メイジーの瞳
★★★★☆
原作 ヘンリー・ジェームズ
監督 スコット・マクギー、デヴィッド・シーゲル
配給 ギャガ
上映時間 99分
こんにちは、しんじです😁
今回は「メイジーの瞳」の感想です。
この映画は6歳の女の子と離婚した両親の2つの世界は同じようでいて違う事を丁寧に表現した映画です。
凄いどん底なほど不幸ではない。
幸せなのかと言われると幸せではない。
6歳の女の子は大人の世界が巻き起こす波間をゆらゆらと漂うばかり🍃
あらすじ | 感想 |
パパとママは今夜も言い争い。
でもメイジーはパパもママも両方とも大好き。
離婚した2人は親権争いでメイジーを奪い合う。
メイジーはママとパパの家を交互に訪れる。
パパはベビーシッターのマーゴを恋人(愛人)兼メイジーの世話係として一緒に暮らす。
ママはどこから連れてきたのかわからない頭の悪そうなバーテンダー「リンカーン」を都合のよい男として一緒に暮らす。
パパは都合が悪いとマーゴにメイジーを迎えにいかせ、ママもリンカーンに世話をさせる。
メイジーはいつだっていい子で愚痴の一つも言わない。
そんな健気なメイジーにマーゴもリンカーンも優しく接してくれる。
ある日、パパは生まれ故郷のイギリスに戻るとメイジーに伝える。
メイジーは「私も行きたいけど、ママもいくの?」と尋ねると、「お前はアメリカにいるのが幸せだろう。」と言いあっさりとメイジーを置いてイギリスに帰ってします。
メイジーはパパを憎むこともなくママと暮らすが、ママは「忙しい」とリンカーンに世話させっぱなしになる。
リンカーンにも自分の仕事があるが、メイジーをひとりきりにすることはできなかった。
ベビーシッターだったマーゴを頼ってメイジーの世話を続ける。
いつしかリンカーンとマーゴの距離は近くなり、メイジーと遊ぶ3人は本当の家族のようになる。
3人でニューヨークに出かけた時、偶然に男と歩くママを見つけるメイジー。
リンカーンは言葉を浴びせる。
「あんた、コンサートツアーじゃなかったのか?メイジーを置いてきぼりで・・・あんたそれでも親か!!あんたには愛想が尽きた!」
メイジーの寂しい心を知るリンカーンは怒り、その場から立ち去ってしまう。
マーゴはメイジーを連れて海辺の静かな家に引っ越す。
そして大好きなリンカーンも到着した。
3人でとても幸せな日々を過ごす。
「ねぇ、あのボートに乗れるのかなぁ?」とメイジー。
リンカーンは漁師に頼んで、一緒に乗る約束をする。
ある晩、突然ママが訪ねてきた。
「ママ」と駆け寄るメイジー。
ママは一緒にいろいろな場所に住もうと提案。
しかしメイジーは浮かない顔。
「なに?メイジー、もうママを好きじゃないの!?」
メイジーは戸惑っていた。
そしてリンカーンとマーゴといることを選ぶ。
「時々会いに来るわ。」
メイジーを抱きしめると、ママは去っていった。
晴れた日、桟橋をうれしそうに走るメイジー。
見守るリンカーンとマーゴ。
いま、楽しみにしていたボートが目の前にあった。
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あらすじ | 感想 |
とってもいい映画です✨
なんか健気なメイジーに泣けてくる😭
この映画、何度か池の波にゆらゆら揺れる船が映るんです。
たぶん、これって大人の世界がおこす波にただただ揺れる「メイジーの心」なんでしょうね🍃
メイジーの視線はいつもパパとママをみていた。
パパがママの悪口言っても、ママがパパの悪口言ってもただただ黙ってやさしくパパとママを見つめる。
泣き言なんて言わない。
なんて良い子なんでしょう。
良い子過ぎるでしょう😟
リンカーンは最初、ヒモみたいだし、頭悪そうだし、「なんかいい加減な感じで、怪しい奴だ🤨」と思ってました。
メイジーにやさしく接して、嫌な顔せず、いつしか愛情を持って接っしてくれて・・・
〈ごめん。あんた、良い奴だったよ〉
どんなことがあっても文句も泣き言を言わなかったメイジーが、たらい回しにされて、気が付いたら全然知らない家にのベッドで目を覚まして・・・メイジーの目が涙で濡れているのを見た時、なんともいえない悲しみがあったよ😭
最後、メイジーは自分で決めた。
ママは好きだけど、流されるのは嫌だって。☝
そしてその心情をあらわすのが、自ら走って「ボートに乗る」ってことなんでしょう。
いろいろな心情を背景で表すことができる素晴らしい監督さんだと思います👍
どこにでもある離婚と巻き込まれる子供。
そんな題材をここまで感動できる作品に出来るなんて凄いと思います。
僕が特に好きだった場面があります✨
メイジーとリンカーンが通路でふざけあっている場面。
本当に心温まるようなシーンですね。
こういうやさしく可愛らしい場面を程よく差し込める監督のセンス。
映画の場面構成が素晴らしいと思いました。
とっても良い作品ですよ。
すごくおススメです。
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Hello.
This is Shinji.🤗
This time I wrote a review of “What Maisie Knew”.
📝Outline of this article
Good point
🔶Maisie is “KENAGE”
Japanese words “KENAKE”: A weak existence strives while enduring suffering
🔶”Maisie’s heart” is represented by “Ship slowly swaying on the water surface”.
🔶”Lincoln” and “Margo”
🔶A heartwarming scene of “Maisie” and “Lincoln” is good.
Scene composition is wonderful.
🔶Acting of “Julien Moore”
🔶Acting “Onata Aprile (Maisie)”
Bad point
Nothing