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ダーティーハリー ★★★★★プラス★
監督 ドン・シーゲル
脚本 ハリー・ジュリアン・フィンク 他
配給 ワーナー・ブラザース
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ
上映時間 102分
こんにちは、しんじです 
今日、外はパラパラと雪が降っていますね
僕はゆったりJAZZ
を聞きながらレビューを書いています
さて、今日は刑事アクション映画の最高傑作であり、教科書
的存在である「ダーティーハリー」の感想を書きます。
この映画はもう何十回見ただろう。 でも、何回観てもやっぱり最高なんですよね。
今回は感想というよりも好きな場面の紹介って感じになっちゃいそうですが・・・
それではよろしく！
| あらすじ | 感想 |
あらすじ
ハリー・キャラハン刑事は誰よりも悪を許せない男だ。
それ故に警察組織の中では暴走する男と認識されている。
彼は誰もやりたがらない汚い・危ない・面倒な仕事を押し付けられることが多い。
だから〝お不潔ハリー″などと揶揄される。
あるビルのプールで一人の女性が射殺される。
そこには1枚のメモが置いてあった。
それは警察への挑戦状であり、犯人が快楽的な殺人者であることを示唆するような内容であった。
そして自分を「スコルピオ」と呼んだ。
身代金を要求する犯人。
その身代金の受け渡し役には、もちろんハリー刑事が任せられた。
犯人の要求通りにしなければ14歳の女の子が殺されてしまう。
町にある公衆電話をつかいハリーをとことん振り回す犯人。
「さぁ、○○駅の電話まで走るんだ。Hubba!Hubba! punk!」
犯人への受け渡し場所にて、ハリーは暴行され射殺されそうになるが、相棒チコのおかげで一命をとりとめる。
捜査上で犯人の住まいを突き止め、少女の命を最優先に考えたハリーは令状なしに踏み込み、犯人に銃を突きつけ少女の居場所を聞き出そうとする。
そして少女は遺体として発見される。
検事局に呼び出されるハリー。
検事は犯人を釈放するしかないという。
「ハリー、君は令状なしに踏み込んだ。 いくら証拠の品があっても証拠にならない。 それが法だ。彼は釈放だ。彼は君の暴行も訴えるといっているぞ。」
「なら、誰が死んだ少女の訴えを聞いてやるんですか？」
そしてまた事件が起きる。
監視の目が緩んだすきに、犯人はスクールバスをジャックしたのだ。
要求は現金と航空機だ。
現金の受け渡し役は・・・ やはりハリー刑事。
「なぜ、奴を殺してしまわないんですか！」
ハリーの言葉に市長が命令する。
「いっさいの抵抗をするな。市長命令だ。」
だが、ハリーの覚悟は決まっていた。
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| あらすじ | 感想 |
そんな感想です。
本当に憎たらしく気持ち悪い犯人を成敗！
「スッキリした。」
この言葉がでれば、この映画は成功だったはずです。
なぜなら、当時この映画が作られた背景には「ゾディアック猟奇殺人事件」があったからです。
リアルな世界のゾディアック殺人鬼も挑発的な暗号的な手紙
を書き、黒い覆面をまとい、神出鬼没に快楽殺人をしていた。
しかも犯人を捕まえることができない警察。
市民、いやアメリカ国民はこの事件に恐怖と警察へのいら立ちがあったのです。
そこに映画ダーティーハリーが手をこまねく警察・法組織を尻目に「悪・即・斬」をやってくれた。
アメリカ国民のうっ憤を晴らしてくれたのです。
映画はこのラスト場面のカルタシスをより強調するために、犯人を憎たらしく・姑息で・気持ち悪い存在とすることに成功しました。
スコルピオ役のアンドリュー・ロビンソンさん 。
その成功には彼の功績が大きいでしょう。
あの内にドロドロの気味悪さを宿したような歪んだ目。
彼の演技はクリント・イーストウッドを凌駕していたといっても過言ではないかもしれませんね。
ハリー・キャラハンをボコるときのあの目つき
尋常じゃないです。
そして足を刺された時の奇声は耳にこびりつくようです
スタジアムでの自分の権利ばかりを主張する姿。
あれにはどれだけの人がイラつき
を覚えたでしょうか。
そのイラつき加減にハリーも犯人のケガした足を踏みつけます。
自分で顔をボコボコにする異常性。
殴り屋？を雇い自分の顔を殴らせる異常性に誰もが嫌悪感を抱いたでしょう
スクールバスジャック
このスクールバスジャックは現実のゾディアックも予告をしていました。
アメリカ国民の一番の懸念だったはずです。
そのような場面で児童に無理やり歌わせ、しかも自分はリズムをはずしまくる。
それがなんとも気持ち悪い
死に顔・・・コワイ
これらの場面で見事にやってのけたアンドリュー・ロビンソンさんの演技は素晴らしかったですね 
しかし、彼はこの名演技があまりにも評価され、彼が本来歩みたかった俳優人生を歩めなかったらしいです。
「また、あのような名演技をしてもらえないだろうか。」
彼の元にはそんな依頼が多かったらしいです。
人生ってわからないものですね・・・ 
さてこの映画の最大の面白いところは冒頭シーンとラストシーンのリンクです。
