「涙するまで、生きる」の感想・レビュー(ネタばれ有り)

涙するまで、生きる

English🇬🇧
涙するまで、生きる涙するまで、生きる
★★★★☆彡
原作 「The Guest」アルベール・カミュ
監督 ダヴィド・オールホッフェン
製作国 フランス
上映時間 101分

こんにちは。
しんじです。
今回は2015年フランス製作された「涙するまで、生きる」の感想を書きます。
主演は僕のお気に入りの俳優ヴィゴ・モーテンセン!!
彼の出演作はそんなに多くはないけど、どの映画もクオリティが高いです。
最近では「グリーンブック」が話題になりましたよね。
涙するまで、生きる
今作は日本未公開という事で知る人は少ないと思います。
私もたまたまAmazonプライムビデオで配信していたので見た限りですPukuPukuMarine

あらすじ 感想

あらすじ
時は1954年のアルジェリア
長きにわたるフランス統治下にあったアルジェリアは独立運動が高まっていた。
各地で独立派アルジェリア人とフランス軍との衝突が続いていた。

ここにアルジェリア生まれのフランス人ダリュ(ヴィゴ・モーテンセン)がいた。
彼は少佐という肩書を持つ元軍人だ。
今は砂漠に囲まれた小さな村の小さな学校の教師をしている。
涙するまで、生きる

彼は小さき子供達には大きく世界を見る見識、教育こそが大切なものと考えている。

ある日、憲兵がダリュのもとにひとりの男を連れてきた。
男の名はモハメド
涙するまで、生きる

男は村で殺人を犯してしまった。
そのまま村に置いておけば村人のリンチで殺されてしまう。
公正な裁判にて裁くためタンギーの町まで連れて行かなければならない。

憲兵は男を町まで連れていく仕事をダリュに押し付けて去ってしまう。
仕方がなくダリュは男を一晩食事と宿を与えた。
だが翌日、ダリュを追った村人の襲撃にあってしまう。

面倒ごとはご免とダリュは男に「好きなところへ行け」と追い出そうとするが、男はタンギーの町で裁判にかけさせてほしいと願うのだった。
涙するまで、生きる

普通なら一日半もあればたどり着く旅だが、ダリュを追う村人、独立派アルジェリア軍とフランス軍の争いなどに巻き込まれていく。
順調にいけば一日半もあればたどり着く旅だが、ダリュを追う村人、独立派アルジェリア軍とフランス軍の争いなどに巻き込まれていく。 @@@

ダリュは言う。
村にいても殺されるが、裁判をしたところで、おまえの極刑は免れない。どちらにしろおまえは死ぬんだ。お前はどこへでも行くがいい。死ぬことを選ぶことはない。
順調にいけば一日半もあればたどり着く旅だが、ダリュを追う村人、独立派アルジェリア軍とフランス軍の争いなどに巻き込まれていく。 @@@

その言葉を前にしてもモハメドは町での裁判を受けたいという。
その理由とは・・・

やがてダリュはモハメドに対してひとつの願いを持つようになる。

それはもしかしたらダリュが教育者であろうとする所以なのかもしれなかった。
順調にいけば一日半もあればたどり着く旅だが、ダリュを追う村人、独立派アルジェリア軍とフランス軍の争いなどに巻き込まれていく。 <table cellpadding=

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あらすじ 感想

感想

僕は今、Amazonプライムで「進撃の巨人ラストシーズン」を視聴中です。
その8話を観たばかりなのですが、ちょうどこの映画のテーマと同じものでした。

この映画が訴えていることは、簡単なことのようで、そんなに簡単なことではない。
それを色濃く表しているのが今も続く中東の争いでしょう。

今を生きる人々が何百年、何千年前の禍根に縛られ突き動かされてしまう。
その人たちにとっては何よりも大切な事。

でも、今、銃弾に倒れた人は、いったい何をしたというのだろう。
何か殺されるようなことをしたのか?

モハメドは自分の死によって村人から家族を守ろうとする。
だが、それはモハメドの弟が兄を死へ追いやった村人を恨む原因にもなる。
負の連鎖だ。

常に「生きる道」があるにもかかわらず、「死への道」しか見ることができないモハメド。

アルジェリア軍とフランス軍の衝突に巻き込まれ人の死を間近でみるモハメド。
涙するまで、生きる

この人たちの死は何を残すのだろうか。

いつしかダリュはモハメドに「生きる道」を見つめることを願う。

これこそがダリュが子供たちに教えたかったこと教育者であろうとした理由だたのではないでしょうか。

自分たちの世界、自分たちの過去だけでなく、世界にある可能性を知る見識を子供たちに授けたかったのではないでしょうか。
涙するまで、生きる

この映画が語るものは反戦でもないし、過去の歴史に戦う人々を否定するものではなく、ただ「生への道は何の隔たりもなくすぐ近くにある。」それ静かに訴えているように感じました

映画のラストでそれを見届けるダリュの姿が胸を打ちます。
涙するまで、生きる

派手なアクションもなく、何もない砂漠景色。
涙するまで、生きる

そんな静かに進む物語に小さな灯を見ることができる映画です。

穏やかな春の陽がさす日に、ゆったりと観たい映画です。
たまにはこんな映画もいいのではないでしょうか。
お勧めです。

今回もヴィゴ・モーテンセンの演技は素晴らしかったです
涙するまで、生きる

そして私がとても気に入った場面はここです💚
突然の土砂降りの雨。
砂漠の中、見つけた小屋に入る場面です。
涙するまで、生きる

ここの場面がとてもユーモラスで、今までの殺伐とした気持ちが一気にほぐれます。
映画の中でのターニングポイント的な重要な場面ですよね。

あらすじ 感想
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Review of Movie
Hello.
This is Shinji.
This time I wrote a review of the 2015 movie “Loin des hommes”.
The movie is starring “Viggo Mortensen”.
He is my favorite actor.
This movie was like finding a faint light in an empty desert landscape.
A man who only sees the “road to death”.
However, the “way to live” is very close to everyone.
A mind that changes throughout the journey.
Daru hopes Mohamed will someday walk the “way of life.”
涙するまで、生きる

Isn’t that the same reason he tried to be a children’s teacher in the village?
Viggo Mortensen was a great performer.
涙するまで、生きる

I like this scene💚
A hut found in the rainy desert.
When I broke through the door and went inside, there was no roof in the hut.
涙するまで、生きる

I thought this scene was a very meaningful scene in the movie.
It’s a very nice movie.
This is a recommended movie.

投稿者: emo-shinji

東京中野区でPukuPukuMarinというDiving serviceをしています。 PADIのMasterScubaDiverTrainerというインストラクターです。 EFRの救急救命のインストラクターでもあります。 ずーっと伊豆を中心に潜っています。初島と西伊豆の黄金崎を得意としています。ダイビングと映画で満足です。

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