English🇬🇧
セブン・サイコパス
★★★☆☆
監督・脚本 マーティン・マクドナー
配給 クロックワークス
DVD TCエンタテインメント
上映時価 110分
こんにちは、しんじです。
今回はコリン・ファレル主演のクライム映画「セブン・サイコパス」の感想を書きます。
この映画は一見ハリウッド映画のようですが、実はイギリス映画です。
そういうこともあってアイルランド人のコリン・ファレルが主演をしているのでしょう。
他には私がお気に入りのクリストファー・ウォーケンやウディ・ハレルソンも出演しています。
あらすじ | 感想 |
脚本家マーティ・ファラナン(コリン・ファレル)は執筆期限が迫っているにもかかわらずアイデアが浮かばない。
それもこれも「セブン・サイコパス」というタイトルが決まっているもののお決まりの銃撃戦や暴力ではなく愛と平和をテーマにして描きたいため題名とのギャップがありすぎて執筆が一向に進まないのだ。
友人のビリー・ビッケル(サム・ロックウェル)は登場人物に関するアイデア・エピソードなどを授けるが、実はちょっとした曰くつきのものだった。
ビリーは小遣い稼ぎの犬泥棒詐欺に忙しくしていたが雑誌に「映画の脚本のアイデアとしてサイコパス募集。あなたの話を映画にしませんか。」の広告を載せてしまう。
その広告の訪問客に旅する殺人者「シリアルキラー殺し」のザカリア・リグビー(トム・ウェイツ)がやってきた。
彼の今まで数々の名だたるシリアルキラーを殺害したエピソードはマーティを夢中にさせるものであった。
そんな最中、ビリーの犬泥棒詐欺にトラブル発生。
ビリーはマフィアのボスの愛犬を盗み出したのだ。
ビリーは巻き込まれる形で犬泥棒詐欺の相棒ハンスと尋問を受ける。
ビリー、ハンス、巻き込まれたマーティはマフィアの追跡を逃れるため男3人で砂漠でテント生活を始める。
そのなかで執筆中の「セブン・サイコパス」のアイデアを出し合い脚本を完成させていく。
![]() |
映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)セブン・サイコパス(字幕版) 新品価格 |
あらすじ | 感想 |
DVDの裏のあらすじを読むとすごく面白そうでAmazonの評価も凄く高かった。
実際観た感想は面白くなくはなかったが胸が高揚するほどの面白さはなかった。
カメラワークも話の進め方もどちらかというと好きなほうです。
ただ、何かが足りなかった
それは結末に向けて必然的に収束していく7人のサイコパスのエピソードがあまり上手ではなかったからだ。
こういう一見ばらばらのエピソードを散ら巻かす映画は他にも多くあります。
この手の映画の評価の分かれ目はやっぱりこの繋がりがなさそうなエピソードがひとつのエピソードに必然的に収束していく加速感なのだと思います。
しかし今回の映画はちょっとそれが足りなかった。
7人のサイコパスを登場させながらも、そこに架空のサイコパスを織り交ぜているのも僕としては良くなかったと思う。
実在のサイコパスじゃないなら登場させなきゃいいのにとすら思った。
他のサイコパスはマーティに接点があるのにベトナム人サイコパスだけを架空の人物にする意味があったのだろうか?
ハンスが最後に残したテープにそのエピソードの終着点があったのだが僕にはよく意味が解らなかった。
あれがハンス自身の心の終着点を示しているのはわかるが、それに意味が見出せませんでした。
それにビリーとマフィアとの結末も何かよくわからなかったです。
意味があるような結末だけど実は意味ないんじゃないのかな・・・
ただ映画としてエンドにするための結末ってだけな気がする。
このへんを自分自身で意味を見いだせたらこの映画はとても評価の高いものになるのでしょう。
残念ながら僕は終着に失敗したようです
笑いに関してはけっこう今の映画界を皮肉っているのが面白かったです。
「セブン・サイコパス」のエピソードの結末はひたすらグロくなることが見えているマーティ。
ビリーが「最高のサイコパスじゃねーか。」
「でも、俺はもうそんな話書きたくないんだよ。」
「じゃ「セブン・レズビアン」にしたらどーだ。全員が身障者で性格はばつぐん、黒人は2人いれとけ。」
これ映画界の風潮を思いっきり皮肉っているよね。
なんといっても007ジェームズ・ボンドを黒人女性引き継いでいくって話もあるのですからね。
ここが個人的には一番面白かったですね。
クリストファー・ウォーケンはこの映画ではよく笑っていて、その笑顔に若かりし頃の面影が見えてよかったですね。
僕の評価は★3つですが、決してそれが正しい評価ではありません。
あなたが見たら夢中になるほど面白い映画かもしれない。
だから気になる人はぜひ観ることをお勧めしますよ。
改めて!
お勧めです!
あらすじ | 感想 |
いつもありがとう![]() ![]() 映画レビュー索引ページ |
||||||
関連商品
|
This is shinji.
This time I wrote a review of “Seven Psychopaths” starring Colin Farrell.
My favorite Christopher Walken and Woody Harrelson also appear.
The movie had a good story and camera work.
But it felt a little unsatisfactory.
The feeling of acceleration that the episodes of the seven psychopaths
finally converged on the main story was not good enough.
I think that the feeling of acceleration that inevitably converges in movies with episodes scattered in this way is the dividing line of evaluation.
What I like most about this movie is the black joke that sarcastic about the current movie world.
Marty hesitates to write a violent story Billy says.
“Then, make it” Seven Lesbian “. All of them are disabled and have a good personality, so put two black people in them. “
James Bond has also become a black woman.
This scene is ironic in the current movie world.