クリミナル2人の記憶を持つ男
★★★★☆彡
監督 アリエル・ブロメン
脚本 ダグラス・クック
配給 サミット・エンターテイメント
DVD ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
上映時間 113分
こんにちは、しんじです
今回はケビン・コスナー主演「クリミナル2人の記憶を持つ男」のレビューを書きます。
僕はこの映画をTSUTAYAで見かけながらも何となくつまらなそうな感じがしてました。
今回、amazonプライムで暇つぶしに観てみました。
いや~、久しぶりに面白いスパイアクション映画を観ました。
やっぱり映画って観てみないとわからないものですね。
出演はライアン・レイノルズ、ゲイリー・オルードマン、トミー・リー・ジョーンズと豪華な顔ぶれです。
あらすじ | 感想 |
ビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)は極秘任務を遂行中のCIA諜報員。
彼はテロ集団から抜け出したダッチマンという天才的ハッカーの身柄を保護し世界の脅威となるプログラムを確保をする寸前にテロの首謀者ハビエルによって殺害されてしまう。
ダッチマンの身柄はビルしか知らず、CIAイギリス支局のビルの上司ウエルズ(ゲイリオールドマン)は脳の研究者フランクス博士にビルの記憶を取り出す依頼をする。
博士は『他人の記憶を移植する研究』をしているのだ。
記憶の移植はされる側にも特殊な条件がなければならない。
博士が被験者として選んだのは刑務所の中にいる死刑囚ジェリコだった。
ジェリコはとにかく残虐非道で敵・味方関係なく気に障ったものを無残に殺害している極悪人。
そこには一寸の良心の呵責などなかった。
それは彼が幼いころに負った脳の損傷によるものだった。
彼はその傷のため脳の一部が機能しておらず、善悪に関係なく強奪、殺人を行なってきた男だった。
ビルの記憶はジェリコの脳の使われていない一部に施された。
ウエルズは一刻を争う状況に手術を終えたばかりのジェリコにビルの記憶があるのか尋問する。
だがジェリコは粗暴な態度と激しい頭痛を訴えるのみ。
手術は失敗とみなされジェリコは局員に護送され刑務所に帰されることとなる。
極悪人ジェリコは護送中に局員を無残に殺害し逃亡。
途中で無断飲食、車の強奪と悪いことばかりする。
だが、彼があてもなく行く先はビルの自宅だった。
セキュリティーを解除し寝室にいくと、悲しみに打ちひしがれたビルの妻がいた。
彼女を拘束し娘を見る。
ジェリコは今まで感じたことがない感情と懐かしさに戸惑う。
隙をみて妻がセキュリティ会社に通報ボタンを押すと難なく暗証番号で解除してしまう。
ジェリコは戸惑いながら家をでて逃亡する。
ジェリコはフランクス博士に接触すると自分の記憶がビルの記憶だと知る。
他国の言語やあらゆる知識を使うことができるようになった。
そして何より物事の善悪がわかるようになり穏やかな人間性を持ち始めたのだ。
ジェリコはこの人間らしい感覚を嫌なものと感じなかった。
CIA支局で再びウエルズにビルの想い出の写真を見せられ、ダッチマンの保護に協力を求められると、ジェリコは思い出のビーチと記憶にある大金の入ったバッグを条件に捜査に協力をする。
博士が言うにはジェリコの記憶は2日くらいでなくなってしまう。
捜査の途中テロ集団の罠にかかり局員は殺害されジェリコも足を負傷してしまう。
ジェリコはビルの自宅の地下で傷を治療していると、ビルの妻が地下室の気配に気づく。
銃を向ける妻にジェリコは自分の頭の中にビルがいることを告げる。
そして「自分の中のビルが危害を加えることをさせない」と告げる。
信用しない妻にジェリコは2人だけしか知りえない思い出の数々を語り始める。
涙ながらにも出て行ってほしいと妻にいわれるとジェリコはそれに従った。
出ていこうとするジェリコに声をかける娘。
「ピアノを一緒に弾こう?」
「いや、ママに叱られちゃうよ。」
「大丈夫だよ。」
娘にせがまれて一緒にピアノを弾く後ろ姿にビルの面影を見た妻は、一晩、ソファーで休むことを許した。
翌日、ジェリコは大金を隠した場所を思い出し取りに向かうと、テロ集団に捕まってしまう。
妻と娘の命とダッチマンの居場所を交換条件に脅迫されるジェリコ。
