「バックドラフト」の感想・レビュー(ネタばれあり)

English🇬🇧

バックドラフトバックドラフト
★★★★☆彡
監督 ロン・ハワード
脚本 グレゴリー・ワイデン
配給UIP
DVD ジェネオン・ユニバーサル
上映時間 137分

こんにちは、しんじです。

今回は1991年公開「バックドラフト」の感想を書きます。

この映画は当時ノリにノッていた監督ロン・ハワードカート・ラッセル、初々しいウィリアム・ボールドウィンによって描かれた消防士兄弟の物語です。

脇を固めるのはロバート・デ・ニーロ、スコット・グレン、ドナルド・サザーランドと濃い濃い実力派俳優たちです。

若い人たちは知らないかもしれないが、この映画は今までの映画にはなかった新しい変革をもたらした映画です。

それはまたあとで書きますね

私の印象ではロン・ハワード監督は「コクーン」「ウィロー」などで勢いをつけ「バックドラフト」で確固たる地位を築いたように感じます。

その後「アポロ13」「身代金」「ダヴィンチ・コード」「天使と悪魔」「ラッシュ/プライドと友情」など多くヒット作の監督をしています。

バックドラフト バックドラフト
あらすじ 感想

🔥感想

バックドラフト

当時、火災におけるこの現象世に知らしめたのはこの映画だと断言していいと思います。

少なくとも私はそれまでこの現象については知りませんでした。

それだけにこの映画の切り口は斬新だった印象です

そして、この炎の表現力。
バックドラフト

それまでの炎は激しくより大きく燃え上がるのが一般的でした。

だが、この映画で炎は燃え広がるだけでなく、時には引いたり、時には天井で待ち伏せしたりする。

燃え上がる炎は細くなり主人公の顔を覗き込む。
バックドラフト

今まで、こんな炎の表現はありませんでした。
そしてこの映画以降、炎の表現力は飛躍的に向上しました。
それは炎だけでなく水であったり風であったり、そのものが持つ特性を細かくユニークに表現する映画が増えたことは間違いありません。

そういう意味でこの映画はもっともっと称賛されてもいい映画だと思います。

この映画の影響は日本の漫画やアニメにも影響をもたらしていて「め組の大吾」とか「炎炎ノ消防隊」なども少なからずこの映画の影響を受けているのではないでしょうか?
ストーリーも兄弟それぞれの想い丁寧に描かれていてとても素晴らしいです。

この映画公開当時、僕は21歳だったのですが、その目から見てカート・ラッセルは「おっさん」に見えていましたが、今見ると若々しい隊長ですね

そんなカート・ラッセルが、弟の後ろ姿にいつも自分の力不足の為、弟を導いてげることが出来ない憂い的なものを表現しているのがいいです。
バックドラフト

まぁ、怒りん坊なんですけどね。
でも、けっこう男兄弟ってこんな感じがリアルかもしれませんよね。

この兄弟、弟は父に届かない自分の器にコンプレックスを持ち、兄は父のように家族(隊員も含め)を引っ張ることが出来ない自分の力不足にコンプレックスを持っています。

そしてラストに向けお互いがそれぞれの素晴らしいところを認め合い父の残像を乗り越えることができるという素晴らしい展開です。

バックドラフト

この永遠に変わらない兄弟関係を描いていることでこの映画は長く愛されています。

ストーリーはそんなドラマの中にサスペンス・スリラーをしっかりと入れてきます。

そこでロバート・デ・ニーロドナルド・サザーランドという実力派俳優がしっかりと話を盛り上げていきます。

兄や父の残像から逃げた先にリムゲイル(ロバート・デ・ニーロ)がいるのが凄くいいですよね。

バックドラフト

そしてリムゲイルの背中の火傷を見て、その背中にやはり父や兄と同じようなものを感じる。
何だかんだと理由つけて行き先を変えても、結局は本気で何かに向き合う男の背中は同じで、自分が甘ちゃんだということにブライアンは気づいてはいるんです。

