伝記映画「ハリエット」の感想・レビュー(ネタばれあり)

ハリエット

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ハリエット

ハリエット
★☆彡☆☆☆
監督・脚本 ケイシー・レモンズ
配給 パルコ/ユニバーサル映画
上映時間 125分

こんにちは、しんじです😁
今、世間では差別とかジェンダーとか、とりわけ人種や男女の平等が叫ばれています。
ネットニュースを見ても注目記事に乗らないことのほうが珍しいくらい過熱しております。
まぁ、中には記事を読むと本末転倒な事柄がないではないですが・・・🙃

さて、今回の映画はアメリカの奴隷制度からの解放を生涯通じて叫び行動してきた強き心を持った女性ハリエット・タブマンについて描かれた映画です。
ハリエット

このお話は「Base on a True Story」です。

人間の人権や平等の本質を見直すにはとても良い映画だと信じて鑑賞しました。
PukuPukuMarine

あらすじ 感想

〇あらすじ
1949年 メリーランド州 バックタウン エドワーズ・ブローダス家
ミンティと家族はこの家の所有物・・・奴隷だった。
エドワーズの曽祖父の手紙にはミンティの奴隷からの解放が約束されていた。

だがエドワーズ・ブローダスは一笑に付し破り捨ててしまう。
ハリエット

お前たちは自由だ。だが生涯俺のものだ。お前の子供、その子供もだ!

それから数日が経ったある日、ミンティは自分がこの家から売られてしまう嫌な予感を感じた。

ミンティは脱走を決意した。
グリーン牧師から教えてもらったウィルミントンのトマス・ギャレットという人物を頼りに道のない道を逃げていく。
だが逃走経路の大橋にたどり着くと追手に囲まれてしまう。

今戻れば、お咎めはない。もちろんお前を売ったりもしない。

自由か死よ。

ハリエット

ミンティは橋の下の急流に消えていった。

運よく生き延びたミンティはトマス・ギャレットを見つけ出した。

彼の馬車に揺られひたすら北上すると奴隷制度のないペンシルベニア州への境界まで連れて行ってもらう。

そして地をかみしめながら未来へと足を進める。
ハリエット

街にたどり着くとトマス・ギャレットに紹介されたペンシルベニア反奴隷制協会のウィリアム・スティルを訪ねる。

ウィリアム・スティルはミンティを快く受け入れた。

そして彼女はこの時からハリエット・タブマンと名乗ることになった。

ハリエットはウィリアムや宿屋のマリーから奴隷の女ではなく自由を歩む人間の立ち居振る舞いを学んだ。
ハリエット

そして彼女はウィリアムでも無理だと思えるような数の奴隷たちを次々と南部から逃走させることに成功させる。

いつしか彼女は反奴隷制協会の主力メンバーとなり、巷では旧約聖書にちなんだ「モーセ」と噂される。

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あらすじ 感想

○感想
僕が小さいころに見た海外ドラマはとても衝撃的だった。
ルーツ」だ。
ハリエット

それまで人間が人間を狩るなど考えもしなかったし、アフリカ人が鉄の鎖で繋がれる姿がトラウマ級のショックだった。
鞭で打たれ、つま先を斧で落とされ、それでも生きていく奴隷とされた人々。
ショックであったが、心にクサビを打たれたかのように、奴隷制度というものと平等と人権について心に根付いたと思う。