テロ集団を出し抜き先にダッチマンからプログラムが入ったUSBを確保する。
妻と娘を救いに空港に向かうジェリコ。
テロの仲間を次々と倒し、自分の身を挺して妻と娘を救い切った。
テロの首謀者ハビエルは死に世界破滅の危機は過ぎ去った。
思い出のビーチにたたずむジェリコ。
ビルの記憶が定着しているのかはわからない。
博士とハビエルは妻と子供をジェリコに会わせる。
勢いよくかけより抱き着く娘。
そしてジェリコは鼻に指を置く。
それはビルがいつもしていたサインだ。
「愛している。」
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あらすじ | 感想 |
おもしろい!!👍
全然内容も知らずにみましたが、これは面白い映画です。
ストーリーがいいですよね。
ビル・ポープの記憶が入ることで極悪人ジェリコが少しずつ変わっていく様子がおもしろいですよね。
今まで「ありがとう」なんて言ったことないようなジェリコが思わずスルッ言ってしまうところとか。
無法者、乱暴者のジェリコが妻に会い娘に触れ合うことで今まで知ることのない愛情を感じ取る様子とか丁寧に描かれています。
それでもラスト近くになるとビル・ポープの記憶が薄まってきているせいか、凶暴な部分が少し出始めるところもおもしろかったです。
敵のテロのエルザを殺すときなんて、凶暴な殺人者ですよね。
やり終えた後、死体に向かって雄たけびをあげるとか普通じゃないです。
警察車両を妨害するときも派手に爆発してしまったパトカーをみて叫びます。
あの警察車両には善良な警官が乗っていたはず。
それも考えずに雄たけびをあげるのはやはり人間性が失われているからでしょうね。
とにかくテロをやっつけたりするのですが、銃とかじゃなく、スタンド片手に頭をつぶすとか、斧で殺すとか、凶暴な感じにするところに彼がビル・ポープではなくなってしまいそうな危機感を演出しています。
そういう部分がとても上手です。
あと、娘とふれあい、妻に思い出を語るジェリコにウルっ😢ときてしまいます。
自分はビルの記憶と感情を持つけどビルではないというジェリコの悲しみを感じてしまう。
映画の作り方がとても丁寧なのでストーリーがうまくまとまっていて本当におもしろかったです。
テロの親玉をやっつけるときもスタさんやシュワちゃんの映画のようにスカっとさせてくれます。
一番最後にウエルズ(ゲイリー・オールドマン)が「彼さえよければうちで雇うさ。」ってセリフもシャレが聞いていて思わずニンマリしてしまいますね。
この監督アリエル・ブロメンはあまり映画を作っていませんが、ここまで上等な映画を作れるならばもっと監督してほしいです。
まぁ、強いて言うなら、もうちょっと若い時のケビン・コスナーだったらもっとよかったです。
ゲイリー・オールドマンの演技はいつもながら素晴らしいし、トミー・リー・ジョーンズが出演することで上等なコーヒーのように映画に深みとコクが出ています。
この配役も素晴らしいですね。
>個人的には日本語吹き替えがお勧めです。
娘への言葉遣いとか人間性を取り戻してるジェリコの変化がわかりやすいです。
正月にもとてもお勧めな映画です。
あらすじ | 感想 |
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Hello.
This is shinji.🤗
This time I write a review of “Criminal” starring Kevin Costner
It is a very interesting spy action movie.🕵
🖊Outline of this article
Good point
The screenplay of the movie is wonderful.
The movie is carefully made.
The director is doing a good job.
Gary Oldman’s acting
Presence of Tommy Lee Jones
Good casting👏
Bad point
📌It was better if Kevin Costner was a little younger.🤔