だから彼はイライラするんですね。

さて、サスペンスは意外な方向に向かっていきます。

凶悪放火犯ロナルド(ドナルド・サザーランド)と対面して放火犯の人物像を割り出そうとします。
バックドラフト

ここで「ん?」と思った人は多いでしょうね。

そう、「羊たちに沈黙」です。

なんとこの「バックドラフト」も「羊たちの沈黙」も同じ1991年の映画なんです。
バックドラフト

これって偶然ですかね・・・

一応、「羊たちの沈黙」は原作が先にある映画化なんです。

そう考えると、ちょっと「バックドラフト」がアイデアを拝借しちまった感が否めないですね。

ディープインパクト」と「アルマゲドン」の例を考えれば、ハリウッドは平気でそういうことしますからね。

僕の想像でしかありません。

今回も、ドナルド・サザーランド良かったです。
やっぱり怪しい演技がよく似合う。

この映画1991年の映画ということもあって、やっぱり80年代の映画の残り香のようなものを感じます。

ビバリーヒルズ・コップ」「ロッキー4」もそうですが、80年代半ばのミュージックビデオが流行っていました。
そのため映画もミュージックビデオ風な場面がよくあります。

音楽がひときわ大きくなりご丁寧に歌詞までも字幕にしてくれます。

ストーリー展開を早送りするにはよいアイデアなのですが、正直僕はあまり好きじゃないです

それと、映画をロマンティックにするために男女のベッドシーンなどもよく挟む。
バックドラフト

やはり80年代の名残ですよね。

そんなのいいから早くストーリー進めろよ!〉

せっかちな僕はいつもそう思ってしまうのです。
まぁこの辺は好き嫌いの問題かもしれないですが、映画にもその時代時代の作り方がある。
その実例みたいなものですよね。

さて、この映画、ブライアンを演じたウィリアム・ボールドウィンはとても初々しく、この映画を機にいくつかの主演を務めます。

バックドラフト

ボールドウィン

ピンと来たあなたは映画をよく見ていますよね。

そう、このウィリアムはアレック・ボールドウィンの弟です。

「ボールドウィン」は4人兄弟で全員俳優しています。

この中で一番知名度が高いのは長男のアレックですよね。

最近では「ミッション:インポッシブル」の長官役で見た人も多いと思います。
バックドラフト

兄弟そろってボールドウィン顔しています

まだこの映画を観ていない人は一見の価値がある映画だと思いますよ。

凄くお勧めです。

映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)バックドラフト (字幕版)

新品価格
(2021/2/14 02:33時点)

あらすじ 感想

※すごくネタバレ含みますのでご注意を!

🔥あらすじ

誰よりも強くかっこいいヒーロー。

幼いスティーブとブライアンはそんな父の大きな背中を見ていた。

その日は弟ブライアンの日だった。

危険じゃない現場を選んで父は子供たちに火消しの現場を見せていた。

憧れの父の雄姿を見てブライアンの瞳はキラキラと輝いていた。

バックドラフト

ベランダからベランダへ飛び移り窓から部屋に入る。

その数秒後。

大きな轟音と紅蓮の炎が部屋を吹き飛ばした。
バックドラフト

青年になったブライアン(ウィリアム・ボールドウィン)は転職に転職を重ね、一度断念した消防士になった。

配属は「第17分署

かつて父が、そして今や兄スティーブ(カート・ラッセル)が隊長の部隊だ。

今度は消防士に挑戦か?

