
しかし計画の失敗から飛行機は不時着、紙幣の詰まったケースを山岳地帯に落としてしまう。
山岳救助隊に入った救援連絡にハルが向かった。
だが、ハルが向かった場所は少し救援困難な場所だった。
同僚で恋人のジェシーは、すでに救助隊を辞めているゲイブに協力を頼む。
サラの事故に罪の意識を駆け込むゲイブはハルに合わす顔がない。
またハルはサラが死んだ事への憤りを全てゲイブにぶつけていた。
ハルとゲイブが向かう救援信号のもとには犯罪集団が待ち受けていた。
クエイランは3つのケースを探すことに協力しろとハルとゲイブに命令。
ひとつめのケースが見つかると、ガイドはひとりでもいいとゲイブを殺そうとする。
ゲイブは何とか助かり、親友ハルを助け出すために犯罪集団と闘う決意をする。
| あらすじ | 感想 |
「フンッ！フンッ！
」と岩を力技で上るスタローン。
その景色の凄いこと
どれだけの握力があればあんなことできるのか？
今でこそ街の中には「ボルダリング教室」があり、多くの人がクライミングを楽しんでいます。
オリンピックでもクライミングが正式種目にもなっています。
しかし当時はまだまだクライミングの認知度はそんなに高くありませんでした。
あの岩山をスタローンが「フンッ フンッ」と上っていくのが衝撃的でした
クライミングにもテクニックがあるわけですが、おそらくスタさんのは力技でしょう
圧倒的握力、背筋と腹筋により、岩をつかみ、体を引き寄せ「フンッ！」
しかし僕らはそれで満足だったのです
当時、鍛えた体が売りだったスタさんは、映画の中で薄着になります。
まぁ犯罪集団に身ぐるみをはがされてしまうわけですが、終始、Tシャツと薄いセーターでいるわけです。
それで雪山を動き回るわ、氷の張る水の中に入るわ。
いや～・・・それ・・・無理・・・
でもスタさんの映画だもの。（現実なんて関係ない♪）
ストーリーはハルを助けるためにゲイブが犯罪集団の先手をうち、犯罪集団のボスがいきり立つという内容。
そう・・・
「ダイ・ハード」です。
当時「ダイ・ハード」のヒット後はこの手の映画が大流行。
何といっても監督のレニー・ハーリンが「ダイ・ハード２」の監督さんなんです。
そりゃ、こーなりますわな。
雪山の映画として「クリフハンガー」と「バーティカル・リミット」を比較する人は多いのではないでしょうか？
「バーティカル・リミット」は2000年に作成された映画です。
こちらは【カルネアデスの板】がテーマになっています。（詳しくはレビューを読んでね）
雪山の壮大さは両方の映画とも遜色ないのですが、人と山の風景の合成場面や俳優が谷に落ちていく場面などは、1993年から2000年までの7年間での飛躍的なVFX技術の向上があったようで、「バーティカル・リミット」のほうが合成場面は綺麗に仕上がっている印象を受けました。
この7年間はPCが飛躍的に発展しましたものね。
ちなみに「ダイ・ハード」の1作目が1988年の映画なのですが、あの時に悪の親玉ハンス・グルーバー（アラン・リックマン）が落ちる映像を見てみてください。
ペラッペラですから
それだけPCの発展がそのまま飛躍的に特撮を凄いものに引き上げたということですよね。
まぁ、「クリフハンガー」は細かいことを考えず、ドガッといってバシッとやってガガーンと観る映画だと思ってください。
だってスタさんの映画だもの。
でも観終わった後はスッキリしますよ
この自粛でムサムサした時にはいい映画ですよ。
この映画を観返して、個人的に「納得」したことがありました。
僕は「ウォーキング・デッド」の「メルル」を観た時に、
「どこかで観たことある俳優さんだ。」
と思っていました。
それは僕がこの「クリフハンガー」を繰り返してみていたからです。
「クリフハンガー」で、まるでダブル主演のように画面にずっとでていた親友「ハル(マイケル・ルーカー）」。
彼が「メルル」だったのですよ。
「クリフハンガー」での彼の勇姿が僕の頭にずーっと残っていたのです。
マイケル・ルーカーはケビン・コスナーの「JFK」でも印象深い役で出演しています。
僕はこの俳優さんは主演にはなれないけど脇役としてはとても味のある良い俳優さんだと思っています。
 |
 |
まだまだ東京は自粛が伴う生活になりそうです。
僕の心配は「ランボー ラスト・ブラッド」が延期になるのではないかという事。
しばらくは過去作品を観て楽しむことになりそうな予感です。
スタさんのアクション映画でムサムサ気分を吹っ飛ばしましょう
※追記
2020/06/26に「ランボーLast Blood」が上映されました。
感想・レビューはこちらからご覧いただけます
| あらすじ | 感想 |
| いつもありがとう他のレビュータイトルもどうぞ☕ 映画レビュー索引ページ |
||||||||
関連商品
|
Hello.
This is Shinji.
This time I wrote a review of “Cliff Hanger”.
“State of emergency” has been announced in Tokyo. (COVID-19)
I ’m so down.
At that time, I often watch Sylvester Stallone movies.
You can feel free to watch this movie without thinking deeply.
The director of this “Cliff Hanger” is “Renny Harlin”.
He also directs “Die Hard 2”.
This movie is also similar to “Die Hard”.
At the end, the protagonist defeats the international terrorist, so I feel refreshed.
Summary of this article.
Good point
Sylvester Stallone action.
The rescue scene at the beginning.
This scene was the most thrilling for me.
Mountain scenery
Michael Rooker acting
Feeling fine after watching the movie.
Bad point
The story resembles “Die Hard”.
At that time, many movies with contents similar to “Die Hard” were produced.
Compared to the current VFX technology, it is a little inferior.
