ハドソン川の奇跡
★★★☆彡☆
原作 チェスリー・サレンバーガー
監督 クリント・イーストウッド
原作 トッド・コマーニキ
配給 ワーナー・ブラザース
DVD ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
上映時間 96分
こんにちは、しんじです
今回はクリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演「ハドソン川の奇跡」の感想です。
この映画は2009年に実際に起きた不時着事故について描かれています。
2009年はほんの9年前なのでこの事故を覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
あらすじ | 感想 |
2009年1月15日USエアウエイズ1549便がハドソン川に不時着した。
乗客155名は全ての命は無事だった。
この奇跡にニューヨークを中心にアメリカ中が機長のチェスリー・サレンバーガー(サリー)を讃えた。
副操縦士ジェフリー・スカイルズも機長を誇りに思っている。
彼はアメリカの本物の英雄となった。
TV、雑誌、新聞は彼を英雄とかきたて連日彼の話題でいっぱいだった。
だが、その最中にも事故の原因調査が行われていた。
事故調査は国家安全運輸委員会(NTSB)によって行われている。
関係者の証言、航空技術者、回収された機器の調査、そしてパイロット自身への調査。
調査はまるで機長の落ち度を探すように行われた。
飲酒関係はもちろん家庭の事、プライベートなことまで尋問された。
副操縦士のジェフリーは悲惨な事故を回避した機長への無礼な調査に憤慨していた。
事故は離陸直後に鳥の群れと遭遇したが為のバードストライクによって起こった。
2機のエンジンが機能が停止し、推力を得ることが不可能。
引き返すことも管制塔からの指示に従い近隣の空港へ不時着することも不可能と判断しハドソン川に決死の不時着をした。
そして奇跡的に機は解体することなく1名の死亡者を出すこともなく不時着は成功した。
この事実にNTSBは異を唱えた。
左エンジンはまだ使えた。
推力を取ることができ近隣の空港へも不時着は可能だった。
機長の判断は乗客を危険にさらしただけだ。
コンピューターのシミュレーションでも近隣空港への不時着は可能と調査結果がでているというのだ。
副議長のジェフリーは機長の判断は間違っていないと信じている。
機長も自分の判断は間違っていないと信じてはいるが、調査結果が事実となることへの不安、強迫観念に心身が疲弊していた。
調査結果が最終的に検証される公聴会が迫っていた。
機長はひとりバーに立ち寄ると、バーのTVでもハドソン川の不時着の特集が流れていた。
番組は機長を讃えながらも乗客が無事だったのは機長の判断、不時着の場所、救助隊やそのほかいろいろなタイミングによってなしえた奇跡だったと締めくくられていた。
タイミング。
全ての結果にはタイミングという要素が影響している。
公聴会の日
多くの関係者が機関があつまりNTSBにより調査結果が発表された。
最終的な検証では事故当時のデータを取り込んだコンピュータシミュレーションをもとに実際のパイロットがシミュレターで飛行機を操縦するものだった。
当時、管制塔指示のラガーディア空港、テターボロ空港への不時着の可否を検証するシミュレーションだ。
結果はどちらも無事に不時着することができた。
結果的にハドソン川へ危険な不時着行為は機長の判断ミスとなってしまうものだった。
だが、機長はシミュレーション結果が誠実に行われたものではないと反論した。
それはシミュレーションは初めからバードストライクが起きること、そしてこれから向かおうとする空港をはじめから知っていることでの操縦であること、そしてこの公聴会のためにパイロットたちはシミュレーションを練習しているということだった。
「いったい何回練習したんですか?」
「・・・17回練習をした。」
バードストライクによるエンジン確認、再点火の操作、マニュアル確認、管制塔との通信あらゆる要素を考慮し35秒の時間を差し引いたシミュレーションが再度行われた。
どちらの空港への到着は不可能であった。
そしてさらに事故当時の操縦席の音声記録を公聴会で公開されるとそこには35秒の時間以上の不確定要素と緊張感、そして155名の命を背負う責任感のなかハドソン川へ着水する記録が残されていた。
NTSBは検証の結果
全ての要素を考慮し、155名の乗客を命を救うことは不可能と判断した。
そこに機長チェスリー・サレンバーガーの存在がなければ!
公聴会は機長を讃えることで幕を下ろした。
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あらすじ | 感想 |
おもしろかったです。
やはり航空事故はものすごい緊張感を生みますね。
アメリカ中が英雄とたたえる中、もしも調査結果でハドソン川に不時着したのは乗客を危険にさらしただけだなんて結果がでようものなら・・・恐ろしいですよね。
この映画はたぶん機長が「自分の判断に間違いはなかったのか?」ということよりも調査結果が事実になってしまう事への危惧を描いた映画のように思います。
映画の中で機長が言います。
「私の40年の実績は評価されず、最後の208秒のことで裁かれる。」
この言葉からも機長は自分の判断にはゆるぎない自信と調査結果への不安がうかがえます。
映画の内容的には特別なサスペンス要素や感動の要素はそんなに多くありません。
ただクリント・イーストウッドがこの機長に深い敬意を払っていることは感じますす。
この奇跡の話の裏にはこういう事があったのだということを知らせたかったのでしょう。
だけど時々クリント・イーストウッドらしい皮肉めいたものを感じます。
それは「ニューヨークにいて一番うれしいニュース」「素晴らしいニュース」とかそういうセリフが大量に使われています。
イーストウッドはちょっと斜めから世の中を見ることがあります。
「人の生き死の事故がうれしいニュース!?じゃ、強姦に襲われたけど命は助かった女性に「それはうれしいニュースだ」って言うんですか!?」と署長に言うハリー・キャラハンの姿が目に浮かぶのです。
ダーティーハリー |
あと、この映画を観ていてトム・ハンクスよりも副操縦士ジェフリーを演じていたアーロン・エッカートが凄く良かったです。
やっぱりいい役者さんだなぁって再認識。
是非もっといろいろな映画にでてほしい俳優さんですね。
ああ、もちろんトム・ハンクスもよかったですよ。
この映画でトム・ハンクスの瞳の色に気が付きました。
あらすじ | 感想 |
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Hello.
This is shinji.🤗
This time I wrote a review of Clint Eastwood’s “Sully”.
This movie is a story made based on a true story that an airliner that happened in 2009 was emergency landing on Hudson River.
Pilot Cheren Sallenberger was concerned.
That “only the result of the accident investigation is a fact”
🖊Outline of this article
Good point
Clint Eastwood pays a deep respect for Pilot Chesley Sallenberger.
You can know the story behind this true story.
Story development not bored.
Acting “Tom Hanks”
I think “Aaron Eckhart” is a wonderful actor.
I think that Clint Eastwood is a person who depicts sarcastic things against the world.
Bad point
None
There are many serifs too “good news” and “wonderful news”.
It sounds ironic of Clint Eastwood.
You say, “It’s a nice news” to “a woman who was attacked by rape, but life was saved”?
You can see the appearance of Harry · Callahan, who says irony to the police chief.