EMMA/エマ 人工警察官
★★★☆彡☆
監督 アルフレッド・ロッド
製作国 フランス
DVD トランスワールドアソシエイツ
上映時間 116分
こんにちは、しんじです。
今回はAmazonプライムの映画から「EMMA/エマ 人工警察官」を観ました。
この映画の製作国はフランスで、舞台もフランスとなっています。
どうやら「トランスポーター」にかかわっていたスタッフさんが作ったらしいですね。
詳しい情報はわからないままに観始めました。
あらすじ | 感想 |
フランスのある警察署の殺人捜査課、フレッド・ビトゥロ警部ひきいるチームに1か月の新人研修生としてエマが配属される。
突然の配属、しかも警察には少し美人なエマ。
フレッドは上司に「何か訳在りか?」と尋ねるが上司にはぐらされる。
女性の刺殺遺体が発見されフレッドのチームが駆けつける。
遺体を観るや否や
「被害者26か27歳、加害者身長176~178cm。刺し傷は3か所、詰めの間に化学繊維の有り、〇%の成分、被害者は妊娠している。」
などその場でエマの分析が始まる。
チームのナシームはあてずっぽうだろうと笑い飛ばす。
しかし署の分析結果はエマの言うとおりだった。
フレッドはエマを連れて被害者の家に聴取をしにいく。
すると、被害者の子供にいきなり遺体の写真を魅せようとするエマ。
フレッドは引きとめ「どういうつもりだ。」と引き留める。
「被害者の確認をしてもらおうと思いました。」
眉ひとつ動かさずに応えるエマ。
木曜日のチームの飲み会。
改めてエマの歓迎をする。
エマは少し変わった表現で飲み会を分析。
そしてジンを水のように流し込む。
家族の話になると両親は交通事故で無くなりました。
まるで説明書を読むかのように淡々と語るエマ。
しかも笑顔で。
エマは素晴らしく優秀だが、時々主導権を握ろうとする。
しかも人の行動まで確率で分析するエマにフレッドはいら立ちを覚える。
エマを少し不審に思うフレッドはエマの過去についてアレックスに調べさせると、彼女の過去の記録は一切なかった。
上司に連絡し問い詰めると、ピザ屋の地下へ案内される。
そこはセキュリティの厳しい国家の施設になっていた。
待っていたのは内務省セキュリティ技術部門マーク・ラドキンだった。
フレッドはそこで思いがけない説明を受ける。
エマは技術の粋を集めたアンドロイドだったのだ。
彼女はミスのない完ぺきに近い。
その説明にフレッドは言う
警察に必要なのは人間だ。
「恐れ、苦悩、挫折、人の心の揺れがあるからこそ、人は答えを導き出せるのだ。」
だがまさしくエマをフレッドのもとに配属させたのはそれが目的だったのだ。
人の心を彼女に学習させるためだった。
フレッドは上司の言葉を突っぱねながらも、引き受けることを決めた。
事件の捜査の中でフレッドを通して「人の心」を見るエマ。
そして人と人の信頼を学ぶ。
フレッドの娘ミラに好かれるエマ。
ある夜、ミラに家族のことを尋ねられるエマ。
両親が死んだことをいつものように説明する。
「エマは小さい頃どんな子供だったの?」
その質問に
「知りません」としか答えることしかできなかった。
部屋ではただ椅子に座り充電のみをしていた
今、エマは窓から街の明かりを見ながら、何か思いを馳せていた。
あらすじ | 感想 |
とても面白かったです。
アンドロイドの映画は、だいたいアンドロイドが暴走したり、大きな陰謀があったりがセオリーですが、この映画はアンドロイドのエマが入った捜査チームの話になっているのが、逆に良かったですね。
捜査チームは
フレッド警部 | ナシーム | アレックス |
の少人数でフレッド以外はエマの正体を知りません。
だから突拍子もないエマの分析にナシームとアレックスは困惑します。
それを取り繕うフレッド警部がいたり。
人間味あるチームの面々が魅力的で楽しいです。
事件は大きな事件というわけではなく、殺人課が扱う普通の事件です。
人間の嫉妬、ねたみ、すれ違いの愛などいろいろな人間の心から事件が起きている。
そのそれらをフレッドやチームを通してエマは学んでいく様子が見られます。
最終的にはエマはどこかで自我に目覚めたような感じで映画は終わるのですが、もしかしたら続編がありそうな感じです。
でもたぶんないでしょう。
確かにこの映画は観ていて面白かったのですが、その面白さは映画という大きなハードルを越えた先の面白さとは違うようでした。
つまり2200円はらって映画館で観たら満足するかといわれたら首をかしげる感じです。
これは海外ドラマ「EMMA」シーズン1となると納得いくくらいの面白さです。
しかし、この映画の登場する女性はみんな綺麗ですね。(女の子も可愛い)
産婦人科の先生まで美しいです。
チームのアレックスが「あなたのような綺麗な女性がなんで警察に?」って質問してましたが、
「あなただって十分綺麗ですから!」
と突っ込みいれてましたよ
ジャンルはSFサスペンスとかになってますが、内容はいたってヒューマンドラマです。
VFXを駆使したような特撮もありません。
しかし悪く評価をつけるところもないので、自粛生活の暇な昼下がりに観るにはとても良い映画だと思いますよ
あらすじ | 感想 |
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