そんな辛辣な言葉をブライアンに浴びせるスティーブ。

何度も何度もこんな言葉を聞いてきた。

兄はいつもそうだ。

もはや嫌気さえも通り越していた。

バックドラフト

明日から出勤だ。遅れるなよ。

初めての火消しの現場。
炎は思ったよりも複雑な動きを見せる。

消防士の人員削減に応援部隊はない。

炎は、消防士の動きを先回りする。
混乱する現場だがスティーブは炎を出し抜き指示をだす。

ブライアンの同期ティムはベテラン消防士アドコックス(スコット・グレン)と女性を救出する。

一方、炎の音を人の声と勘違いしたブライアンはマネキン人形を担いで降りてきてしまう。
バックドラフト

スティーブはブライアンを家まで送る
弟をおろした車からスティーブは声をかける。

ブライアン・・・また今夜だ。

まるで海の中、細かい波に翻弄され岸にもどることが出来ないような弟。
そんな後ろ姿を見るスティーブの目には、どうしてやることもできない憂いが漂っていた。

バックドラフト

魔モノのような炎。

市の人員削減の為、直近で3人もの部下が死んでいる。

心配な弟に特に厳しく訓練する兄。

だがブライアンは事あるごとに反発を繰り返すばかりだ。

バックドラフト

次の火災現場。

子供が取り残されている。
放水隊を待たずにブライアンを連れて炎の中に飛び込むスティーブ。

炎はすすり笑うように音をたてながら呼吸する。

生き物のように狡猾な罠を仕掛ける炎。

バックドラフト

ブライアンを拒みスティーブを炎の部屋に招き入れる炎。
放水隊がたどり着くも成すすべなく項垂れる。

そんな炎と煙の中から子供を抱えながら脱出するスティーブに格の違いを見せつけられるブライアン。
バックドラフト

兄さんは最高さ。

その言葉を残し消防現場を立ち去るブライアン。

ブライアンは前々からスウェイザク議員(J・T・ウォルシュ)に斡旋されていた仕事に就くことにした。

それは火災原因を鑑定するドナルド・リムゲイル調査員(ロバート・デ・ニーロ)の助手という仕事だ。

兄の姿に父の勇ましさを見て逃げるように転職をしたブライアンだったが、リムゲイル調査員の背中もまた大きな男の背中をしていた。
バックドラフト

君の父は素晴らしい消防士だった。だからといって甘い顔はしないぞ。

ここ連続する火災に共通する特徴にリムゲイルは目をつける。

それは低温の炎が酸欠状態のままくすぶり続けること。

そしてドアが放たれた瞬間、炎がその空気に向かい爆発的な呼吸をする。

バックドラフト現象だ。

この放火犯は炎を楽しんではいない。嫌っているようだ。

炎はバックドラフトの暴風により一瞬で消されてしまうのだ。

そんな折、スティーブの現場は高層ビルの火災だった。

新人ティムをつれスティーブは無茶を承知で応援が来る前に乗り込んでしまう。

ひとつ、ひとつ、扉を開け逃げ遅れた人がいないかを確認する。

まずは扉の温度の確認をするんだ。

手順を説明し弟にしてやれなかった経験を積ませようとしていた。

だがスティーブが一瞬目を離した時、ティムが無防備に扉を開けてしまう。
バックドラフト

大きな爆音とともに吹き飛ばされるティムの防火ヘルメットは砕かれる。
そして獣のような炎はティムの顔を咥えるように襲い掛かった。

焼きただれたティムは救急搬送される。

部下たちの目は物言わずスティーブを責めていた。バックドラフト

被害者のティムを見て調査員の仕事に本気になるブライアン。

一方、スティーブは消防隊として自分が信じ疑わなかった信条と心の内を妻に打ち明ける。
だが、その内心は・・・彼もまた偉大な父の背中を追い求めて、もがき足掻いていたひとりだった。
バックドラフト

その寂しさに別れた妻に会いにきていた。
放火にはバックドラフトのほかにもう一つ共通するものがあった。

それは被害者の繋がりだ。

放火犯の先を読み、ある家に駆け付けるリムゲイルとブライアン。

被害者は倒れ、ガス栓は開き、コンセントには放火装置が仕掛けられていた。

ガス栓を締めようとしたとき、放火犯が襲ってきた。

そして爆発を起こしてしまう。

ブライアンと被害者はたすけられたがリムゲイルは重傷を負ってしまう。

バックドラフト

リムゲイルがいない中、ブライアンは放火犯を割り出すためある人物に会いに行く。

収監中の凶悪な連続放火犯ロナルド・バーテル(ドナルド・サザーランド)

バックドラフト

バーテルは言う
火と放火犯の接点はなんだと思うね。」
「そ、ところで君は父親が炎にまかれた時、あのケダモノの目を見たかね。」
「ふっふっふ・・・君は私と同じ世界にいるようだ。」
「放火犯もその目を知っている・・・そして火を嫌っている。ふっふっふ・・・」

犯人は・・・

あらすじ 感想
僕の映画感想、他のタイトルもどうぞ☕
映画レビュー索引ページ

関連商品

バックドラフト [Blu-ray]

新品価格
¥980から
(2021/2/14 02:35時点)