きっと今の時代はPTSDの考慮からこのような表現は控えるのだろう。

それではこの映画「ハリエット」はどうであろうか。
鞭で打たれた跡は当然のごとく背中に刻まれている

だが、一度として鞭打ちをされる場面はない。

失明されるくらいの暴力にあった事実はあってもされる描写はない。
ハリエット

ミンティが脱走しフィラデルフィアまで160kmもの距離を逃げてきた。
そこに危機的状況を描いた場面はどれくらいあっただろう。

それは冒頭に追われて川に飛び込むまでだ。
その追手からの逃走でさえ実に淡泊なのだ。

危機的状況になるとミンティの脳裏に神的な予知映像が浮かぶ。
そしてミンティはその危機を脱する。

ハリエット・タブレットとして多くの黒人を連れて逃走するときでさえ待ち構える白人の罠を神のお告げで切り抜けてしまうのだ。

ハリエット・タブレットはアフリカ系アメリカ人には伝説級の人物なのだろう。

だが監督ケイシー・レモンズはあまりにも神格化しすぎているのだ。
だからこの映画で描かれるハリエット・タブレットという人物に現実味を感じないのだ。
極端に言えば異世界アニメのチート能力をもつ主人公のようなものだ。

それ故、現実の奴隷制度という唾棄すべきものにある血の匂いや心の涙が伝わりづらい。

ハリエット・タブレットという人物をあまりにも綺麗に描こうとするがために、映画そのものが小奇麗になってしまっている。
冒頭の奴隷による過酷な農作業でさえ、歌を歌いながらの農作業程度にしか見えないのです。(興味深くはあるのだが)

そうじゃない。
重労働で皮が何度も剥がれ堅くなった手、本音を言うことができないからこそ歌われていた魂の歌
それを伝えてほしかった。

アフリカ系アメリカ人が酷い目にあった場面がみたいのではない。
虐げられた事実を描かなければ最低な奴隷制度が見えないのだ。

奇しくも映画の中でこんな場面があります。
自由の身として生まれたマリーにハリエットが皮肉を言うのです。
ハリエット

恐怖の臭いも逃走の臭いもしらないのでしょうね。

この言葉がそのまま映画にあてはまってしまいます。

この映画で訴えていることや描かれるハリエット・タブレットの功績は素晴らしいことだし、文句を言う人はいないでしょう。

だけどそれと切り離して映画作品としてみた場合、申し訳ないが駄作の部類にいれてしまいそうなギリギリのラインです。

映画として壮大な景色や心を表すような素晴らしい景色をところどころ入れようとしているが、他の場面が泥臭くないために効果が薄い
もっとひどい言い方をすれば、どこかで覚えたことをやってみたくらいにしか思えない。

とにかく彼女が危機的状況を判断するのにどれだけのプレッシャーを受け、多くの命を天秤に乗せながら判断したのかを監督はわかっていない。
それを・・・はっ、神のお告げで済ますのかい😞
彼女が「モーセ」と呼ばれたのは、そんな生死のギリギリの状況を強い心を持って奴隷の人々を解放にみちびいたからじゃないのか。

その大切なところを何で描かないのだろう。

僕にはちょっと理解不能です😧

この映画を見るならば、海外ドラマ「ルーツ」を見ることをお勧めします。
まったく題材がもったいないなぁ。
もしもケビン・コスナーが監督していたらもっと素晴らしい映画にしていただろうに・・・

あらすじ 感想
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Review of Movie
Hello.
This is Shinji.
This time I wrote a review of “Harriet”.
A biographical film by Harriet Tubman who contributed to the Abolition of slavery.

ハリエット

The director is Kasi Lemmons. My rating for this movie is 1.
It’s not a very good movie.
Harriet Tubman was named “Moses” after the Old Testament because of her work.
Therefore she is depicted as having a mysterious ability.
Predictive ability.
Harriet Tubman is not a precognitive person.
What is amazing about her is her “strong will” to release many slaves.
There must have been tremendous pressure there.
She escaped from the harsh pursuit and took many people along a long and harsh road.
She portrays it as if she had accomplished it with her mysterious abilities.
That is the worst point. I should have drawn her feelings more carefully.

投稿者: emo-shinji

東京中野区でPukuPukuMarinというDiving serviceをしています。 PADIのMasterScubaDiverTrainerというインストラクターです。 EFRの救急救命のインストラクターでもあります。 ずーっと伊豆を中心に潜っています。初島と西伊豆の黄金崎を得意としています。ダイビングと映画で満足です。

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