ダーティーハリーの名場面といえば、銀行強盗退治場面を指す人は多いでしょう。 彼がホットドックをほおばりながら「４４マグナム」をぶっぱなす場面です。
そしてそのあとの犯人とのやり取りです。
「あ、あ、おまえはもう弾丸を撃ちつくしたのでは？と思ってるな。実は俺も数えてなかったからわからない。だが、この４４マグナムは象でさえも仕留めることができる銃だ。おまえさんの顔は確実にふっとぶだろう。さぁ、どうおもう？punk！」
そして犯人は転がる銃をとるのをあきらめる。
この冒頭のハリー・キャラハンという人物を（観賞者へ）紹介する場面がそのままラスト場面への伏線になっているところが最大の魅力になっています
この伏線回収が観るものを圧倒的に高揚
させる要素になっています。
すばらしい！！！
ところでこの銀行強盗役の人はアルバート・ポップウェルさんという俳優さんでダーティーハリーシリーズにおいて、まったく違う役柄で出演をしています。
この人の出演を探すのも凄く面白い余興になっていますよね
この映画で最も印象深い場面はスタジアムの場面です。
先でも書いた通り、犯人を追い詰めて少女の監禁場所を聞き出そうとハリーが犯人にリンチを加える場面です。
ここにハリー刑事と犯人の姿があります。
そして2人の姿を映しながらどんどん遠くへ離れていきます。 最後はスタジアム全体を映すまで離れていきます。
この手法を何というのかわかりませんが、すごく脳裏に刻み込まれるカメラワークですよね。
どうやって撮影されているのかも興味深いです
それとこの映画は1971年の映画ですが音楽がめちゃくちゃかっこいいです
俳優さん、街並み、すべてから70年代の香りがするのですが、やっぱり音楽がすごくかっこいい。
基本的にドラムと鍵盤楽器、ベースのシンプルな音楽ですが、匂いが際立ちます。
効果音ひとつとってもかっこいいですよね。
わかりやすく言えば、「ルパンⅢ世」の青服ルパン三世のかっこよさみたいなものです。
ルパン三世 ん？わかりずらかった？
もう、ハリーキャラハン＝クリント・イーストウッドに関しては言うこともないくらいですが、この映画のハリー・キャラハンの皮肉っぷりは気持ちがいいくらいですよね。
そして皮肉を言うときにクリント・イーストウッドが怪訝そうな顔して、下唇をわずかに左下にゆがめるのですが、あれは素なのでしょうか？
それとも演技なのでしょうか？
どちらにせよ、あの顔はイーストウッドの決め顔といってもいいでしょうね。
わかりやすくいえば、ロバート・デ・ニーロと言えば、あの顔！って思いつく顔あるでしょ。
そんな感じ
とにかく猛烈にかっこいいダーティー・ハリー！
絶対に観るべき映画と言ってもいいくらいですよ。
超お勧めです！！
この映画のボーンとなっている「ゾディアック猟奇殺人事件」についてはいろいろ映画が作成されています。
なかにはドキュメンタリー風に作られている映画もありますよね。
そんな中で一番面白く作られているのが、ジェイク・ギレンホール主演の「ゾディアック」だと思います。
興味があれば是非観てくださいね。
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Hello.
This is Shinji.
Tokyo is snowing today.
Very cold.
By the way, this time I wrote a review of “Dirty Harry” starring Clint Eastwood.
This movie is a criminal action movie masterpiece.
I watched dozens of times.
Overview of this article
Good point
Criminal image created for the last scene.
Creepy, dangerous, mean
Andrew Robinson’s acting that expresses these is wonderful.
Harry Callahan is an American spokesman.
“Who will grant the complaint of the killed?”
The 70’s soundtrack is cool.
Camera work in a stadium scene
Clint Eastwood’s expression when saying sarcasm.
“The opening scene of getting rid of bank robbery”
“ The last scene where Harry Callahan shoots and kills the criminal ”
“Later deployment of foreshadowing” in these two scenes is amazing.
Bad point
None
This movie is based on the American serial killing case “Zodiac”.🔪🔪
In a way, a hero created as an American wish.
I think it’s Dirty Harry.