映画パンフレット 「バックドラフト」 出演 カート・ラッセル/ウィリアム・ボールドウィン

中古価格
¥1から
(2021/2/14 02:36時点)

ArtDirect バックドラフト フレーム入り 27×40インチ 映画ポスター カート・ラッセル

新品価格
¥56,992から
(2021/2/14 02:36時点)

カート・ラッセル 直筆サイン入りフォト 映画「バックドラフト 」より

新品価格
¥20,000から
(2021/2/14 02:38時点)

Review of Movie

Hello.
This is Shinji
This time I wrote a review of the movie “Backdraft” released in 1991.
This movie is the story of a brother chasing “the big back of a great father.”
This movie has changed the expression of flames so far to a completely new one.
The flames of movies so far have been big, intense and flashy.
However, the “backdraft” flame behaves as cunning as a living thing.
バックドラフト

I think the expressions of fire, water, and wind have changed since this movie.
I think it’s a very great movie.
It’s a great movie with a good mix of brothers’ drama and suspense thriller.

「ヘイトフルエイト」の感想・レビュー(ネタばれ少なめ)

ヘイトフルエイトヘイトフルエイト
★★★★☆彡
監督・脚本 クエンティン・タランティーノ
配給 ギャガ
DVD ギャガ
上映時間 168分

こんにちは、しんじです。

今回は2015年のクエンティン・タランティーノ監督「ヘイトフルエイト」の感想を書きます。

この映画は第73回ゴールデングローブ賞、第88回アカデミー賞とも3部門でノミネートされ、共に作曲賞を受賞しています。

その年ではなかなかの注目映画だったことがうかがわれます。

PukuPukuMarine

あらすじ 感想

🤠あらすじ

黒人賞金稼ぎのマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)は賞金首の遺体をレッドロックの町に運ぶ途中、馬が疲れ果て足止めをくらっていた。

そこを通りがかった同業のジョン・ルース(カート・ラッセル)の馬車に乗せてもらう。
ヘイトフルエイト

ジョンは1万ドルの賞金首デイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)を同じくレッドロックへ護送中だった。

マーキスの賞金首の総額は8千ドル、ジョンの賞金首は1万ドル、お互い協力体制をとること約束する。

馬車を走らせていくとまたひとり乗客が加わった。
ヘイトフルエイト

奴の名はクリス・マニックス(ウォルトン・ゴギンズ)

一家は義賊を語るマニックス略奪団

クリスはレッドソックスの新任保安官だという。ヘイトフルエイト

4人は荒れる吹雪をレッドロックの手前の「ミニーの紳士服飾店」でやりすごすことにした。

4人が店に着くと見慣れないボブ(デミアン・ビチル)というメキシコ人が向かい入れた。
ヘイトフルエイト

ミニーはどうした?

マーキスが聞くと「留守中を任された。」とボブが答えた。

店にはほかに3人の客がいた。

イギリス紳士で処刑執行人のオズワルド・モブレー(ティム・ロス)ヘイトフルエイト

クリスマスで帰省途中のジョー・ゲージ(マイケル・マドソン)
ヘイトフルエイト

元南軍将軍のサンディー・スミサーズ(ブルース・ダーン)は無口な老人だ。ヘイトフルエイト

人一倍警戒心と洞察力に長けているマーキスは、すぐにこの店の状況にきな臭さを感じ取る。
ヘイトフルエイト

それは同業のジョン・ルースも同様だった。

ジョンはすぐさま釘をうつ行動に出た。ヘイトフルエイト

この女は1万ドルの賞金首だ。こいつをレッドロックに運ぶ途中だ。俺がそうすることを止めようとするやつはいるか?

マーキスとジョンは協力し合いながら誰かが仕掛けてくるのを警戒して待つことにした。

一方でマーキスにはどうあっても放っておけない人物がいた。

それは南軍将軍サンディ・スミザーズだった。

彼が名前を轟かせたのは、容赦のない黒人兵士殺しだったからだ。

北軍少佐として戦っていたマーキスは黒人に対して行っていた非人道的なスミザーズ将軍を放ってはおけなかったのだ。ヘイトフルエイト

マーキスはスミザーズ将軍の息子が行方不明なのをいいことに、「俺が殺してやった。」と挑発する。

おまえの息子は命乞いに俺のいちもつをしゃぶりやがった。」と将軍をさらに挑発する。

将軍は銃を抜く・・・

だが・・・全員がこの騒動に目が離せない中、デイジーの逃亡計画が密かに動き始めていた。

映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)ヘイトフル・エイト(字幕版)

