ミッション:インポッシブル2
★☆☆☆☆
監督 ジョン・ウー
脚本 ロバート・タウン
配給 UIP
上映時間 123分
こんにちは、しんじです。
今回は「ミッション:インポッシブル2」の感想を書きます。
実は通称「M:I-2」といわれるこの映画の感想は書くのを迷いました。
なぜなら、このブログのどこかで書いていると思うのですが、僕はジョン・ウーの映画が大嫌いで、さらにこのM:I-2の出来具合も酷いと書いているからです。
でも、シリーズの感想をコンプリートさせるだけのために書きました。
本文を書く前からほぼジョン・ウーの悪口に近い辛口レビューになるのは予想できます。
ですので、今回はちょっと短めにしておこうと思います。
あらすじ | 感想 |
〇あらすじ
休暇を満喫するイーサン・ハント(トム・クルーズ)にIMFから指令が入る。
《腕利きの泥棒ナイアを仲間に引き入れショーン・アンブローズから「キメラ」と呼ばれるウィルスを奪還しろ!》
イーサンは仕事中(泥棒中)のナイアに接触する。
イーサンとナイアは惹かれあうものを感じ、ベッドをともにするのに時間は要らなかった。
だがIMFがナイアを仲間に引き入れた本当の理由は、ナイアがアンブローズの元恋人だったからだ。
彼女をアンブローズに近づけて情報を得るのが目的だった。
すでにナイアを愛し始めていたイーサンの心は複雑だった。
ナイアの得た情報からアンブローズはウィルスを開発したバイオサイト製薬と3700万ポンドで取引をすることがわかった。
バイオサイト製薬はウィルスとワクチンをセットで開発していたのだ。
ウィルスをばらまきワクチンで儲けるという寸法だ。
どちらかが欠けてもバイオサイトはワクチンで金儲けをすることができないのだ。
だが、実はアンブローズが強奪したのはウィルスではなくワクチンだったのだ。
キメラウィルスはバイオサイト製薬会社にある。
イーサンはアンブローズの計画を潰すためバイオサイト製薬会社に潜入してキメラウィルスの殲滅を試みる。
そんなイーサンの計画はアンブローズに見透かされていた。
先回りをされイーサンの殲滅作戦は失敗してしまう。
さらにナイアを人質に不利な状況に追い込まれるイーサン。
そんな状況にナイアは自分の身体に残されたキメラウィルスを注射する。
アンブローズはウィルスを保有するナイアを殺せなくなった。
つまり人質としての価値がなくなったのだ。
イーサンはナイアを必ず助けると誓い脱出する。
タイムリミットは19時間58分だ。
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あらすじ | 感想 |
〇感想
これは本当に「ミッション・インポッシブル」と呼んでいいのだろうか😰
これから僕が気に入らない部分を羅列していきます。
●スケールが小さい。
こんな殺人ウィルスをばらまかれたら確かに世界規模のパンデミックを引き起こしてしまう。
まさに世界の危機的状況だ!
しかしアンブローズの目的はただの金儲けなのだ。
悪党のランク的には小悪党って感じだ。
そのため、世界の危機的状況がさっぱり伝わらない。
●イーサンがプロっぽくない。
この頃のトム・クルーズは凄く若くてイケメンって感じ。
それを活かして(?)イーサンを軽薄な男に仕立て上げました(よくもやってくれたな💢)
「ナイアを仲間にしろ」って事だけど、このイーサンすぐに恋してしまう。
映画開始20分くらいでもうナイアを愛しているって感じだ。
スパイとしてダメじゃない??
これに比べるミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル以降のイーサンがどれだけ格好いいかがわかってしまう。
愛するがゆえに会わない。
そんな愛する人が生きる世界を救う男なんですよ。
もちろん多くの人を救うがひとりの人も救いたい。
そんな男がイーサン・ハントなのだ。
●ミッションはおまけ
この映画って結局ナイアを巡る恋争いになってしまっているんですよね。
だから先に書いた「世界の危機」なんかどうでもよい扱いに見えるのです。
まったくくだらない映画になってしまっている。
IMFのメンバーの活躍だって本当に目立たないものだよ。
ルーサー、全然活躍できなかったし・・・
●結局ジョン・ウーが格好いい映像を撮りたいだけのオナ〇ー映画。
あのね、この映画って結局ジョン・ウーのおもちゃなんです。
絵コンテを書いて格好良さそうなショットを撮るためだけの映画。
無駄にスローモーションを長々と使うし、ドラマチックにしようと仰々しい音楽を使うわ。
本当にわざとらしい。
すべりまくりだ。
絵コンテで考えたもの作るものだから現実的にはあり得ない場面の連続。
全然格好良くない!
陳腐そのものだよ。
肉弾戦も回し蹴りなどのトリッキーな蹴りばかり。
レベル的には昔の仮面ライダーと同レベルです。
ライダーキック!で怪人がド派手に飛ばされるでしょ。
やっていること一緒。
それにジョン・ウーが自分の存在を無理やりねじり込むのが最悪!
ハトってなんだよ。
鬱陶しいわ。
ホテル・ハトヤのプロデュースでもやったら?
2丁拳銃?
あんなのミッション・インポッシブルでやらせるなよ。
香港映画の「男たちの挽歌シリーズ」だけで勘弁してくれよ。
とにかくジョン・ウーという存在が最初から最後まで出しゃばっていて映画に集中できない。
超最悪だと思う。
本当にJ・J・エイブラムスがミッション・インポッシブルに参入してくれてよかったよ。
エイブラムスありがとう!
ミッション・インポッシブルはこの「2」を無いものと考えたほうがいい。
ミッション・インポッシブルの汚点的な映画です。
僕の言いたいことの1/3ほど書きました。
ちょっと短かったですかね。
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