「ドクター・ドリトル」の感想・レビュー(ネタばれあり)

ドクター・ドリトル

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ドクター・ドリトルドクター・ドリトル
★★★☆☆
原作 ヒュー・ロフティング
監督 スティーヴン・ギャガン
配給 東宝東和
上映時間 101分

こんにちは、しんじです。
今回は「ドクター・ドリトル」の感想を書きますね。
この映画は2020年ロバート・ダウニーjr版の作品です。
ドクター・ドリトルは過去にエディ・マーフィ版がありましたね。
僕はチラッとしか見ていないのですが、あの作品とは少し趣が違うようですね。
動物たちと航海の旅にでる内容になっています。
どうやら設定は2020年版の今作品のほうが原作に近いみたいです。

PukuPukuMarine

あらすじ 感想

〇あらすじ
動物と会話ができる獣医師ジョン・ドリトル(ロバート・ダウニーjr)の妻リリーは冒険の最中死んでしまった。
失意から動物保護区にある自宅で人との関りを断ちながら暮らしていた。
ドクター・ドリトル

ある日、王室の侍女から女王が病床にあると聞かされる。
女王が亡くなれば動物保護区も解除されてしまう。

やむなくドクトルはヴィクトリア女王の診療を始める。
ドクトルは犬のジップに女王の体臭や汗の味を調べてもらう。
ドクター・ドリトル

ジップが嗅いだ奇妙な臭いから紅茶に毒草が混ぜられていたことを突き止める。
そしてドリトルは解毒作用がある幻のエデンの果実を求めて航海の旅に出る。
ドクター・ドリトル

だが、ドクトルと動物たちが乗る船を追いかける船があった。
その船に乗るのは貴族院バッジリー卿から命令を受けた王室医ブレア・マッドフライ(マイケル・シーン)だった。
ドクター・ドリトル

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あらすじ 感想

〇感想
映画の冒頭にドリトル先生の境遇と妻のリリーが冒険で命を落とすところまでアニメで描かれています。
このアニメがとても素敵な感じでした。
ドクター・ドリトル

ピクサーのようなヌメリとした3Dではなくて、大人のアニメです。
このアニメ映画でもいいかなと思えるほどでした。

ドリトル先生を慕う動物はオウム、ホッキョクグマ、ゴリラ、犬など様々で、それぞれ個性豊かなキャラクターになっています。

それぞれが何かしらのコンプレックスを持っているようです。
例えば力強いゴリラのチーチーは臆病な性格だったり、ホッキョクグマのヨシは極端な冷え性だったりします。
ドクター・ドリトル

描かれてはいませんがそのほかの動物も何かコンプレックスをもっているようです。

中心人物であるドクトル先生も極端な人嫌い・人間不信に陥っています。

この映画は航海を通して動物たちがそれぞれのコンプレックスに立ち向かっていく物語になっています。
ドクトル先生も先生を慕って強引に押し掛けてきたトミー・スタビンズやリリーの父親海賊王ラソーリ(アントニオ・バンデラス)と関わることで人を信じることの大切さを思い出していきます。
ドクター・ドリトル

テーマは「オズの魔法使い」に似ていますね。

ただ、映画鑑賞者の対象がファミリー層になっているみたいで、とっても甘口に作られています。
まるでカレーの星の王子様甘口を食べているような感覚です。
ドクター・ドリトル

血も出なければ、人が殺される描写も一切だしません。

動物たちも表情豊かだけど、牙を出した表情さえも怖くないのです。
物語上で一番凶暴な人殺しトラのバリーにはせめて狂気を感じさせてほしかったですね。
ドクター・ドリトル

ゴリラのチーチーと格闘するのですが、そこで人間とは違う野生の迫力を出してくれれば、もっと映画がパリッとしたと思いました。

この映画は少し年齢対象が低く作られているので、大人がみるとどうしても動物を人間の目線で描かれている人間のエゴというのが見えてきてしまいます。

ドリトル先生の手助けを動物たちが危険を顧みず手伝ってくれるのですが、そもそも人間のいざこざに動物を巻き込むこと自体がエゴイズムな気がします。
これは「ターザンREBOURN」でも書きましたが、人間のいざこざなど本来動物にはどうでもいいこと。

大人にも納得させるには、動物がドクトル先生に恩を感じている描写をもっと強調して描いたほうがよかったかもしれませんね。
何だったら「先生には助けてもらった恩がある。」くらいセリフで言ってしまってもよかったと思う。

そういう意味では映画のラストのドラゴンがドクトル先生を助けるのがいちばん説得力あったかも。
ドクター・ドリトル

ドリトル先生がドラゴンの身体を治療して助けます。
そしてドラゴンが言います。
「Now let me help you」

他の動物との関係性もこれがいちばん健全なのだと思います。

まぁ、そこのところは冒頭のアニメでゴリラを檻から解放したのとホッキョクグマに帽子を与えたことで描かれているのですが、もっと本編でも描いてほしかったかな。

それにしてもCG技術には本当にびっくりします。
ジャングルブック」のときも驚きましたが、なんか動物の毛並みの表現力がまた更によくなった感じがします。
ドクター・ドリトル

「ジュラシックパーク(1990)」の頃は動物の毛並みを表現するのは至難の業とされましたが、今はもう確立できているのでしょうね。

そんなCGで描かれた動物たちの中で僕のいちばんのお気に入りはホッキョクグマのヨシです。
勇気はあるしあの帽子がとってもチャーミング💚
ドクター・ドリトル

先生からもらったものだから、すごく大切にしているのも健気でいいよね。
あの体にモフモフしたいです。

大人にはちょっぴり甘口だけど家族で見るには凄くお勧めの映画です。

そういえば、岡田 斗司夫さんが言っていたのですがアメリカの吹替えはアニメの口の動きとセリフを一致させるのが必然なようです。
発音するのに口を尖らせたり唇を少しかんだりするのを忠実に再現させるそうです。
字幕で観る人はこの映画のCGで描かれた動物の口に注目してみてください。
やはりその辺はこだわって描いていますよ。

あらすじ 感想
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Review of Movie
Hello.
This is shinji.
This time I wrote a review of “Do little”.
Starring Robert Downey, Jr.

The synopsis goes on a voyage to save the Queen’s life.
Dr. Dolittle helps each other with the animals to find fruits that have a detoxifying effect.

It’s a great movie to watch as a family.
However, it is naive as a movie that adults watch.

It does not depict blood, death, or fear at all.

And we can see the human egoism that involves animals in human problems.

If it is “Giving back with the help of Dr. Dolittle”, there is a legitimacy as a reason.
“Because I’m a friend, I’ll help you.” Is a little naive.

Treat the dragon’s body in the last scene.
As a thank you, the dragon says to Dr. Dolittle.
“Now let me help me.”
This relationship seems healthy.

The CG depicted in this movie is very nice.
It seemed that the CG technology had improved further.
Among the animals drawn with such CG, my favorite was the polar bear.
Polar bears with hats are very charming.

ドクター・ドリトル

He is a very good guy who cherishes the hat he got from his teacher.

投稿者: emo-shinji

東京中野区でPukuPukuMarinというDiving serviceをしています。 PADIのMasterScubaDiverTrainerというインストラクターです。 EFRの救急救命のインストラクターでもあります。 ずーっと伊豆を中心に潜っています。初島と西伊豆の黄金崎を得意としています。ダイビングと映画で満足です。

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