新品価格
(2021/2/14 21:15時点)

あらすじ 感想

🤠感想

今回もタランティーノ監督節炸裂超面白かったです。

人を選ぶタランティーノ作品ですが、僕はどストライクですね。

何といっても会話一つ一つが面白いのです。ヘイトフルエイト

例えば「ミニーの紳士服飾店」に着くまで、約20分くらい馬車の中の会話です。

だが、この会話が全然飽きないのです。
>ユニークであり独特な間がつくる緊張感。

こんなに登場人物の会話だけで面白さを引き出すタランティーノは本当に凄い監督だと思う
ヘイトフルエイト

だがそれだけでなく映画らしい壮大な場面もしっかり入れてくるし、何よりも音楽を場面構成に効果的に使う技術も素晴らしいのです。

僕は映画に音楽を多く入れるのはあまり好みではないですが、この監督の音楽の入れ方はちょっと違います。

場を盛り上げるためとかに入れるのではなく、次のシーンへの導入のために効果的に入れることを目的にしていることが多いようです。

さらに光を効果的に使い登場人物をかっこよく映すのが、まるでアニメのひと場面のような印象を受ける。

これはタランティーノ監督が日本のアニメなどのサブカルチャーが好きだからだせる技術だと僕は思います。

この作品ではマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)に対して特にそれを行っています。
ヘイトフルエイト

服の色合いなども凄くカラフルで黒人のマーキスをかっこよく映し出していますよね。

ホコリや湯気などの凄くかっこいいんですよね
ヘイトフルエイト  ヘイトフルエイト  

物語はチャプター方式で進んでいきます。ヘイトフルエイト

最終章まで6つのチャプターに分かれています。

これはタランティーノ監督作品ではよくやる手法ですよね。

このように区切りをつけることで長い上映時間でありながらも話を飽きさせずに、さらに解りやすく構成しています。

前半は心理をついた緊張感のある場面がつづき後半は一気に血なまぐく暴力的なシーンで畳みかけてきます。

タランティーノ監督作品は目を覆いたくなるようなグロさをコミカルに描くのですが、タランティーノ監督を嫌う人はこれも要因のひとつなのでしょうね。

しかしその結末はいつも爽快で、「やってやったぜ」と思わせてくれます。

この作品でもその期待を裏切りません

序章の会話の面白さ中盤の探り合い心理戦の面白さ後半の暴力的でありながらもスッキリする面白さ

168分を余すことなく楽しめる映画ですよ。
>面白くて168分があっという間です。
>凄くお勧めの映画です!!

そういえば、マイケル・マドソンはあの「ザ・メガロドン」にでていした!ヘイトフルエイト

あらすじ 感想
いつもありがとう他のレビュータイトルもどうぞ☕
映画レビュー索引ページ
関連商品

映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)ヘイトフル・エイト(字幕版)

新品価格
(2021/2/14 21:15時点)

ヘイトフル・エイト [Blu-ray]

新品価格
¥1,549から
(2021/2/14 21:16時点)

映画パンフレット ヘイトフルエイト クェンティン・タランティーノ監督 サミュエル・L・ジャクソン カート・ラッセル

中古価格
¥600から
(2021/2/14 21:18時点)

ザ・ヘイトフル エイト 映画ポスター 27 x 40 スタイル A フレームなし

新品価格
¥19,817から
(2021/2/14 21:19時点)

Suuyar ポスターとプリントホットヘイトフルエイト映画クエンティンタランティーノアート絵画壁の写真リビングルームの家の装飾-50X70Cmフレームなし

新品価格
¥2,875から
(2021/2/14 21:19時点)

 

「遊星からの物体X」と「遊星からの物体Xファーストコンタクト」の感想・レビュー(ネタばれ有り)

English🇬🇧

こんにちは、しんじです。
今回はSF映画の名作「遊星からの物体X」と「遊星からの物体X ファーストコンタクト」の感想を書こうと思います。
「遊星からの物体X」は何度もTVで放映されいます。
犬の背中からシュルシュルって管みたいなのが出てきたり、顔から足が生えて動き回ったり・・・😱

