「ロボコップ(2014)」の感想・レビュー(ネタバレ有り)

ロボコップ

ロボコップロボコップ(2014)
★★☆彡☆☆
監督 ジョセ・パジーリャ
脚本 ジョシュア・ゼトゥマー
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 117分

こんにちは、しんじです。
今回はリメイク版「ロボコップ(2014年)」の感想を書こうと思います。
この映画は1987年版の脚本をもとにつくられたと言われています。
リメイクにあたってはいろいろな壁があったようで2005年に企画が始まり度重なる製作延期をたどりながら2012年に撮影が始まったようです。
おそらくはヨエル・キナマンのスクリーン出世作と言っても良いのではないでしょうか?
PukuPukuMarine

あらすじ 感想

○あらすじ
犯罪が止まない混沌とした世界。
世界では多くのロボット型兵士が犯罪の取締りを行っていた。
それはオムニ社による軍事型ロボットによるものだった。

ロボコップ

海外の紛争地においては量産型軍事ロボットのTOPシェアを持つオムニ社だったが、母国アメリカにおいては、そううまくはいかなかった。
それは人々の倫理観によりオムニ社の合法化を阻んでいた。

ある反対議員はこう言うのだ。
ロボットが子供を撃つときに何を思う?

答えはNothingだ。

オムニ社はこう考えた。
人々が求めるのはスーパーヒーローだ。
人の心を持ち完全無欠なロボットの強さ。
つまり人とロボットの融合

デトロイト警察のマーフィー刑事(ヨエル・キナマン)は武器の密輸犯罪の捜査をしていた。

ロボコップ

だが捜査が一向に進展しないのは警察が汚職されているからだ。

マーフィー刑事は犯罪者と身内の汚職刑事の手により、車に仕掛けられた爆弾により再起不能なほどの重傷を負う。

ロボコップ

オムニ社は人道的な観点からマーフィー刑事の妻クララの承諾を得てマーフィー刑事をロボコップとして復活させる。

目を覚ますマーフィー。
金属のアーマーの身体、動くたびに鳴り渡るモーター音、重量感のある足音。

夢か?リアルな夢だ。まるで機械が自分の身体のようだ。」

ノートン博士(ゲイリー・オールドマン)により経緯の説明を聞くと現実を受け入れられず暴走する。

博士は本当のマーフィーの姿を見せた。

こ、これが俺か?ほとんど残っていないじゃないか・・・

アーマーが脱がされたマーフィーの身体は脳と顔と膨らんでは縮む肺しかなかった。

マーフィーは自宅に帰り妻クララと息子と再会する。
クララはサイボーグとなったマーフィーを受け入れるが、幼い息子はその姿に動揺していた。

一方オムニ社は人の心を持つロボコップの完成型をアメリカ全土へ配備できると思っていた。

オムニ社のシステムにより選ばれた犯罪を駆逐するロボコップ。

ロボコップ

しかしロボコップにはマーフィーの感情があった。
システムはエラーを起こし犯罪はマーフィーの意志で選ばれ始める。

まず自分が犠牲となった犯罪者と警察による汚職を暴き始めたのだ。

オムニ社はロボコップが汚職事件を暴き始めたことに危機感を覚える。
世の中の汚職事件を暴き始めればいずれオムニ社自身の破滅を招きかねないからだ。
オムニ社はレイモンド社長(マイケル・キートン)の命令でマーフィーの廃棄を決定する。
ロボコップ

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あらすじ 感想

〇感想
過去のSF名作がもしも今の最新VFX技術で蘇ったらいったいどうなるのだろう?
そんな願いを受けいくつもの名作がリメイクされました。

「宇宙戦争」「地球が静止する日」「タイタンの戦い」などなど。
宇宙戦争 地球が静止する日 タイタンの戦い

成功?失敗?
この評価は一概には決めることができないでしょうが、最新の技術が映画を面白くするものとは限らない。
この2014年版の「ロボコップ」もそれに該当する作品と言えるでしょう。

