バッド・ディシジョン/終わりなき悪夢のはじまり
★★★☆彡☆
監督 ディーン・デヴリン
脚本 ブランドン・ボイス
日本劇場未公開
上映時間 111分
こんにちは、しんじです。
今回は日本劇場未公開作品「バッド・ディシジョン」の感想を書きます。
監督のディーン・デヴリンさんは「スターゲイト」「インデペンデンス・デイ」「GODZILLA(1998年)」「セルラー」などに製作・脚本に関わってきた方です。
日本未公開の作品で評価がどうころぶのか・・・こういうのも楽しみの一つですね。
あらすじ | 感想 |
〇あらすじ
売れない写真家ショーンはレストランにてバレットパーキング(駐車係)のバイトをしていた。
そして高級車からは情報を入手し空き巣に入っていた。
その日も高級車で乗り付け横柄な態度をとる男が今回のカモだった。
男の名はケイル・エレンドライヒ。
男がレストランで食事している間、空き巣を働いていた。
厳重に鍵がかかった部屋に入ると、そこで猿ぐつわをされ鎖でつながれた女性を見つけてしまう。
女性の猿ぐつわを外すと助けを求められる。
助けようにも体は鎖で拘束されているうえ、自分は空き巣中だ。
ショーンはひとまず匿名で警察に通報することにした。
人一倍警戒心がつよく潔癖症のケイルは、部屋の異変にいち早く気づき、ショーンが部屋に入り込んだことを察する。
そのためショーンの目論見は先手を打たれてしまう。
警察への通報はイタズラと処理されてしまう。
もともと心根がやさしいショーンは女性を見殺しになどできなかった。
自ら犯罪を自供する覚悟で警察やFBIへ行き証言する。
だが、社会的地位が低いショーンとハイソサエティなケイル・エレンドライヒでは信用度が違った。
どちらもショーンが思うように動いてはくれなかった。
自分が捕まる覚悟を持ったショーンの行動をケイルは黙認することができない。
そしてゴミのようなショーンが自分に盾突くなどおこがましい。
ケイルはショーンの家を突き止め、家族、友人、恋人を調べ上げる。
ショーンに関わる人々を次々と狙い始める。
職を失い、暴行され、または殺害されてしまう家族、恋人、友人。
ショーンは今までの自分を戒め、正しい事をするため監禁される女性を助けるために車を走らせる。
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あらすじ | 感想 |
〇感想
評価は★★★☆彡です。
この評価は期待していたのにマイナスされた評価ではなく、期待していなかったっけど、面白かったというプラス的な評価です。
主人公は夢を掲げながらも実質はコソ泥をするちっぽけな男なのですが、しかし悪い人間にはなることができない。
どちらかというと良い人だから悪にもなりきれない男、これまた中途半端。
そんな設定だからこそ、女性を助けたい気持ちに揺れ動く主人公が生きていました。
そのうえまったく頼りどころのないショーンがどこか憎むことができません。
サイコパスなケイルはそんなショーンを追い詰めていくのだが、決して無理はしない必要最小限で追い詰めていく感じが良かったです。
この悪役ケイルはサイコパスなのだが、映画の中ではそんなに残虐シーンは少なかった。
残虐シーンを求める人には少し物足りないかもしれないです。
でも、逆を言えばそういうシーンは少なくケイルの心の中のトラウマ的なものを上手に表現して映画を盛り上げていったことは評価できると思います。
映画全体には無駄なシーンや退屈なシーンは少なく、全体を通して楽しめる映画になっています。
実は僕は一部ながら見をしていたのですが、ストーリーが単純なので見失うことなくラストまで楽しめました。
そんな感じで手軽に楽しめる映画です。
手元の作業しながらみるサイコスリラー映画としてお勧めですよ。
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