戦略大作戦(kelly’s Heroes)
★★★★☆
監督 ブライアン・G・ハットン
脚本 トロイ・ケネディ・マーティン
配給 MGM
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ
上映時間 144分
こんにちは、しんじです
今回は若き日のクリント・イーストウッド主演の「戦略大作戦」をレビューします。
この映画はドイツ占領下のフランスで連合国側のアメリカ軍とドイツ軍の攻防を描いた
戦争映画・・・と思いきや、実は戦争のどさくさに紛れてお宝をGETする「痛快活劇映画」と言った表現がピッタリな映画です。
この映画を観るきっかけは、恥ずかしながら「ガールズ&パンツァー」というアニメです。
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一見萌えアニメのようですが意外と面白いアニメで、アニメの中にいろいろな小ネタが散りばめられています。
その中で「オッドボール軍曹」というワードがでてきました。
調べてみるとクリント・イーストウッド主演のこの映画がでてきたというわけです。
しかもオッドボール軍曹役を怪優「ドナルド・サザーランド」が演じてるじゃないですか。
クリント・イーストウッドとドナルド・サザーランドの組み合わせはなかなか興味深いですよね。
「スペース・カウボーイ」でじいさんになった宇宙飛行士役で共演していますが、若い時に共演しているとは思いませんでした。
グッと興味を惹かれました。
そして日本では「刑事コジャック」でおなじみの「テリー・サバラス」も共演しています。
あらすじ | 感想 |
ノルマンティ上陸作戦でドイツ占領下のフランスに上陸した連合国アメリカ陸軍。
激しいドイツの攻防で軍の指揮系統は混乱していた。
そのため自国の軍に誤って攻撃してしまうことも度々あることだった。
ケリー二等兵(クリント・イーストウッド)もその煽りを食らったひとりだ。
彼はもともと中尉という階級であったが、軍の命令で攻撃したのが自軍の部隊。
二等兵に大降格。
今や「ビッグ・ジョー(テリー・サバラス)」率いる小隊の隊員となっていた。
ある日、ケリーがドイツ軍捕虜から金の延べ棒14,000個(1,600万ドル相当)がクレルモンの村に厳重に保管されている情報を得る。
ケリーは軍に愛層を尽かしていたし、こんなおいしい話めったにあるものじゃない。
上層部には報告せずにすぐさま金の延べ棒奪還作戦を思い描く。
ケリーは小隊員たちにこの話をもちかけるとすぐにこの話に乗っかるが、ビッグ・ジョーはドイツ占領下である村での危険極まる作戦に難色を示していた。
だが、このまま軍の命令に従って戦っても、ケニーの作戦に乗っても同じ危険には変わりない。
いよいよビッグ・ジョー小隊は金の延べ棒奪還作戦を決行する。
ケニーは軍の装備や食料諸々の調達に資材部の「クラップ(ドン・リックルズ)」を仲間にし、さらに軍のはみだし戦車隊の「オッドボール軍曹(ドナルド・サザーランド)」を仲間にする。
クラップ | オッドポール軍曹 |
ケニーの作戦のもと隊はドイツ軍を蹴散らしながら村へと進行していく。
そんなビッグ・ジョー小隊の無線を傍受したアメリカ陸軍の司令官は、次々とドイツ軍を撃破していく小隊の活躍に胸がすく思いをしていた。
いてもたってもいられず勲章を与えるためビッグ・ジョー小隊が向かうクレルモンの村へ向かう。
ビッグ・ジョー小隊が村に着くと、村にはドイツ兵と最強の戦車ティーガーが3台銀行を守っていた。
小隊はケニーの作戦のもとドイツ歩兵は倒したが、銀行の厳重な扉と最強の戦車ティーガーには大苦戦。
ティーガー数台をオッドボールの中戦車シャーマンが撃退するも圧倒的に不利な状況に。
そこでクラップがビッグ・ジョーにアドバイスをする。
「物事は交渉次第だ。」
ケニー、ビッグ・ジョー、オッドボールは無防備に重戦車の前にいきドイツ軍コルト少将に交渉する。
「我々は「アメリカ軍に渡すな」と命令されている。」
「あんたあの中身が何か知ってるのか?金の延べ棒14,000個だぜ。」
「それにもらうのは軍じゃない。俺たちだ。もちろんあんたにも分け前をやる。」
重戦車ティーガーは銀行の扉をぶち抜いた。
箱の中身を確かめる。
ケニーの緊張した顔に黄金の光と笑みがこぼれる。
せっせと金を運び出すケニーたちとコルト少将。
そこに司令官の車が向かってくる情報が伝わる。
ビッグ・ジョーはドイツ軍から解放され歓喜する村人に「司令官を歓迎するように」と伝える。
熱烈な歓迎を受ける司令官。
司令官はその歓迎にアホみたいに大喜び。
司令官一行が小屋にたどり着くと既にケニー達の姿はなくひとつのメッセージが残されていた。
キルロイ参上!