子供の頃観た私には、そりゃトラウマ級の衝撃を与えたものです。

そして29年の歳月を経て、続編ではなく、事の起こりを描いた「遊星からの物体Xファーストコンタクト」が製作されたのです。
もう、観ないわけにはいきませんよね

今回は改めて「遊星からの物体Xファーストコンタクト」から「遊星からの物体X」へと時系列順に続けて観賞してみました。

遊星からの物体Xファーストコンタクトの感想 遊星からの物体Xの感想 あらすじ

遊星からの物体X「遊星からの物体X ファーストコンタクト」
★★★★★
2011年公開作品
監督 マティス・ヴァン・ヘイニンゲン・ジュニア
脚本 エリック・ハイセラー
配給 CIC
DVD NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
上映時間 104分

感想

いや~、面白かった

今回、続けてみると、これはもう1本の映画ですよね。

そりゃそうですよ。

この2本の映画は時間的にいうと数時間しか経過していない話ですからね。

「遊星からの物体Xファーストコンタクト」は「遊星からの物体X」としっかりと整合性をとれるように作られているところが素晴らしいですよね。

「遊星からの物体X」ではノルウェー観測基地へ調査しに行く場面があります。

もしもノルウェー基地内の様子などが全然違うものだったりすると、観賞者がしらけてしまうのですよ。

ここでしっかりと整合性をとってくれていることに拍手喝采を送ります👏👏👏

基地の構造

遊星からの物体X ファーストコンタクト

物体Xが閉じ込められていた氷

遊星からの物体X ファーストコンタクト

壁に刺さった斧

遊星からの物体X ファーストコンタクト

自殺した隊員

遊星からの物体X ファーストコンタクト

そして可哀そうなアダムを吸収したクリチャーの焼死体。

遊星からの物体X ファーストコンタクト

「遊星からの物体Xファーストコンタクト」は「遊星からの物体X」を何回も観ている人には本当に楽しい映画に仕上がっています。

まずは古代生物学者ケイトが円盤の場所に連れていかれた時は、「おお~、ここからやるのか。

とワクワクします

そして物体Xが逃げ出し犠牲者がでるのですが、人間からの最初のトランスフォーム!!

待ってました!!

顔が割れていく~!!パッカリ
遊星からの物体X ファーストコンタクト

ここの特撮が少しレトロ感があるのですが、それがなんかいい

「遊星からの物体X」と合わせて観るには丁度いい

凄く好印象💜

次はどんな変体をしていくのかが楽しみな映画です。

そして「遊星からの物体X」で焼かれたクリチャーはいつ登場するのかが最大の楽しみ

そして、時は来た!遊星からの物体X ファーストコンタクト

「ああ、そんな~。アダムの顔に・・・ああ・・くっついた~!こえ~なぁ!あんなの絶対に嫌だ
遊星からの物体X ファーストコンタクト

不快感が絶好調すぎる!

そんな物体Xに対して、ヒロイン古生物学者「ケイト(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、その野望をことごとく阻止するというファインプレーを繰り出します!

もう時々イライラさせるヒロインとは大違いですな

例えば「プロメテウス(吹替え)」とか「プロメテウス(吹替え)」とか「プロメテウス(剛力)」とか(笑)
遊星からの物体X ファーストコンタクト

ラストまでばっちりファインプレーをかましてくれます!

すばらっ!!🀄

そしてエンディングクレジットと1台のヘリコプターが登場すると「♪ブン・・・♪ブン

あのベース音が流れ始めます。

鳥肌立ちます

そう、あの音楽にのせてハスキー犬を追いかける場面になります。

遊星からの物体X ファーストコンタクト

それにしてもこの映画のヒロインいいですね。

凄くかわいいし

遊星からの物体X ファーストコンタクト

メアリー・エリザベス・ウィンステッドという女優さんですね。

10クローバーフィールド・レーン」にでていた女優さんか。

これからも期待しています
遊星からの物体X

この作品で一番の注目はやはりアダムクリチャーなのですが、まったく期待を裏切らない作り方をしてくれて「ありがとおぉぉお!

