ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ
★★★★★
監督 ステファノ・ソリマ
脚本 テイリー・シェリダン
配給 KADOKAWA
DVD Happinet
上映時間 122分
こんにちは、しんじです。
今回はベニチオ・デル・トロ主演「ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ」の感想を書きます。
今回、この記事を書く前に、前作「ボーダーライン」で書いた記事を読みなおしました。
なぜなら、前作ではラストのベニチオ・デル・トロの復讐の場面だけが印象に残っていて、ストーリーや出演者さえ覚えていなかったからです。
今回、出演しているジョシュ・ブローリンの存在も忘れていて、「お、新キャストだ。」など呆けたことを言っていたのですから・・・
読み直して、「なるほど」とうなずいてしまいました。
そのことも感想に書いています。
あらすじ | 感想 |
メキシコからの違法移民は今やアメリカには頭の痛い問題だ。
その取締りのさなか起こった自爆テロ、そして続けざまにカンザスシティにて一般市民が犠牲になる自爆テロが起きた。
政府は犯人に対して宣戦布告をする。
自爆テロに麻薬カルテルが関係していると踏んだ政府は、ダーティーな仕事専門のマット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)を呼び寄せる。
マット・グレイヴァーはやるからには汚いこともする。それを容認するように政府側に約束取り付ける。
作戦は麻薬カルテルの組織同士を内戦状態にし、弱体化させるというものだった。
そのきっかけに組織のボスの娘イザベル・レイエス(イザベラ・モナー)を誘拐する作戦だ。
この作戦には欠かせない自分の右腕となる信用できる腕利きが必要だ。
当然のようにアレハンドロ・ギリック(ベニチオ・デル・トロ)にミッションの参加を要請する。
ボディガードを殺し下校するイザベルの拉致を成功させた。
作戦は順当に進んでいるかのように見えた。
だが、イザベルを護送中に協力体制をとっていたメキシコの部隊と警察が裏切った。
マットの部隊は、メキシコの裏切り兵と警察を殲滅することになる。
しかし、事を秘密裏に行いたかったこの失敗を許さなかった。
秘密の作戦が表ざたになれば、支持を失いかねないと大統領は作戦の中止を命令した。
政府側は中止とともに作戦の隠匿を命令する。
マットに与えられた新任務。
アレハンドロとイザベルの抹殺・・・・
行方をくらませたイザベルを保護したアレハンドロ。
マットからの連絡に、全てを察するアレハンドロ。
「おまえはお前の仕事をしろ。俺は何とかする。」
マットはこのくそったれな新任務を遂行するのか・・・
アレハンドロに心を開き始めたイザベル。
彼は彼女を救い、そして逃げ切ることができるのか・・・
あらすじ | 感想 |
前作の「ボーダーライン」の2倍は面白いですよ!!!
そう、前作の感想でもそれとなく述べていたのです。
前作の主人公ケイト・メイサー(エミリー・ブラント)の存在が邪魔であることを。
彼女の視点で進む前作ですが、これが何とも鬱陶しい!
そのため、ストーリーも散漫な感じになってしまいました。
ラストのアレハンドロの復讐だけが強烈な印象を残す結果、主人公が誰なのかもわからなくなってしまいました。
今回はその邪魔なケイトを削除し、マットとアレハンドロの2名に焦点をあてます。
ストーリーを追うことが容易になりました
結果、十二分に映画を楽しむことができました
ストーリーも下手に変な伏線をはらずに、ハードボイルドに非情な世界・裏切りと苦悩・友情を描いていて、本当にわかりやすかった
さらにイザベル役のイザベラ・モナーが可愛く花を添えます。
自分の仇の娘を守るために漢を魅せるアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)が超絶にかっこいいです。
もう、この人以外にこの役出来る人いないでしょ。ってくらいにかっこいいですよ
マット(ジョシュ・ブローニン)は一番泥をかぶる形になってしまいました。
イモ引き政府のケツを拭くために、友であるアレハンドロを殺害しなくてはならなくなってしまう・・・
しかし彼もまた漢だ。
ラストは彼のアレハンドロの意思を組みイザベルを助けるというね・・・
もう漢が漢の想いを知る。
なんとも「北斗の拳」の世界じゃないですか!
この作品はなぜかスピンオフとか言われることがあるようですが、いや、これこそが本物のだと私は言いたい!
この映画の監督ステファノ・ソリマさんは存じませんが、「やるじゃない。」
この映画で僕が一番好きな場面は、聾の男性にアレハンドロが手話を使う場面です。
その様子をみるイザベル。
何となく凄く心に染み入る場面なのですよ。
聾という違う世界にいる男性に話しかけるアレハンドロ。
「違う世界にいる自分にも手を差し伸べてほしい」
彼女のそんな隠れた心情を浮かび上がらせる場面です。
その内面の心情を表現するのに、こんな素敵なシーンを挿入するなんてexcellent!👋👋👋
>よくあるこの映画の疑問点を解決!!
前作で仇である麻薬王アラルコンを殺害したのに、今回はなぜイザベル・レイエスの父親が仇になっているの?
辻褄が合わない。
これはこう考えましょう☝
麻薬カルテルは組織。
命令するもの(ボス)→命令する(直部下)→命令する(下部組織)→実行(部隊)
このようにアレハンドロの仇は数限りなくいるのです。
これで、解決(笑)
さて、今回は「続く」を期待させる終幕でしたが、「ボーダーライン3」も制作される予定ですね。
第一作のドゥニ・ヴィルヌーブがメガホンをとる可能性が高そうですね。
僕は今回のステファノ・ソリマでもいいのですが・・・
次回作はあの少年がきっと話の軸になっていくのでしょうね。
いったいどうなるのだろう・・・
凄く気になります!
とにかく超かっこいいベニチオ・デル・トロを楽しめる作品です。
うえにストーリも面白かった今作。
超お勧めですよ!!
あらすじ | 感想 |
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Hello
This is Shinji
This time “Benicio del Toro” starring
I wrote the impression of “Sicario: Day of the Soldado”.
By eliminating the extra cast of the previous work, the story became very understandable.
A ruthless world.
Betrayal and anguish.
friendship.
It’s a very cool hard-boiled movie.
This is a highly recommended movie.
Summary of this article.
Good point
Director’s work
Movie screenplay
Benicio del Toro is cool.
Man and man friendship
Isabela Moner is cute
It is wonderful to express Isabel’s sentiment in the “sign language” scene.
She hopes that “someone will reach out to her”.
Bad point
None
Anyway, Benicio del Toro is so cool.
And I’m really looking forward to the rest of the story