UP YOUR BABY(ざまぁみろ)
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あらすじ | 感想 |
なかなか面白かったです。
軍を欺いてお宝GET。
痛快です!
地雷原を乗り越え、激しい戦闘、仲間の死、その過酷さから作戦の信頼性に疑いをもったりと。
映画はシリアスな場面を持ちつつコメディ要素が多く気楽に観る事が出来る映画になっています。
そのコメディ要因としてドン・リックルズというコメディ俳優が出演しています。
主題歌も戦争映画らしからぬ音楽です。
「Burning Bridges」Mike Curb Congregation
ケニー達がドイツ軍のコルト少将に交渉する場面ではマカロニウエスタン調の音楽までなります。
これはクリント・イーストウッドが西部劇の俳優だったからですよね。
僕がこの映画一番衝撃だったのが、ドナルド・サザーランドの若さ。
今まで白いひげのドナルド・サザーランドしか見たことがなかったのですが、若いころは金色の髪の毛だったのですね。
そしてこの若々しい身体。
本当にびっくりです。
怪優ぶりは今も昔も変わらず(笑)
存在感からいうと息子のキーファー・サザーランドよりも格上かな。
そしてもちろん戦車戦も迫力があります。
カメラアングルも工夫していてとてもかっこよかった。
当時、オッドボール軍曹が乗っていたアメリカの戦車シャーマンは優れた中戦車でしたが、ドイツ軍の重戦車ティーガーの前には幾度と敗退を喫していました。
シャーマン | ティーガー |
その苦い敗北はトラウマ級で「ティーガーショック」と呼ばれるほどでした。
ティーガーを撃退するには映画で描いていたように弱点の後方部に砲弾を浴びせて倒すほかなかったらしです。
アメリカがティーガーに正面から勝てる戦車を作れたのは第二次世界大戦が終わりになる頃だったそうですよ。
そんなシャーマンとティーガーの関係を映画の中で描いていたのがとても面白かったです。
詳しい解説は「ガールズ&パンツァー・不肖、秋山優花里の戦車講座」をご覧になるとよくわかりますよ(笑)
ラストの「UP YOURS BABY」を字幕では「あっかんべぇ」ってなってたけど「ざまぁみろ」ってニュアンスのほうが近いのかな??
何かイーストウッドとドナルド・サザーランドが共演している「スペース・カウボーイ」を久しぶりに観たくなりました。
あらすじ | 感想 |
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Hello.
This is shinji.🤗
This time I wrote a review of “kelly’s heroes” starring Clint Eastwood produced in 1970.
This film is set in France under German occupation.
It is a story in which the army platoon fools the army and gets the German army’s treasure.
I also play “Donald Sutherland” that I like.
🖊Overview of this article
Good point
📌Movie script
📌musics「Burning Bridges」Mike Curb Congregation
📌Just good comedy elements
📌Donald Sutherland
📌Tank (Sherman & Tiger)
Bad point
None
💣💣The action scene by the explosive without CG at that time was very powerful.
⚠I was surprised at the youthfulness of Donald Sutherland.
His presence was more than any other actor.👍
The tank battle between the US tank “Sherman” and the German tank “Tiger” was also very powerful and cool.👍👍👍
✨The Japanese animation “GIRLS und PANZER” is interesting✨