ロボットの動き、特に大型ロボット「ED-209」などは昔など比べ物にならないほどの映像になっている。

ロボコップ

でもそこに描かれるリミットを超えるような狂気感が全然違うのだ。

1987年のあの不安定な映像がED-209の狂気性とマッチしていたのです。

ロボコップ

この特殊映像の不安定感は現実とは違う世界の迫力を出すことがある。
もしかしたら視覚からの違和感が心に不快感を与えるせいなのかもしれませんね。

そして昔の「ロボコップ」を重ねてリメイク版を見た人が一番がっかりしたのが、あのB級映画的なとびぬけたバイオレンス性をこの映画からは感じることができなかったことでしょう。

このリメイク版のロボコップは手・足が吹っ飛ぶような残虐的な映像はほぼありません。
おそらくはマーフィー刑事と家族のドラマ性を重視した作りにしていると思うのです。

だからロボコップは目が覚めた瞬間からマーフィーの記憶があり、マーフィーの心の葛藤から物語が始まるのです。

ロボコップ

しかしこれは失敗だと私は思います。

これっていわゆる出オチみたいなもので、ロボコップ登場と同時にここを描いてしまうと、このあとロボコップの心情は何を描けばいいかわからないですよね。

そこはやはり旧作のほうがうまかったですね。
感情を排除したはずのロボコップが見るはずのない夢を見て自分が何者かを思いだす。
そしてロボコップとなったマーフィーが「自分が何者か?」を求める物語だからです。

そしてリメイク版のもうひとつの失敗天敵をつくらなかったことです。
自分を陥れた悪者の悪行が描かれず、最後の敵オムニ社の社長も具体的な悪行はなかったのです。

いったい誰が悪者なの?敵は?

そんな感想が残ってしまうのです。

オムニ社の社長に関しては善・悪を抜きにすれば企業戦士としての印象しか残らないですからね。

ロボコップ

そもそもこの映画の中でロボコップを合法的にするにはどのようにすべきかを話し合う企業側を興味深く描きすぎてしまいました。
逆にロボコップをアメリカでどのように販売・シェアを獲得する企業の姿に焦点を当てた社会派映画にしたほうが面白かったかもしれませんよ、きっと。

ロボコップ

1987年のロボコップは残虐に殺されたマーフィーだからこそ感情移入ができ、感情を消されたロボコップだからこそ自分が何者かを探すロボコップに心を打たれた

だからこそ勧善懲悪のドラマが出来上がり、ラストで「君、名前は?」の問いに「マーフィー」と答えるロボコップを見てニンマリできるオチを楽しむことができたんですよね。

リメイク版はその逆を行ってしまったための失敗といっていい。

そして何よりも最初と最後のサミュエル・L・ジャクソンが演じる番組が陳腐。
ラストは何かしらの皮肉を込めているのでしょうが、これって監督のセンスなさすぎとしか思えない。
ロボコップ

今回、僕は吹替え版でみていたのですが、ゲイリー・オールドマンの声をあてる安原義人さんの演技はやっぱりすばらしい(ゲイリー・オールドマンもね。)。

そしてデトロイト警察のディーン本部長の声をあてたのが小宮和江さん

ロボコップ

この小宮和江さんは実はナンシー・アレンの声をあてている方です。
ナンシー・アレンは旧作でマーフィーの相棒アン・ルイスをやった女優さんですよ。
ロボコップ

だから本部長が「マーフィー」と言うたびに、どうしても旧作が頭をよぎってしまうことになりました。
比べて観ないようにという計画はここで阻まれたと言っても過言ではないですね(笑)

バイオレンス映画としてみるよりも非合法な製品を合法にしようとする企業の姿を描いた映画として観るとまた違う楽しみがある映画ですよ。

あらすじ 感想
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投稿者: emo-shinji

東京中野区でPukuPukuMarinというDiving serviceをしています。 PADIのMasterScubaDiverTrainerというインストラクターです。 EFRの救急救命のインストラクターでもあります。 ずーっと伊豆を中心に潜っています。初島と西伊豆の黄金崎を得意としています。ダイビングと映画で満足です。

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