残穢-住んではいけない部屋-
★★★☆彡☆
原作 小野不由美
監督 中村義洋
脚本 鈴木謙一
配給 松竹
上映時間 107分
こんにちは、しんじです😱
今回は「残穢-住んではいけない部屋」の感想を書きます。
1998年に作成されたJホラーブームを巻き起こした「リング」
私はこの映画を情報なしで映画館でみて7日後に死んでしまうのではないかと思うほど恐怖しました。
そして「ほの暗い水の底から」「死国」を映画館でみました。
「リング」と双璧をなす「呪怨」などもありJホラーブームは全盛期をむかえました。
僕の中では「ほの暗い水の底から」以降のJホラーは目も当てれないほど酷い映画が濫作されたと思ってます。
最近では「貞子VSs伽椰子」などという悲しくなるくらいくだらない映画まで作られてしまったΩ\ζ°)チーン
そんなJホラーの低落するなかで2016年につくられた「残穢」はなかなかに怖い秀作です。
「リング」が7日間の間に呪いを解く方法を探す映画だったように、この「残穢」も主人公たちが謎を追う話となっています。
そのため、今回はあまりネタバレないように書きたいと思います。
あらすじ | 感想 |
小説作家の小松由美子(竹内結子)は雑誌社の依頼で恐怖体験の投稿から話を書き上げるホラー小説を書いていた。
ある日、建築科の学校に通う久保さん(仮名)から恐怖体験に関する相談の手紙が届いた。
『最近越してきたマンションの部屋で机で勉強していると、背中側の和室から「畳をほうきで掃くような音」がする。』というものだった。
久保さんの相談を聞いていると、ふと依然も同じような内容の手紙を読んだことがあることに気づく。
昔の手紙を見てみると同住所、同マンションの405号室の住人からもらったものだった。
久保さんの部屋の隣201号室に飯田さん一家が引っ越してきた。
数日後、飯田さんの奥さんが「あの~・・・この辺で泥棒とか放火とかの事件とかはないですか?」と聞いてきた。
飯田さんの奥さんの話だと「今何時ですか・・・」とか「今、ひとりですか?」といういたずら電話に悩まされているという。
久保さんは小松に「どうもマンション全体がおかしい。もしかしたらマンションが建つ前の問題では?」と投げかけた。
そこから2人の調査がはじまった。
向かいの家に住む益子家族、元町内会長をしていた秋山さんにマンションの建つ前の話をきいた。
そこには昔数軒の家があり、ごみ屋敷に住む小井戸さん、痴呆のおばあちゃんがいつも床下に耳をあてて猫かなにかに話しかけている根本さん、問題児がいる河原さんの情報を得る。
さらに古くから写真店を営む田之倉さんからその土地に昔あった高野家の話と写真を得る。
そして高野家と親しかった日下部さん姉妹さんから高野家にまつわる重要な話を聞く。
いつしか同雑誌のホラー作家の平岡が調査に加わることとなる。
平岡は言う。
「仲間どうしで恐怖体験を話していると似たような話にでくわす。調べて手繰っていくと根が同じだったりする。そういう話は業が深い。」
高野家を調べていくと昔、千葉であった事件にたどり着く。
その犯人が住んでいたのが高野家が建つ前の長屋であった。
調べれば調べる程真っ黒い闇の奥底まで引き込まれていくようだ。
小松がつぶやいた。
「穢れ、穢れに触れた。」
調査はさらに長屋が建つ前の家の吉兼家、吉兼家の後妻の福岡の実家の奥山家、そして真辺家へと進んでいく。
いったいこの調査の行きつく先は何なのだろうか。
あらすじ | 感想 |
怖いです😱
畳って日本の怪談話には欠かせないですよね。
この畳からわきたつ湿り気のある怖さ。
「ザッ・・・ザッ・・ザッ」と畳を掃くような音。
これってかなり不気味ですよ。
その原因があとでわかるのですが・・・怖いです。
そしてごみ屋敷や床に耳を当てる老婆。
【手繰っていくと根が同じ。】
【話しても聞いても呪われる。話そのものが怪談】
ホラー作家の平岡(佐々木蔵之介)の言葉が心に突き刺さります。
僕がこの映画で一番気味悪かったのが日下部さん姉妹が話した高野敏江にまつわるエピソードです。
なんかゾゾゾときました。
この映画なかなかの出来で、ラスト手前まではすごくよかったです。
個人的に時折出てくる黒い影はいらなかった。と思います。
なんかそこにいるんじゃないかな。
そんな「気配」だけでよかったと思う。
ラストの電話はかなり良いしめくくりでした。
この映画を観た後に原作の「残穢」(小野不由美)を読みました。
かなり多くの「~家」が出てくるのでちょっと混乱しましたが、映画としてはいろいろと良い改変だったなと思います。
小説だと【穢れ】についてもっと解説してます。
『喪に服す』ってありますよね。
宗教によって形式は多少違ってもたいがいはあります。
この『喪に服す』というのは、【穢れ】を鎮める期間でもあるようです。
『喪中』にある人が他人の家に訪れると、【穢れ】がその家に残ってします。
またその逆に喪中の家に音連れても【穢れ】を持ち帰ってしまいます。
お葬式に塩が配られるのも【穢れ】を取り除くためのものみたいです。
伝染していく【穢れ】は「リング」や「呪怨」でも共通しているのではないでしょうか。
小ネタですが、映画のこの場面に不審な映像が映っているそうです。
この赤丸の部分の人影。
撮影時にはいなかったらしいのですが、映像にはこのような人影が写っていたらしいです😱
あなたが怖かったJホラーがあったら教えてください。
コメントお待ちしてます。
日本の映画界に必要不可欠な女優である竹内結子さんが2020/09/27に永眠いたしました。
とても残念でなりません。
今は彼女を過去の作品でしか見ることが出来ませんが、彼女の輝きはここに残ります。
ご冥福をお祈りいたします。
あらすじ | 感想 |
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Review of movie
Hello.
This is shinji😱
This time I wrote a review of Japanese Horror “ZANE”.
📝Outline of this article
Good point
🔶story
🔶The fear of Japanese ghosts
Bad point
🔷Many surname comes out in the story and it gets confused.
🔷Ghost appearance (black shadow)
🤔Is there a need to draw a figure of a ghost?
If the movie does not draw a figure of a ghost, the fear from the imagination occurs in the audience.
I think so.🤔🤔🤔