なかなかにキモイ奴でした

映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)遊星からの物体X ファーストコンタクト(字幕版)

新品価格
(2021/2/11 22:15時点)

遊星からの物体Xファーストコンタクトの感想 遊星からの物体Xの感想 あらすじ

さて、ここから「遊星からの物体X」

遊星からの物体X遊星からの物体X
★★★★
1982年公開作品
監督 ジョン・カーペンター
脚本 ビル・ランカスター
配給 CIC
DVD NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
上映時間 109分

・・・そして犬とヘリコプターが登場。

遊星からの物体X

もう完璧に「遊星からの物体Xファーストコンタクト」の続きです。

そして・・・

カート・ラッセル若けー!肌キレイ!顔でかっ

遊星からの物体X

犬は無事に基地内に潜り込むことに成功するのです。

当然、犬の行動に注目しますよね。

ここで監督のセンスの素晴らしさが垣間見えます。

犬が隊員の部屋に入ろうとするところです。

ここで隊員は影のみで描かれています。

そして犬が入ってくると振り向く行動が見て取れます。

遊星からの物体X

こういう表現の仕方が素晴らしいと思いますよね。

これがセンスなのだと思います。

すばらっ!🀄

ここはアメリカ観測基地なのですが、ここの連中は何か申し訳ないけどノルウェー観測基地の連中より優秀っぽいです。

特に生物学者のブレアはかなり優秀ですね。

遊星からの物体X

すぐにもこの生物の特性を見抜きました。

遊星からの物体X

そして他の隊員もこの危機に即座に対処していきます。

しかし物体Xに追い詰められれば結果は同じ。

「疑心暗鬼」の底なし沼!

物体Xはなかなか狡猾な奴で指揮をとるマクレディ(カート・ラッセル)に疑いをかける小細工をします。

たぶん、こいつは同化した人間の知能を取り込むことができるのでしょうね。

1982年版の「遊星からの物体X」で注目クリチャー

「ちゃらら~首から足~」こいつでしょう。

遊星からの物体X

こいつはかなりトラウマ級ですぜ。

それとこの場面。

先生が一生懸命にCPRを施して、「はいっ電気ショック!」

その瞬間、胸がガブっ!!

遊星からの物体X

こういうのが本当に素晴らしい発想ですよね。

すばらっ!!🀄

特撮は古いですけどやっぱり発想が良いのでしょうね。

この映画の登場は、日本のアニメにも影響をあたえます。

その代表として荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」や岩明均先生の「寄生獣」などあげることができますよね。

ジョジョの奇妙な冒険 寄生獣

そしてラストはきっちりと我々のヒーロー「カート・ラッセル」がカタをつけてくれました。

さすがスネーク・プリスキン!!

ニューヨーク1997/ スネーク・プリスキン 1/6 アクションフィギュア

新品価格
¥63,581から
(2021/2/11 22:21時点)

>これでノルウェー観測隊の連中、凍死したであろうケイトも浮かばれます。

合掌🙏

この2作品はやはり物体Xによって結局は同じ疑心暗鬼の底なし沼に陥ってしまいます。

だからといって「一番怖いのは人間」とはならずに、やはり「悪いのはおまえだ。」と片をつけてくれます。

すっきりー!

まだ観たことがない人は、どちらの映画から観ても楽しめますよ。

「遊星からの物体X」から観ると「なるほどね~!」っていう感じを楽しめます。

「遊星からの物体Xファーストコンタクト」から観ると、1本の映画として楽しむことができます。

しかもカート・ラッセルが全て片付けてくれるのですっきりです。

僕は個人的には「遊星からの物体X」を観てから「遊星からの物体Xファーストコンタクト」を観ることをお勧めするかな。

「なるほど~」と思える楽しさは楽しいですよ!!

とにかく「遊星からの物体Xファーストコンタクト」の出来具合が素晴らしく、1982年版「遊星からの物体X」をもう一度楽しめることになりました。

その貢献度から「遊星からの物体Xファーストコンタクト」には★★★★★がふさわしい!

年末年始の暇な時間をすごすあなた!

