駆け込み女と駆け込み男
★★★☆彡☆
監督・脚本 原田 眞人
配給 松竹
販売元 バンダイビジュアル
上映時間 143分
こんにちは、しんじです
今回の映画は原田眞人監督、戸田恵梨香、大泉洋主演の「駆け込み女と駆け込み男」です。
この映画は日本映画界のいろんな賞を受賞した作品です。
舞台は1840年ころの江戸時代です。
この時代は民衆の敵、水野忠邦が天保の改革をしていた時代ですね。
江戸時代は知っての通り女性の立場は弱く、結婚しても女性から離縁を申し出ることはできませんでした。
どうしても縁を切りたい女が最後に向かう場所に幕府公認の縁切寺がありました。
この映画はその縁切寺東慶寺に駆け込んだ女の様々な話と東慶寺を取り囲む人々のお話です。
あらすじ | 感想 |
💔ストーリー
1840年ころの江戸時代
女が男と縁を切るための寺「東慶寺」は由緒正しきお寺である。
幕府、皇族とも縁の深い寺は一般庶民が直接寺に駆け込むのは恐れ多いこと。
そこで寺に申し出る女を受け付ける宿「柏屋源兵衛の宿」があった。
その宿に居候する「中村信次郎」は蘭医学を学び特に薬学に長けていた。
信次郎が居候として宿の手伝いをして間もないころ、鉄鍛冶師の娘「じょご」と大店押切屋の妾「お吟」が同時に亭主との離縁を申し出てきた。
それぞれの事情をきき東慶寺に入る日程を決め、亭主に事情を説明し、彼女が24カ月寺にて過ごしたならば離縁状を書くように段取りを決めていく。
じょごの顔には大きな傷が2つあった。
だが、信次郎の薬草をつけるとじょごの傷は目立たないものになった。
じょごは信次郎に感謝し薬草に興味を持つことになる。
東慶寺に入所した後もじょごは持ち前の記憶力と研究により薬草畑をつくり、寺でケガや病気になった女性たちの役に立った。
寺の住職である「法秀尼」はじょごの熱心な薬草づくりに感心し、じょごに目をかけていた。
男性禁制の寺の法を破りじょごは時々信次郎に薬の研究の為に会っていた。
そして2人の間には当然のように愛情が芽生えていた。
ある時、じょごは他の尼僧に疑いを持たれたが、法秀尼はじょごの研究は寺にとって良いものとし、疑いを封じ込めるのだった。
じょごは厳しい寺での生活を24カ月果たし、無事に亭主の「重蔵」から離縁状をもらうことができた。
しかし重蔵はじょごがいなくなった後、心を入れ替え鉄鍛冶の精進に身も心も捧げていた。重蔵はじょごにもう一度だけ、ほんの少しだけでも、今の自分を見てくれ。
そしてできればもう一度縁を結んでほしいと誠実に申し出るのだった。
焦ったのは信次郎。
じょごは満更でもないような感じだし・・・
信次郎はじょごに長崎に一緒に行く計画を持ち掛ける。
じょごは「私は一緒に行きません。」
信次郎は困り果てた。
「信次郎はもはや一流の医者であり、その薬学は江戸でも一流、長崎でもう勉強することもなく私と江戸で開業してください。じょごは信次郎と一緒にいとうございます」
信次郎はじょごを幸せにしようと思うのだった。@@@@
あらすじ | 感想 |
ストーリーに書いたのは「じょご」に関しての概要です。
この映画は「じょご」「お吟」「戸賀崎ゆう」「お千とお光」「水野忠邦の陰謀」と主に4つの話を織り交ぜた構成になってます。
映画としては面白かったのですが、ちょっと解りずらい部分が多かったです。
なぜかというとエピソードを盛り込みすぎているんでよね。
この映画を「じょご」と「お吟」もしくは「じょご」と「戸賀崎ゆう」の話だけにしておけばよかったのに。
いろんな話があっちいったりこっちいったりするので、それぞれのお話に感情移入できないし、話が散漫になった印象を受けてしまいます。
もっとシンプルに100分くらいの映画にして観客の心に余韻をもたせるようにすれば、この映画に★4つはつけたかもしれません。
あと、これは日本映画の悪いところだと僕は思うのですが、日本映画は冒頭がすごく解りずらいものが多いです。
「つかみ」の部分が下手な作品が多いように感じます。
この映画の前情報を知らない人でも冒頭部分でこの映画がどういう映画かわかるような作りにすべきだと思います。
本当に冒頭が解りずらくて観るのやめようかと思うくらいでした。
登場人物はじょごがとても魅力的でした。
田舎言葉まるだしなのが可愛く感じます。
久しぶりに戸田恵梨香がすごく可愛く見えました。
じょごがもしかして死んでしまうのかとヒヤヒヤしましたが、信次郎とうまくいって凄くよかったです。
あと法秀尼の陽月華さんは宝塚出身の女優さんですがとてもきれいな人だなって思いました。
役柄もあってのことかもしれませんがとても凛とした美しさを感じました。
大泉洋はいつものように自然体で観ていてとても楽で楽しいです。
この人の映画はいろいろ観ていきたいと思います。
みなさんは大泉洋さんをどうおもいますか?
コメントお待ちしてます。
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