星守る犬
★☆☆☆☆
監督 瀧本智行
脚本 橋本裕志
配給 東宝
DVD 東宝
上映時間 128分
こんにちは、しんじです
今日は日本映画の「星守る犬」の感想を書きます。
この映画は村上たかしさんの同名「星守る犬」という漫画を実写化したものです。
僕はこの前情報は全然知りませんで、ただ単に秋田犬がかわいいし、DVDの裏表紙を見ると「泣けそうだな・・・」ってだけで観てみました。
村上たかしさんって僕が学生のころ「ナマケモノが見てた」っていう漫画をヤンジャンで連載していましたよね。
絵柄はかわいいんだけど結構毒があってシュールだった記憶があります。
あらすじ | 感想 |
奥津京介は北海道旭川にある役場に勤める公務員。
「物事の全ては本の中にある。」
そんな考えをする青年だ。
週に5冊の本を読み、人の人生も最後には役所のファイルにしまわれる程度と思っていた。
ある日、旭川の山林で車中で身元不明の白骨遺体と一匹の犬の死骸が発見された。
市の職員として現場を査察しに行ったとき風にあおられて車の下から出てきた3枚のレシートを発見する。
奥津は「身元を特定する手掛かりになるかも。」と、有給休暇を取り、3枚のレシートから割り出される足跡をたどった。
遺体を「おじさん」と呼びながら、奥津は東京~北海道まで「おじさん」が訪れた旅館、コンビニ、リサイクルショップ、海辺のレストランをたどっていく。
彼は訪れた地で「おじさん」の行動を調べていく。
そして「おじさん」の人柄と愛犬「ハッピー」との絆を知ることとなる。
「おじさん」とハッピーが最後の地とした旭川で奥津は思いを巡らせる。
『彼らはかわいそうだったのか?』
いや、きっと彼らは素敵な時間を共に過ごし、そしてここに眠ったんだ。
奥津は火葬された「おじさん」の遺骨のひとかけらを、ハッピーの墓の中に埋めてあげた。
奥津は人の『「人生」とはファイルには書いていない様々な思いが詰まっているものなのだ。』と気が付くのだった。
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あらすじ | 感想 |
まず、この映画は2つの視点から構成されています。
1つは青年「奥津」の視点。
これは「奥津」が「おじさん」の足跡を調べることで想像した「おじさん」の人物像と愛犬「ハッピー」の絆です。
もう一つは現実の「おじさん」の視点。
家族に「おとうさん」と呼ばれ、失業、離婚して「ハッピー」と旅に出る本当のおじさんの人生。
「奥津」はコンビニ、リサイクルショップ、レストランに訪れて「おじさん」に関するエピソードを聞くのですが、これがまったく深くないのです。
「こんなことがあったよ。こんな感じの人だった。」くらいなものでね。
そこから奥津君はいったいどんな人物像を想像したんでしょうね。
僕には理解できません😔
本当の「おじさん」はリストラされ家庭不和から家を追い出されて転々と旅をして、最後に訪れた北海道でも仕事見つからず、お金が尽きて山林へいって体が衰弱して死ぬ。
愛犬「ハッピー」は「おじさん」が死んでも「おじさん」の為に街で見つけた食べ物を運び続け、そして6っか月後に死んでしまう。
はっきりいって感動はなかったです😑
「可哀そうなおじさんだなぁ・・・」って思った。
こんな不幸あるのかもな。
それと「犬の演技うまいな!」
それだけですね。
「奥津」に関しては本をあれだけ読んでいるのに、何てとぼしい感性なんだろう。
その前にこんな感性しか持てない人が週に5冊以上の本を読むのかな?🤔
映画は東京~北海道までのロードムービーで展開していきます。
当然、ロードムービーには定石である同乗者がいます。
スターを夢見る女子高生!!
これが超絶うざいです!!
それ以外なし!
それに奥津君!親が警察に届け出てたら誘拐犯や咽喉罪で検挙されちゃうよ。
そんな事が気になってばかり。
この映画、最後におとうさんとハッピーが向日葵畑で幸せそうにしていたけど、おとうさんの幸せってそんなじゃなかったはず。
だってさ、おとうさんの幸せが叶っていたなら、おとうさんの隣には奥さんと娘さんがいたはずでしょ。
なんで山林で死んでしまったおとうさんが幸せそうにしているのか、僕には理解できなかった。
どうも「なんのこっちゃわからん映画」になっていたような気がしてなりません。
ということで本当は★はゼロでもよかったのですが、秋田犬がかわいいので★ひとつとします。
あなたが好きな犬が出てくる映画を教えてください。
コメントお待ちしてます。
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