あなたにお勧めの映画です。

あ、でも食事中に観るのはやめておきましょう

映画を観るならAmazonプライムビデオ(配信)遊星からの物体X (字幕版)

新品価格
(2021/2/11 22:22時点)

遊星からの物体Xファーストコンタクトの感想 遊星からの物体Xの感想 あらすじ

「遊星からの物体Xファーストコンタクト」と「遊星からの物体X」のあらすじ

古生物学者のケイト(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、ある生物の検体してほしいとノルウェー観測基地の調査隊に依頼を受ける。

調査隊に同行すると、そこにあるのは謎の巨大円盤と氷の中に閉じ込められた生物。
遊星からの物体X

生物を基地へ運び、隊員たちは世紀の発見に浮かれていた。

だが、物体Xは生きていた。

物体Xは、生物を吸収しそのものに擬態をするのだ。

そう、まるでウィルスのように。

遊星からの物体X

いち早く生物の特性を知ったケイトは物体Xを特定する方法を見つける。

だが疑心暗鬼の底なし沼のような状態に隊員の規律は乱れ、ほとんどの隊員が物体Xに殺されてしまう。

物体Xは埋もれた円盤に戻り起動を試みるが、ケイトはそれを阻止することに成功する。

だが、基地内には犬へと擬態した物体Xがまだ生きていた。

遊星からの物体X

犬がたどり着いた場所はアメリカ観測基地だった。

犬に向かってライフルを撃つノルウェー隊員はあまりにも狂気に満ちていた。

そのためアメリカ観測基地の隊員に射殺されてしまう。

隊員が犬を基地内に招き入れると物体Xは早速、他のハスキー犬を体内に取り込もうとしていた。

だが、アメリカ基地の隊員に気づかれ、火あぶりにされる。

遊星からの物体X

生物学者ブレアが生物の特性と危険性をいち早く気づき、隊員に伝える。

遊星からの物体X

この非常事態にノルウェー基地へ向かい調査を始めると、2人の顔がくっついた謎の焼死体をサンプルとして持ち帰った。

遊星からの物体X

だがそれは生きていた。

次々と物体Xに襲われる隊員達は、ノルウェー基地と同じ疑心暗鬼の状態に陥る。

だが、飛行士マクレディ(カート・ラッセル)の機転と勇気ある行動に生物の計画は阻止され、物体Xはダイナマイトで粉々にされる。

遊星からの物体X

激しく燃える基地、「凍死」という先行きしかないマクレディの口元は薄らいだ笑みを浮かべるだけだった。

遊星からの物体Xファーストコンタクトの感想 遊星からの物体Xの感想 あらすじ

いつもありがとう他のレビュータイトルもどうぞ☕
映画レビュー索引ページ

関連商品

遊星からの物体X ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ [Blu-ray]

新品価格
¥2,310から
(2021/2/11 22:26時点)

遊星からの物体X [Blu-ray]

新品価格
¥980から
(2021/2/11 22:26時点)

直輸入、小ポスター、米国版「遊星からの物体X」カート・ラッセル、6325

新品価格
¥1,600から
(2021/2/11 22:28時点)

遊星からの物体X ファーストコンタクト、アート映画のポスターフレーム、装飾が施された部屋、最高の贈り物のサイズ16 x 12inch

新品価格
¥1,897から
(2021/2/11 22:29時点)

写真 メアリー・エリザベス・ウィンステッド サイン入り サイン入り 8 x 10

新品価格
¥1,999から
(2021/2/11 22:30時点)

Review of movies

Hello.

This is Shinji.

Today I wrote a review of John Carpenter’s “The Thing” (1982) and “The Thing” (2011).

I watched two movies in chronological order.

「The Thing」 -2011⇒ 「The Thing」 -1982

You can enjoy watching both of these movies, regardless of which

There is a firm consistency between the two films.

Summary of this article.


“ The Thing ”-2011

The consistency with the 1982 edition is firmly maintained.

The script is great.

The creature is interesting.

Summary of this article.

Mary Elizabeth Winstead is cute.

遊星からの物体X

The last that follows the 1982 edition is interesting

遊星からの物体X


“ The Thing ”-1982

Great of John Carpenter’s sense and ideas.

Kurt Russell is very young.

遊星からの物体X

The creature is interesting.

遊星からの物体X

The appearance of this movie had a great influence on Japanese animation.

A typical example is “JOJO’S BIZARRE ADVENTURE” (Hirohiko Araki).

ジョジョの奇妙な冒険